北阪昌人

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北阪 昌人(きたさか まさと、1963年1月18日[1] - )は、日本のラジオドラマ脚本家作家日本放送作家協会会員・日本脚本家連盟会員。

略歴[編集]

大阪府生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業。1998年に「水の行方」で第26回NHK創作ラジオドラマ脚本懸賞入選[2]。8時間23分31秒の「世界でいちばん長いラジオドラマ」としてギネスに認定された[3]

NISSAN あ、安部礼司 〜 beyond the average 〜」をはじめ、「AKB48の"私たちの物語"」や「ラジオシアター~文学の扉~」、「Sound Library ~世界にひとつだけの本」など、ラジオドラマの脚本・構成を中心に1000作品以上手掛けるラジオドラマ界の第一人者。

著書に「ラジオドラマ脚本入門」などがある。

主な作品[編集]

※特記がない限り脚本担当

ラジオドラマ脚本・脚色・構成[編集]

現在
過去

テレビ番組構成・脚本[編集]

  • 第17回わが心の大阪メロディー(2017年、NHK)構成
  • うたコン(2017年~2019年、NHK)構成
  • 六本松愛し方改革(2018年、NHK福岡)脚本
  • となりのマサラ(2020年、NHK福岡)脚本
  • シン・にっぽん聴こう!(2022年、NHK Eテレ)構成

映画・舞台・コンサート・朗読劇[編集]

映画
  • 「精霊流し」(2003年)脚本協力
舞台
  • 「水の行方」(2001年)脚本・演出
  • 鉄道員」(2013年)
  • 「さくら、降るとき」(2014年)
  • 高汐巴「ショパンとジョルジュサンド ノクターン~帰らざる日々」(2021年)、「だれがオバンやねん!」(2023年)
コンサート
朗読劇
  • TOKYO READING CIRCUS 1st stage「5-Five!-」 (2021年)
  • 季節の朗読シリーズ 第2回 秋の朗読劇「絆」(2022年)

雑誌・ウェブ[編集]

  • 「路地裏のよろめき」(2015年〜、ナビブラ神保町)
  • 月刊誌PHP「あの日の駄菓子」(2017年~2020年)、「ランドマークの面影」(2022年、PHP研究所)
  • ひととき 「ミズノオト」(2018年〜2020年)、「あの日の音」(2021年~、ウェッジ社)文・イラスト
  • 月刊ドラマ「ラジオドラマ脚本入門」(2013年~2015年)、「ラジオドラマ脚本講座」(2015年~2023年、映人社)
  • 「私の東京物語」(2023年、東京新聞)エッセイ

書籍[編集]

  • 世界にひとつだけの本(2011年、PHP研究所)
  • えいたとハラマキ(2012年、小学館)日本図書館協会選定図書認定
  • 心がギュッと強くなる本 大切な人への手紙23通(2012年、PHP研究所)
  • ラジオドラマ脚本入門(2015年、映人社)
  • 「わたし」と平成 激動の時代の片隅で(2019年、フィルムアート社)
  • 思い出ごはん(2023年、PHP文芸文庫)

受賞歴[編集]

