ラオスの国章

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ラオスの国章
詳細
使用者 ラオス
採用 1991年

ラオス国章(ラオスのこくしょう)には、国を代表する聖地であるタート・ルアンが描かれている。その手前にはナムグムダムが描かれ、その手前に舗装された道路、最前に歯車が描かれている。歯車の中には日の出が表現されている。[1]周縁部はで構成されている。左の赤い部分には「平和、独立、民主主義」(ラーオ文字: ສັນຕິພາບ ເອກະລາດ ປະຊາທິປະໄຕ)、右には「統一と繁栄」(ラーオ文字: ເອກະພາບ ວັດຖະນາຖາວອນ)と記されている。中央にはラオス人民民主共和国(ラーオ文字: ສາທາລະນະລັດ ປະຊາທິປະໄຕ ປະຊາຊົນລາວ)と国名が書かれている。 現在の国章は1991年に修正されたもので、旧国章から社会主義の赤い星鎌と槌をとりのぞき、タート・ルアンに置き換えたものである。国章の規定はラオス憲法に明記されている。

過去の国章[編集]

ラオス王国時代の国章は、古くから神聖視されている白象を中心としたデザインであった。社会主義国化した1975年以降は、ソビエト連邦の国章に倣ったデザインの国章が採用されている。

脚注[編集]

  1. ^ 『世界の国旗と国章大図鑑』平凡社、31頁。 

関連項目[編集]