司書房

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株式会社 司書房
Tsukasa Shobou
種類 株式会社
本社所在地 日本
104-0032
東京都中央区八丁堀一丁目4番10号[1]
設立 1948年7月5日[1]
業種 出版業
事業内容 雑誌・書籍関連の出版業務全般ほか
代表者 石井文彦(代表取締役)[1]
資本金 4500万円[1]
売上高 30億円(2005年度年商)[1]
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株式会社司書房(つかさしょぼう)は、かつて存在していた日本出版社

概要[編集]

桃園書房の子会社で、かつては東京都千代田区三崎町にあり、末期には中央区に移転していた。第二次大戦後に土地を取得した初代オーナーが設立。阿佐田哲也こと色川武大が麻雀放浪の後に就職した出版社としても知られる。

親会社の桃園書房が文学釣りなどの出版物、子会社の司書房が成年向け出版物と取扱いを分けていたが、後期にはこの区分は曖昧になる。2005年頃の会社売却後、新オーナーのもとで八丁堀の社屋に移ったあとはかつての区分に戻されたが、実際の編集作業では桃園書房と司書房の社員が会社の区分なしに作業をしていた。

不定期刊行の大型本(ムック)「ツカサムック」、成人向け漫画の単行本レーベル「ツカサコミックス」などを刊行していた。

沿革[編集]

  • 1985年頃、森山塔(現・山本直樹)の単行本で特需。
  • 1995年頃、隣にあった直前に倒産したベップ出版のビルを買収し、双方のビルの壁をぶち抜いてひとつのビルにするという改築をする。
  • 2005年頃、設立者一族が株を売却、オーナー、取締役陣が一新。旧体制よりも意欲的な出版を試みるが成績不振。
  • 2006年、桃園書房とともに三崎町から八丁堀へ移転。その後編集部員のリストラを決行したものの労働争議となり敗訴した。
  • 2007年
    • 春頃、下請け、作家及び印刷・製本業者への支払いが滞り始める。
    • 8月、「9割免債」を提示するも、ほとんどの債権者は承諾しなかった。
    • 9月、桃園書房とともに破産宣告を受け消滅した。

主な雑誌[編集]

以下の分類は便宜上から区分した独自のもの。

成人向け漫画雑誌[編集]

  • コミックドルフィン(1992年 - 2007年)[2]
  • コミックラッツ(1993年 - 2002年)[3]
  • コミックドルフィンJr(1994年 - 1997年)[4] ※後継誌は『コミック旋風』
  • コミック旋風(1997年 - 1998年)[5]
  • コミックオルカ(2000年 - 2001年)[6]
  • コミックプッチモエ
  • コミックドルフィン大将
  • コミックペリカンハウス

SM系雑誌[編集]

  • SMファン(1971年 - 1988年)[7]
  • 別冊SMファン(1972年 - 1985年)[8]
  • SMフロンティア

その他の雑誌[編集]

  • ビッグ麻雀(1986年 - 1988年)[9]
  • ザ・ナイスMAGAZINE(1986年 - 1998年)[10]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 株式会社司書房|会社案内|会社概要(2007年12月13日時点のアーカイブ
  2. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|コミックドルフィン(司書房)1992
  3. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|Comicラッツ(司書房)1993
  4. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|Dolphin junior コミックドルフィンJr(司書房)1994
  5. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|Comic旋風 コミック旋風(司書房)1997
  6. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|Comic旋風 コミックオルカ(司書房)2000
  7. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|SMファン(司書房)1971
  8. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|別冊SMファン(司書房)1972
  9. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|ビッグ麻雀(司書房)1986
  10. ^ 国立国会図書館サーチ|書誌詳細|ザ・ナイスmagazine(司書房)1986

関連項目[編集]

外部リンク[編集]