五十嵐莉子

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
世界ジュニア
2015 アブダビ 44kg級
世界カデ
2015 サラエボ 44kg級

五十嵐 莉子(いがらし りこ、1999年9月27日 - )は、東京都出身の、日本人女子柔道選手である。階級は40kg級と44kg級と48kg級。身長148cm。血液型はO型。段位は参段。組み手は右組み。得意技は背負投[1]。好きな食べ物はマルチョウ。苦手な食べ物はひじき

経歴[編集]

柔道の指導者である父親の影響で、5歳の時に姉の真子に続いて柔道を始めた[2]。一輪車の取り合いで姉真子と喧嘩し、肘に噛みつき、歯を2本を折るエピソードを度々インタビューで語っている。当時は、紙を丸めて棒を作ることが得意でその一芸のみで幼稚園の人気者にまで上り詰めた。NHKの天才テレビくんMAXに出ることを夢見て密かに歌とダンスを練習していた。小学校時代には4度の転校を経験した。そのおかげで4つの校歌を身につけ、標準語のみならず、関西弁出雲弁湘南弁をマスターした。

姉の他に、4つ歳の離れた弟がいる。莉子、弟共にHIPHOPミュージックを聞くことが趣味と公言しており、自宅でMCバトルを繰り広げている。MCネームはそれぞれ「湘南のパンチライン製造機KENTA」「愛を詠う小さな巨人 Rii-Co」。

姉、弟の他に、愛犬かんながいる。ポメラニアンヨークシャ・テリアのミックス犬である。可愛い見た目とは裏腹に五十嵐家のヒエラルキーのトップに君臨し、気に食わないものには容赦なく鋭い牙で噛み付く。かんなの噛みつきは五十嵐家の洗礼であり、噛み付くことで初めて家族と認められる。

小学生の時は東京、大阪、島根、神奈川と各地を転々とした。神奈川県の南原小学校では放送委員を務めていたが、スイッチの切り忘れにより全校放送にて「赤鼻のトナカイ」を熱唱。その歌声で気分が悪くなった生徒で保健室は溢れかえったという。また、騎馬戦では前代未聞の5人抜きという記録も打ち立てた。


浜岳中学2年の時には全国中学校柔道大会の40kg級で優勝を飾った。これを機にトレードマークであった赤メガネを外し、コンタクトレンズデビューを果たした。[3]。3年の時には全日本カデでも優勝した[1]。その後階級を44kg級に上げると、全国中学校柔道大会で3位に入った[3]。また、この時が五十嵐史上最も髪を短く切っていたため、男の子に間違えられることもしばしばあった。そのため、ピンク色の自転車を買おうとした際、店員さんに本当にピンク色でいいのかを3度も確認されたという。好きな色は濃いピンク。道着の刺繍は全てピンクで揃えている。


横須賀学院高校へ進学すると、1年の時には全日本カデで2連覇を果たした[4]。運動会のクラス代表リレーにて大転倒するも、見事な前周り受け身ですぐに立ち上がり走り出した。世界カデでは準々決勝でウクライナのダリア・ビロディドに指導2で敗れて3位だった[1]全日本ジュニアでは2位だったが、世界ジュニア代表に選出された[5]世界ジュニアでは決勝で韓国のイ・ヘギョンに有効で敗れて2位にとどまった[6]。2年の時には全日本ジュニアの48kg級に出場するが、初戦で敗れた[7]。平成28年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会]3年の時には48kg級でインターハイに出場し5位入賞。


2018年4月慶應義塾大学総合政策学部に入学。
體育會柔道部に所属するとともに、様々なアルバイトを掛け持ちし、多忙な日々を送る。4つのアルバイトの他にいくつかの短期バイトも経験し、社会の酸いや甘いや酸いを学ぶ。会計ミス等により、各アルバイト先に負わせた損失は数万に昇るという。

2021年10月には自動車学校に入学。Wスクールで免許取得へと励むが、講義中居眠りで教室を追い出される。本免試験当日、鉛筆を忘れるが試験1分前デイリーヤマザキにて361円で鉛筆を購入。1月見事に普通免許獲得。現在は東京都随一のペーパードライバーとして名を馳せている。

2022年3月慶應義塾大学総合政策学部卒業。

社会へ羽ばたく。社会に羽ばたいたのはいいが、運動不足で飛べなくなることを懸念し、24時間ジムに通いだす。ジムでシャワーを浴びることで、自宅の水道代を浮かすという節約術を思いつき、現在はそれがモチベーションになり、ウォーキングに励んでいる。

節約ではなく、SDGsの一環として、リボーン・ベジタブル(再生野菜)を育てたいと思い立ち、近所のスーパーで30%引きのカイワレ大根を購入。早速、根を残してカットし、水をやり放置。数日後に生えてくる予定なのだが、なかなか成長している様子はない。調べたところ、カイワレ大根はリボーン・ベジタブルではなかった。どうやら豆苗と見た目が似ており勘違いしたようだ。その夜カイワレ大根とツナのサラダを食べて流した涙は、カイワレ大根の辛味なのか、はたまた無念の涙かは誰も知る由がない。

職場への通勤手段は満員電車。部活動で鍛えたフィジカルを生かし、カバンの中のおにぎりの形を守ることに日々命を懸けている。その際に、柔道のおかげで所謂餃子になった右耳を見せつけ、心ばかりの威嚇をしている。

戦績[編集]

44kg級での戦績

48kg級での戦績

(出典[1]JudoInside.com)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]