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劉虹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
劉 虹 Portal:陸上競技
選手情報
中華人民共和国の旗 中国
競技 陸上競技
種目 20kmW
生年月日 (1987-05-12) 1987年5月12日(37歳)
身長 1.6 m (5 ft 3 in)
体重 50 kg (110 lb)
獲得メダル
陸上競技
中華人民共和国の旗 中国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 20kmW
2012 ロンドン 20kmW
2020 東京 20kmW
世界選手権
2015 北京 20kmW
2011 大邱 20kmW
2009 ベルリン 20kmW
2013 モスクワ 20kmW
アジア競技大会
2006 ドーハ 20kmW
2010 広州 20kmW
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劉 虹(りゅうこう、リウ・ホン、簡体字:刘虹、ラテン文字表記:Liu Hong、1987年5月12日 - )は、中華人民共和国陸上競技選手。江西省吉安市安福県出身。競歩を専門とする。50キロメートル競歩の世界記録保持者。リオデジャネイロオリンピック北京世界陸上の20キロメートル競歩の金メダリスト。

劉は2006年に世界ジュニア選手権アジア競技大会で優勝し、世界に頭角を現した。翌2007年の世界選手権は19位と苦いデビュー戦となったが、2008年北京オリンピックでは4位で競技を終えた。世界レベルの主要大会での最初のメダルは2009年の世界選手権で獲得した銅メダルであった。同年、中華人民共和国全国運動会で優勝を果たす[1]。2009年のアジア選手権では失格となり、日本の川崎真裕美に優勝を渡した[2]

劉は2010年のアジア競技大会で再度優勝を飾り、1時間30分06秒の大会新記録を樹立した。2011年シーズンはスイスルガーノで開かれたIAAF世界競歩チャレンジ英語版の一戦で優勝という好調な滑り出しを見せた[3]。これに続いて江蘇省蘇州市太倉市で開かれた世界競歩チャレンジの一戦で自己ベストと同タイムをマークし[4]アイルランド・ダブリンの拓かれた競歩チャレンジの一戦も制した。そして世界選手権ではオルガ・カニスキナにあと一歩およばず、銀メダルとなった。

2012年には、20km競歩で王妍英語版が10代の時にマークしたアジア記録1時間26分22秒を塗り替える1時間25分46秒を太倉市で記録した[5]。こうして臨んだロンドンオリンピックでも快走を見せるも4位とメダルを逃し、銅メダルを獲得した切陽什姐にアジア記録を破られてしまった。しかしながら世界競歩チャレンジファイナルで切陽什姐に勝利したばかりでなく、金冰洁英語版が22歳のときにマークした5000メートル競歩のアジア記録を更新した[6]。2013年シーズンは世界競歩チャレンジの一戦であるメモリアル・アルビセッティ(Memorial Albisetti)にて1時間27分06秒の大会新記録を出した[7]世界選手権ではベラ・ソコロワ英語版が先行していたが、公道から陸上競技場に戻ってきたところでソコロワが失格となり、後を追っていた劉が銅メダルを獲得した[8]

主な成績

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大会 開催地 順位 種目 記録
中華人民共和国の旗 中国代表
2006 世界ジュニア選手権 中華人民共和国の旗 中国北京 1位 10,000 mW 45分12秒84
ワールドカップ競歩 スペインの旗 スペインア・コルーニャ 6位 20kmW 1時間28分59秒
アジア競技大会 カタールの旗 カタールドーハ 1位 20kmW 1時間32分19秒
2007 世界選手権 日本の旗 日本大阪 19位 20kmW 1時間36分40秒
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 中国北京 4位 20kmW 1時間27分17秒
2009 世界選手権 ドイツの旗 ドイツベルリン 3位 20kmW 1時間29分10秒
2010 アジア競技大会 中華人民共和国の旗 中国広州市 1位 20kmW 1時間30分06秒
2011 世界選手権 大韓民国の旗 韓国大邱 2位 20kmW 1時間30分00秒
2012 オリンピック イギリスの旗 イギリスロンドン 3位 20 kmW 1時間26分00秒
2013 世界選手権 ロシアの旗 ロシアモスクワ 3位 20 kmW 1時間28分10秒
2015 世界選手権 中華人民共和国の旗 中国北京 1位 20 kmW 1時間27分45秒
2016 オリンピック ブラジルの旗 ブラジルリオデジャネイロ 1位 20 kmW 1時間28分35秒

脚注

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  1. ^ Jalava, Mirko (2009年10月25日). “Liu Xiang begins campaign; Li Shaojie bags fourth gold - Chinese National Games, Day 4”. IAAF. 2012年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  2. ^ 女子競歩20キロで川崎真裕美が優勝”. 2009年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  3. ^ Sampaolo, Diego (2011年3月21日). “Chinese dominate in Lugano”. IAAF. 2011年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  4. ^ Wu, Junkuan (2011年4月24日). “China eyes race walking gold in Daegu worlds”. Xinhua. 2012年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  5. ^ Jalava, Mirko (2012年3月30日). “Asian records fall in Taicang Race Walking Challenge”. IAAF. 2012年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  6. ^ Jalava, Mirko (2012年9月18日). “Walking records galore at China’s National University Games”. IAAF. 2013年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  7. ^ Chinese walkers stroll off with two victories in Lugano”. IAAF (2013年3月17日). 2013年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  8. ^ 五輪覇者ラシュマノワが女子20km競歩で金、第14回世界陸上”. AFPBB (2013年8月14日). 2013年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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