  • 1998年‐第26回創作ラジオドラマ脚本懸賞入選「水の行方」脚本
  • 2007年‐第62回文化庁芸術祭ラジオドラマ部門優秀賞・第44回ギャラクシー賞ラジオ部門選奨「プラットホーム」脚本
  • 2010年‐ 第48回ギャラクシー賞ラジオ部門奨励賞「Sound Library~世界にひとつだけの本」脚本
  • 2013年‐ギネス世界記録 世界でいちばん長いラジオドラマ 8時間23分31秒「NISSAN あ、安部礼司」脚本[4]
  • 2014年‐第51回ギャラクシー賞ラジオ部門選奨「前略倉本聰様~小山薫堂からの贈りもの」[5]構成
  • 2015年‐平成27年度日本民間連盟放送賞ラジオエンターテインメント部門優秀賞「夢の行方」[6]構成
  • 2016年‐ 第53回ギャラクシー賞ラジオ部門選奨「ライターのつぶやき~河北新報の5年」[7]脚本・構成
  • 2016年‐ 同 奨励賞「ポップコーン・オン・ザ・ギンザ1945-1952」[7]脚本
  • 2018年‐第55回ギャラクシー賞ラジオ部門入賞・平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオ教養番組優秀賞 エフエム徳島・TOKYO FM共同制作 鳴門第九アジア初演100周年記念企画 ドキュメンタリードラマ「歓喜の歌が響く街~第九の里・徳島県鳴門市の奇跡」[8]脚本・構成
  • 2020年‐国際ドラマフェスティバル in TOKYO 東京ドラマアワード部門ローカル・ドラマ賞 NHK福岡テレビ制作ドラマ「となりのマサラ」[9]脚本
  • 2021年‐第60回ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSラジオ&オーディオ広告部門入賞 旅ルミネ「聴いて旅する幕の内 おととめし」[10]構成・脚本
  • 2021年‐第58回ギャラクシー賞ラジオ部門奨励賞 ニッポン放送「ブッダのように私は死んだ」[11]脚本
  • 2022年‐第24回アジア太平洋広告祭(ADFEST 2022)メディア部門シルバー賞・オーディオ部門ブロンズ賞 旅ルミネ「聴いて旅する幕の内 おととめし」[12]構成・脚本
  • 2023年‐山陰広告賞2023ラジオ部門金賞 TOKYO FM×JFN オリジナルドラマ「『変身』~あなたに伝えられること」
  • 2023年‐山陰広告賞2023ラジオ部門金賞 FM山陰ラジオCM「しまね「ただいま」と「おかえり」の物語 石見神楽篇・島の汽笛篇・宍道湖篇」[13]脚本
  • 2023年‐第60回ギャラクシー賞ラジオ部門奨励賞 東北放送開局70周年記念番組 tbcラジオドラマスペシャル「記憶の箱舟」[14]脚本

脚注[編集]

  1. ^ 北阪 昌人:脚本家 プロフィール・略歴・代表作 | Japan Creator Bank”. japancreatorbank.com. 2024年1月11日閲覧。
  2. ^ 現在の創作ラジオドラマ大賞
  3. ^ あ、安部礼司│『安部魂(あべコン)』イベントレポート”. あ、安部礼司│『安部魂(あべコン)』イベントレポート. 2024年1月11日閲覧。
  4. ^ あ、安部礼司│『安部魂(あべコン)』イベントレポート”. あ、安部礼司│『安部魂(あべコン)』イベントレポート. 2024年1月11日閲覧。
  5. ^ FM, TOKYO. “第51回 ギャラクシー賞 ラジオ部門 TOKYO FMが大賞受賞! - TOKYO FM Information - TOKYO FM 80.0MHz -”. TOKYO FM. 2024年1月11日閲覧。
  6. ^ 表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. j-ba.or.jp. 2024年1月11日閲覧。
  7. ^ a b 第53回 ギャラクシー賞 ラジオ部門に、TOKYO FMの3作品が入賞!~選奨2作品・奨励賞1作品を受賞しました~”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2016年6月3日). 2024年1月11日閲覧。
  8. ^ エフエム徳島・TOKYO FM共同制作 鳴門第九アジア初演100周年記念企画ドキュメンタリードラマ 『歓喜の歌が響く街~第九の里・徳島県鳴門市の奇跡』 - TOKYO FM 80.0MHz - ナレーション 山根基世”. www.tfm.co.jp. 2024年1月11日閲覧。
  9. ^ 東京ドラマアウォード 20##”. 国際ドラマフェスティバル. 2024年1月11日閲覧。
  10. ^ 2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ACCシルバー受賞!TOKYO FMとルミネのコラボレーションによるお弁当×オーディオコンテンツ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2021年10月29日). 2024年1月11日閲覧。
  11. ^ 第58回(2020年度) - NPO法人 放送批評懇談会” (2020年11月17日). 2024年1月11日閲覧。
  12. ^ アジア太平洋広告祭 「ADFEST 2022」 においてシルバーとブロンズを受賞!TOKYO FMとルミネのコラボレーションによるお弁当×オーディオコンテンツ「聴いて旅する幕の内 おととめし」”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2022年4月22日). 2024年1月11日閲覧。
  13. ^ トピックス::山陰広告賞2023<ラジオ部門>金賞 を受賞しました-V-air エフエム山陰”. 2024年1月11日閲覧。
  14. ^ tbcラジオ|tbcラジオドラマ「記憶の箱舟」”. www.tbc-sendai.co.jp. 2024年1月11日閲覧。

外部リンク[編集]