塩谷太郎
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塩谷 太郎(しおや たろう、旧字体:鹽谷 太郞、1903年 - 1996年)[1]は、日本の翻訳家。
略歴
[編集]群馬県[1]桐生市生まれ。群馬県立桐生中学校出身。東京外国語学校(現・東京外国語大学)ドイツ語部[1]を卒業。商社勤務を経て[1]翻訳家になる。ドイツ語圏、英語圏の児童文学・ノンフィクションなどを日本語に翻訳した。最初の訳書はおそらく1941年のテオドル・シュトルム『少女ローレ』(改造社)。(ヴィツキー・バウムの長篇 Das große Enimaleins を訳出したが、出版に至っていない。[2])
訳書の総数は約200冊に上る。日本児童文学者協会および日本児童文芸家協会に所属した。
著書
[編集]主な翻訳
[編集]ドイツ語からの訳書
[編集]- 『少女ローレ』(テオドル・シュトルム、改造社) 1941
- 『一本⻆の野牛』(シュトルム、墨水書房) 1941
- 『バンビ物語』(フェーリクス・ザルテン、講談社) 1953
- 『点子ちゃんとアントン』(エーリッヒ・ケストナー、講談社) 1965
- 『りんごの木の上のおばあさん』(ミラ・ローベ、学研、学研小学生文庫) 1969、のち改題『リンゴの木の上のおばあさん』(岩波書店、岩波少年文庫) 2013.6
- 『アレッサンドリア物語』(ヴィルヘルム・ハウフ、学研) 1970
- 『ジム=ボタンの機関車大冒険』(ミヒャエル・エンデ、講談社) 1974
- 『にげだしたおばけやしき』(シュパング、文研出版) 1974.8
- 『シュペッサルトの森の宿屋』(ハウフ、偕成社、偕成社文庫、ハウフ童話全集) 1977.10
など
英語からの訳書
[編集]- 『ツタンカーメン王のひみつ』(ハワード・カーター、講談社) 1965、のち青い鳥文庫 2001
- 『モンテズマの王女』(H・R・ハガード、平凡社) 1957
- 『タイムマシン』(H・G・ウェルズ、岩崎書店、SFロマン文庫) 1972、のちフォア文庫 1979.10
- 『緑の屋敷の秘密 - 少女探偵ナンシー』(キャロリン・キーン、金の星社) 1999
など
出典
[編集]- ^ a b c d キャロリン・キーン著、塩谷太郎訳『緑の屋敷の秘密 - 少女探偵ナンシー』(金の星社、1999年、ISBN 4-323-09006-4)の訳者紹介欄
- ^ ヴィツキー・バウム, 塩谷太郎 訳,『昨日も明日も』昭森社, 1942 あとがき