ロバート・ゴダード (作家)

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ロバート・ゴダード(Robert Francis Goddard, 1954年11月13日 - )は、イギリスの推理小説家。

略歴[編集]

ハンプシャー出身。フェアハムのプライス・スクールで教育を受けた後、ケンブリッジ大学で歴史学を専攻する。ジャーナリズムと教育の両方のキャリアを失敗し、デヴォン州で教育管理者として働いた後、1986年に発表した処女作 "Past Caring"(邦題『千尋の闇』)が評価され、専業小説家となる。

以来、20を超える小説作品を著し、それらのほとんどがサンデー・タイムズのトップ10ベスト・セラーとなって、英本国においては歴史的犯罪スリラーの分野で高い評価を受けている。また本国のみならず、1999年度のエドガー長編賞の候補ともなり米国での注目度も高く、その他多くの国で出版されている。

彼の書くミステリーは、多くの場合イギリスの地方の町や都市における歴史的な要素を舞台背景とし、筋立ては極めて複雑な様相を呈しており、例えば、何らかのかたちで主人公が長く秘密にされていた犯罪や謀議に巻き込まれ、日記やあるいは人づてのメッセージなどの手掛かりを追ううちに、徐々にその全貌が明らかになっていくという形式のものが多い。


作品リスト[編集]

# 原題 刊行年
イギリスの旗
邦題 刊行年
日本の旗
訳者 レーベル
日本の旗
備考
1 Past Caring 1986年 千尋の闇 1996年 幸田敦子 創元推理文庫
2 In Pale Battalions 1988年 リオノーラの肖像 1993年 加地美知子 文春文庫
3 Painting the Darkness 1989年 闇に浮かぶ絵 1998年 加地美知子 文春文庫
4 Into the Blue 1990年 蒼穹のかなたへ 1997年 加地美知子 文春文庫 W・H・スミス文学賞受賞
5 Take No Farewell 1991年 さよならは言わないで 1994年 奥村章子 扶桑社ミステリー
6 Hand in Glove 1992年 鉄の絆 1999年 越前敏弥 創元推理文庫
7 Closed Circle 1993年 閉じられた環 1999年 幸田敦子 講談社文庫
8 Borrowed Time 1995年 永遠に去りぬ 2001年 伏見威蕃 創元推理文庫
9 Out of the Sun 1996年 日輪の果て 1999年 成川裕子 文春文庫 『蒼穹のかなたへ』続編
10 Beyond Recall 1997年 惜別の賦 1999年 越前敏弥 創元推理文庫 エドガー賞 長編賞ノミネート
11 Caught in the Light 1998年 一瞬の光のなかで 2002年 加地美知子 扶桑社ミステリー
12 Set in Stone 1999年 石に刻まれた時間 2003年 越前敏弥 創元推理文庫
13 Sea Change 2000年 今ふたたびの海 2002年 加地美知子 講談社文庫
14 Dying to Tell 2001年 秘められた伝言 2003年 加地美知子 講談社文庫
15 Days Without Number 2003年 悠久の窓 2005年 加地美知子 講談社文庫
16 Play to the End 2004年 最期の喝采 2006年 加地美知子 講談社文庫
17 Sight Unseen 2005年 眩惑されて 2007年 加地美知子 講談社文庫
18 Never Go Back 2006年 還らざる日々 2008年 越前敏弥 講談社文庫 『日輪の果て』続編
19 Name to a Face 2007年 遠き面影 2009年 北田絵里子 講談社文庫
20 Found Wanting 2008年 封印された系譜 2011年 北田絵里子 講談社文庫
21 Long Time Coming 2010年 隠し絵の囚人 2013年 北田絵里子 講談社文庫
22 Blood Count 2011年 血の裁き 2014年 北田絵里子 講談社文庫
23 Fault Line 2012年 欺きの家 2015年 北田絵里子 講談社文庫
24 The Ways of the World 2013年 謀略の都 2017年 北田絵里子 講談社文庫 1919年三部作1
25 The Corners of the Globe 2014年 灰色の密命 2017年 北田絵里子 講談社文庫 1919年三部作2
26 The Ends of the Earth 2015年 宿命の地 2017年 北田絵里子 講談社文庫 1919年三部作3

外部リンク[編集]