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英名 |
Pont du Gard (Roman Aqueduct) |
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仏名 |
Pont du Gard |
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面積 |
0.3257 ha (緩衝地域 691 ha) |
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登録区分 |
文化遺産 |
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登録基準 |
(1),(3),(4) |
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登録年 |
1985年 |
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拡張年 |
2007年 |
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備考 |
2007年に緩衝地域が設定された。 |
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公式サイト |
世界遺産センター(英語) |
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地図 |
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使用方法・表示 |
ポン・デュ・ガール(仏: Pont du Gard)あるいはガール橋はフランス南部・ガール県のガルドン川に架かる水道橋である。ユゼスからニームへ水を運ぶための水路の途中にあり、古代ローマ時代、西暦50年頃建設された。
- ニームへの導水路は全長約 50 km、平均斜度は 1 km あたり 24.6 cm で、ポン・デュ・ガール上流でもっとも大きくなっている。それはこの橋の高さを出来る限り低くしようとしたためであった。流水量は1日約2万立方mであった[1]。
- 3層のアーケードは上に行くほど幅が狭くなっている。全体の高さはガルドン川の最低水位から 49 m である[2]。
- 下層は6つのアーチから成り、長さ 142 m 、幅 6 m 、高さ 22 m である。
- 中層は11のアーチから成り、長さ 242 m 、幅 4 m 、高さ 20 m である。
- 導水路がある上層は35のアーチから成り、長さ 275 m 、幅 3 m 、高さ 7 m である[1][3]。
- 19世紀にナポレオン3世の命令で改修されている[1]。
- この驚異的な光景をうたいあげた作家・芸術家・考古学者は数知れない。18世紀の思想家J.J.ルソーはこの巨大な橋を前にしたときの驚きを次のように語っている。
- 「この3層からなる素晴らしい建造物の上を歩き回ったが、敬意からほとんど足を踏めないほどであった。自分をまったく卑小なものと思いながらも、何か魂を高揚させてくれるものを感じて、なぜローマ人に生まれなかったのかとつぶやいていたのだった」[1]
世界遺産への登録[編集]
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
世界遺産に含まれる産業・技術遺産 |
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鉱業 | |
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製造業 | |
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農業 | |
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灌漑・ 水利施設 | |
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運輸・ 通信 | |
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その他 | |
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座標: 北緯43度56分50秒 東経4度32分07秒 / 北緯43.94722度 東経4.53528度 / 43.94722; 4.53528