十人十色/金魚の歌

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十人十色/金魚の歌
BANZAI JAPANシングル
リリース
規格 シングルCD
ジャンル J-POP
レーベル 発売元:Victoria Beats
ロックフィールド
販売元:日本コロムビア
チャート最高順位
BANZAI JAPAN シングル 年表
今夜もとってもダンスでざんす
(2018年7月1日)
十人十色/金魚の歌
(2019年6月26日)
万歳賛唱
(2019年11月20日)
ミュージックビデオ
『十人十色』BANZAI JAPAN MV - YouTube
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『十人十色/金魚の歌』(じゅうにんといろ/きんぎょのうた)は、2019年6月25日に発売された女性アイドルグループBANZAI JAPANのシングルCD。アイドル専門レーベルVictoria Beats×日本コロムビアの第3弾配給作品[4]であり、BANZAI JAPAN初のメジャーリリース作品。

概要[編集]

「日本が持つ素晴らしい魅力」を世界に発信するため2014年に結成された“47都道府県天下統一アイドルユニット”BANZAI JAPANが、自主流通盤等を経て満を持して発表した初のメジャー配給作品[注 1]。新曲の『十人十色』とライブで盛り上がる人気曲『金魚の歌』を両A面として、カップリング曲には同じくライブでの根強い人気を誇る「コノハナサクヤ姫」を収録している。

本作は2019年3月23日のミニワンマンライブ『三寒四温』にて発売決定が発表され、タイトルも公表された。ライブの既発表曲である『金魚の歌』(2018年8月の主催ライブ『夏BAN祭゛2018 IDOL WARS』で初披露)、『コノハナサクヤ姫』(2017年11月のスペシャルワンマンライブ『千人斬り』で初披露)の2曲と異なり、新曲『十人十色』は5月25日に開催されたミニワンマンライブ『一五一十』にて初めて披露された。『十人十色』はEDM風のミドルアップテンポのポップチューンで「個性」について歌われている。なお、「十人十色」はBANZAI JAPANの同年の活動テーマでもあり、10月12日に開催予定のワンマンライブの公演タイトルにもなっている[5]

収録曲[編集]

マネージャープロデューサーのOSmanは『十人十色』発注時の楽曲イメージについて「SADSの"TOKYO"をインスパイアした」としており、「また、全然ちげー曲あがってきてんじゃねーか!!!」と語っている[6]

「十人十色」についてはグループ初のミュージック・ビデオ(MV)制作が企画され、音楽専門クラウドファンディングサイトのmuevo上において2019年3月15日から同年4月30日までの間にかけてMV作成のためのクラウドファンディングが敢行され、目標を上回る支援が集まった。制作されたMVのエンドロールにはリターンとして支援者の名前が付されている[7]

「金魚の歌」はシンガーソングライターのすがわらあやの楽曲が元になっている。当時5歳くらいのすがわらの娘(次女)百萌ちゃんが緩和ケアを受けていたおばあちゃんのために歌ったフレーズをサビとして書き上げた。すがわら自身が施設へのボランティア慰問等で歌ってきたものをBANZAI JAPANの楽曲としてリリースするにあたり自ら一部書き直し、さらにRenn Saitoが編曲を施した。同曲には冒頭、児童(百萌ちゃん)の声で「きんぎょのうた」とタイトルコールが付くバージョンが存在する[8]。CD収録版ではオミットされているが、iTunes等ダウンロードサイト・ストリーミングサイトでアクセス可能なものはこの音声が付随している[9][10]

発売形態[編集]

盤種はType-A(QARF10008)~Type-E(QARF10012)までの5種で、ジャケットカバーアートが異なっている以外、収録内容等はすべて同一である。 ジャケット上のタイトル表記はType-A,Bが「金魚の歌 c/w 十人十色 / コノハナサクヤ姫」、Type-C,D,Eが「十人十色 c/w 金魚の歌 / コノハナサクヤ姫」となっている。(背表紙タイトルは盤種によらずカタログ掲載上と同じ「十人十色/金魚の歌」となっている。) また、発売と同時にiTunesAmazon MusicOTOTOYなどの音楽配信サイトでもダウンロード配信が開始された。

