加藤淳子
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加藤 淳子(かとう じゅんこ、1961年[1]6月 - )は、日本の政治学者、文学者。専攻は、政治過程論、公共政策論、比較政治学。東京大学大学院法学政治学研究科教授。再分配政策決定過程、政党連合理論等の研究で有名。近年は、神経政治学(ニューロ・ポリティクス)と呼ばれる、政治学と脳神経科学の融合を目指した研究を行っている[2][3]。
経歴
[編集]東京都生まれ[1]、静岡県立浜松北高等学校卒[4]、東京大学入学後、佐藤誠三郎らの影響を受け、1984年 東京大学教養学部後期課程教養学科を卒業[2]、86年 同大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻修士課程修了[2]、同年よりイェール大学大学院政治学部に留学し、89年 修士号[2]、92年 博士号取得[2]。93年 帰国し、東京大学大学院総合文化研究科助教授となり[2]、その後現職。イェール大学客員研究員(2007年-2008年)[2]。2012年12月1日から文部科学省日本ユネスコ国内委員会委員。 ひらがな表記の「かとうじゅんこ」名義で童話も書いている。
著書
[編集]単著
[編集]- The Problem of Bureaucratic Rationality: Tax Politics in Japan. (Princeton University Press, 1994)
- 『税制改革と官僚制』(東京大学出版会 1997年)ISBN 978-4130301084
- にじとそらのつくりかた(かとうじゅんこ)理論社 1999.3 (おはなしランドくじらの部屋) ISBN 978-4652002889
- Regressive Taxation and the Welfare State: Path Dependence and Policy Diffusion. (Cambridge University Press, 2003)
- 月の剣の物語 抜けなくなった剣(かとうじゅんこ)理論社 2009.9 (おはなしルネッサンス)ISBN 978-4652013175
共著
[編集]- (加藤淳子・川人貞史・吉野孝・平野浩)『現代の政党と選挙』(有斐閣, 2001年 新版 2011年) ISBN 978-4641121249(2001年)ISBN 978-4641124240(2011年)
- (加藤淳子・境家史郎・山本健太郎 編) 『政治学の方法』(有斐閣, 2014年)ISBN 978-4641220379
出典
[編集]- ^ a b “政治学の方法 加藤淳子/境家史郎/山本健太郎【編】-紀伊國屋書店ウェブストア”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 紀伊國屋書店. 2019年5月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g Junko Kato's Lab
- ^ 人文学及び社会科学の振興に関する委員会(第6期)(第3回) 議事録, 同・配布資料 2016年8月14日 最終閲覧
- ^ “濱松一中・浜松北高同窓会総会:関東支部総会まであと一週間”. 濱松一中・浜松北高同窓会総会. 濱松一中・浜松北高同窓会総会 (2015年6月13日). 2019年5月17日閲覧。