多々見良三
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多々見 良三 たたみ りょうぞう | |
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生年月日 | 1950年8月26日(70歳) |
出生地 | 石川県かほく市 |
出身校 |
金沢大学医学部医学科卒業 金沢大学大学院医学研究科博士課程修了 |
前職 |
舞鶴共済病院病院長 金沢大学医学部臨床教授 |
所属政党 | 無所属 |
称号 | 医学博士 (金沢大学 1980年) |
公式サイト | たたみ良三 オフィシャルサイト |
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当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2011年2月18日[1] - 現職 |
多々見 良三(たたみ りょうぞう、1950年(昭和25年)8月26日 - )は、日本の医師、政治家。京都府舞鶴市長(3期)。
経歴[編集]
石川県河北郡高松町(現・かほく市)出身。金沢大学医学部医学科卒業。同大学大学院医学研究科博士課程修了。1980年、同大学第二内科に入局。脂質代謝の研究を行い、1982年に舞鶴共済病院に内科医員として赴任した。以後、舞鶴共済病院で地域医療を支え、専門領域である循環器科心カテーテル術で京都府下1位、近畿地区でも5位の手術を手掛けた。
2003年に市立舞鶴市民病院で医師大量退職が起こると、舞鶴地区の地域医療に全力を尽くし、2005年には同じく循環器医師で金沢大学卒の石瀬昌三から病院長を引継ぎ就任。舞鶴市民病院再建を図る委員会の委員にも就任した。しかし、舞鶴市長に齋藤彰が就任すると、同じく舞鶴市内にある国立舞鶴医療センター、舞鶴赤十字病院、舞鶴市民病院、舞鶴共済病院が4総合病院を統合し、1つの基幹病院に再編する案が浮上。これに強く反発した多々見は委員を辞し、舞鶴共済病院も再編案から離脱した。
2010年12月、翌年2月に予定されている舞鶴市長選に出馬を表明、舞鶴共済病院を退職し出馬。2011年2月6日に行われた舞鶴市長選において現職の齋藤彰を大差で破り第20代舞鶴市長に就任した。
2015年2月に舞鶴市長選に立候補し、初めて自由民主党と民主党の推薦を受け、共産党推薦候補を大差で破り再選を果たした。
2018年4月4日に行われた大相撲舞鶴場所にて、土俵上での挨拶中に突然倒れ、市内の病院に救急搬送された。土俵上で看護師と見られる女性が心臓マッサージを行った際、場内アナウンスを担当していた若手行司が「女性の方は土俵から下りてください」と注意し物議をかもした[2]。観客席から土俵に上がって救命処置にあたった複数の女性達の中で少なくとも1人は医師でもある多々見市長がかつて院長を務めた病院の看護師であった[3]。なお、女性は主催した実行委員会からの感謝状を贈りたいとの連絡に「当たり前のことをしただけ」と固辞している[4]。
搬送された病院での精密検査の結果、クモ膜下出血と診断され、ただちに手術が行われた。手術後、容体は安定し、約1ヶ月間入院することになった[5]。 舞鶴市は同年5月8日、倒れてから約1カ月を受け会見し、順調に回復していることから6月上旬に職務復帰の検討をすると明らかにした。手足のまひや運動障害はないという。職務代理者の堤茂副市長によると、7日に初めて病院で約30分間面会。顔色は良く、救命処置をした人や医療関係者らに「心から感謝し、一日も早く公務復帰をしたい」と話したという。一般病棟で1カ月程度療養する[6]。
2018年6月28日に公務復帰。
2019年2月に舞鶴市長選に立候補し、自由民主党と公明党の推薦を受け、共産党候補を大差で破り3選を果たした。
年譜[編集]
- 1976年(昭和51年) - 金沢大学医学部医学科卒業。第二内科に入局。
- 1980年(昭和55年) - 金沢大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。
- 1982年(昭和57年) - 舞鶴共済病院循環器科へ赴任。
- 2004年(平成16年) - 舞鶴共済病院副院長に就任。
- 2005年(平成17年) - 舞鶴共済病院病院長に就任。
- 2007年(平成19年) - 金沢大学医学部臨床教授に就任。
- 2008年(平成20年) - 福井大学医学部非常勤講師に就任。
- 2011年(平成23年) - 舞鶴市長選に出馬、初当選。
- 2015年(平成27年) - 舞鶴市長選に再出馬、再選。
- 2019年(平成31年) - 舞鶴市長選に再出馬、3選。
信条と理念[編集]
- 努力が報われる社会
- 真の弱者を助け合う社会
- 信頼を裏切らず、約束を守り、感謝を忘れず
主な役職[編集]
脚注[編集]
- ^ 京都府知事・市町村長・議会議員任期満了日一覧 [各種選挙のお知らせ ]/京都府ホームページ
- ^ 詳細は「土俵#女人禁制」を参照。
- ^ 出典:http://www.iza.ne.jp/smp/kiji/events/news/180405/evt18040522110024-s1.html“「下りなさい」相撲協会員、口頭でも直接指示”. 産経新聞. (2018年4月5日)
- ^ “土俵で救命処置の女性、感謝状を固辞 「当然のことした」”. 朝日新聞DIGITAL. (2018年4月6日) 2018年4月6日閲覧。
- ^ “倒れた市長はくも膜下出血 大相撲巡業の土俵上”. 日本経済新聞. (2018-04- 05) 2018年4月5日閲覧。
- ^ [http://s.kyoto-np.jp/politics/article/20180508000166 “土俵上救命「心から感謝」 京都・舞鶴市長、6月に職務復帰検討”]. (2018年5月8日) 2018年6月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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