収録曲[編集]

  1. 十人十色
    作詞作曲編曲:Renn Saito)
  2. 金魚の歌
    (作詞・作曲:百萌/すがわらあや 編曲:Renn Saito)
  3. コノハナサクヤ姫
    (作詞・作曲・編曲:Renn Saito)
  4. 十人十色(カラオケ)
  5. 金魚の歌(カラオケ)
  6. コノハナサクヤ姫(カラオケ)

参加メンバー[編集]

安原めい/皆戸理芳/朝日珠莉愛/藤崎ふみ/笹川ささ/仲山コマ/志田りん/菜花まりあ/春川愛美/佐藤樹姫/島田玲奈/藤崎しおり/藤谷つかさ/朝日奈ゆうみ/里中空/花城沙耶

なお、レコーディングには参加していないものの、2019年3月に候補生ユニットASHIGARU JAPANに加入した滝嶌愛梨が一部盤種において裏ジャケットに写真掲載されている。

また、本作の発売に係るリリースイベントでは、一部日程に[注 2]卒業メンバー(元・東京都の伝道師)の中野向日葵が特別参加。パフォーマンス・特典会の双方に登場している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ インディーズレーベルで制作されメジャー配給ルートをもつ盤という点で、大手レコード制作会社が制作から携わる「メジャーデビュー」とは区別されている。用語の詳細はメジャー・デビュー_(音楽家)も参照
  2. ^ 中野の参加は、6月24日(月)タワーレコード新宿店でのイベント(中野向日葵(@himawaridaa)の2019年6月23日のツイート)と、同月30日(日)の渋谷マルイ屋上特設ステージ(BANZAI JAPAN(@BANZAIJAPANPJT)の2019年6月27日のツイート)および同日のタワーレコード新宿店でのイベント(中野向日葵(@himawaridaa)の2019年6月30日のツイート

出典[編集]

  1. ^ オリコンデイリー シングルランキング(2019年06月24日付)”. オリコン. 2019年7月3日閲覧。
  2. ^ CDシングルウイークリーランキング(2019年07月08日付)”. オリコン. 2019年7月3日閲覧。
  3. ^ Billboard Japan Top Singles Sales(2019年7月8日) | Charts | Billboard JAPAN”. Billboard_JAPAN (2019年7月8日). 2019年7月8日閲覧。
  4. ^ BANZAI JAPAN、Victoria Beatsより両A面シングル「十人十色 / 金魚の歌」発売”. 音楽ナタリー (2019年3月25日). 2019年6月26日閲覧。
  5. ^ 西村綾乃 (2019年6月2日). “BANZAI JAPAN「十人十色の花咲かせる」新曲でプロ始動”. アイドル@UtaTen. 2019年6月26日閲覧。
  6. ^ SUSHISTEのツイート(1132300798317158401)
  7. ^ 【BANZAI JAPAN】47都道府県天下統一アイドルの最新Music Video制作キャンペーン!
  8. ^ 夏BAN祭゛2018にて初披露!「金魚の歌」 - YouTube
  9. ^ すがわら [@taoruketto_moja] (2019年10月31日). "#rennsaito さんにアレンジしていただいた金魚の歌 おばあちゃんが緩和ケアの時に元気付けるために当時5歳くらいの次女が歌い出したサビを一曲にして #BANZAIJAPAN さんに歌って頂いた". X(旧Twitter)より2022年6月7日閲覧
  10. ^ すがわら [@taoruketto_moja] (2019年10月31日). "金魚の歌をBANZAIJAPANさんに歌って頂く前に、自分の曲として音楽ボランティアで伺った施設で歌わせて頂いて、私史上初めて何回もリクエストをいただいて、終わった後もずっと歌ってくれて、楽曲のお話が来た時に、元気になって頭に残る曲はコレだな!って歌詞をBANZAIさん仕様に書き直しました". X(旧Twitter)より2022年6月7日閲覧

外部リンク[編集]