ベニイ・グッドマン物語

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ベニイ・グッドマン物語
The Benny Goodman Story
丸栄ピカデリー劇場に掲げられた本作の大形看板(1956年頃)
監督 ヴァレンタイン・デイヴィース英語版
脚本 ヴァレンタイン・デイヴィース
製作 アーロン・ローゼンバーグ英語版
出演者 スティーヴ・アレン英語版
ドナ・リード
バーサ・ガーステン英語版
ハーバート・アンダーソン英語版
ロバート・F・サイモン英語版
ディック・ウィンスロー英語版
音楽 ジョセフ・ガーシェンソン
ヘンリー・マンシーニ
ソル・エイジド英語版
アラン・ハーディング
ハロルド・ブラウン
撮影 ウィリアム・ダニエル英語版
編集 ラッセル・シェーンガース
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・スタジオ
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年2月2日
上映時間 116分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $2,700,000[1]
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ベニイ・グッドマン物語』(ベニイ・グッドマンものがたり、英語: The Benny Goodman Story)はスティーヴ・アレン英語版ドナ・リードが主演しヴァレンタイン・デイヴィース英語版監督作品として1956年ユニバーサル・スタジオからリリースされた伝記映画。この映画は、クラリネット奏者ベニー・グッドマンの人生と成功を描いたものであり、映画の中で用いられているクラリネットのソロは、ほとんどがグッドマン自身が録音したものである。

概要[編集]

この映画では、グッドマンの人生におけるいくつもの重要なエピソードが取り上げられているが、その細部は必ずしも正確とはいえない形で描かれている[2]。グッドマンのユダヤ系としての背景は、明示的には言及されないが、実際には、ユダヤ系の出自はグッドマンの芸術面にも、私生活にも、何十年にもわたって影響し続けた。作中には、グッドマンが最終的には結婚することになるアリス・ハモンド(ドナ・リードが演じている)との恋愛を断念させようと、グッドマンの母親が彼に「ベーグルキャビアは合わないのよ (Bagels and caviar don't mix)」と諭す場面がある。

あらすじ[編集]

ベニー・グッドマン少年は、シカゴの音楽教師にクラリネットを習う。グッドマンは、バンドリーダーエドワード・“キッド”・オリーに、どんな音楽でもよいから一番好きな音楽を演奏しろ、喰うだけのためには演奏するな、と助言される。ベニーはベン・ポラック (Ben Pollack) の巡業楽団の一員となって音楽生活を始める。

ニューヨークで、バンドの受けはよくなかった。ベニーは、ジャズ愛好家のジョン・ハモンドと、その妹アリスに出会う。ベニーは壮麗なハモンド家の屋敷に招かれ、モーツァルトクラリネット協奏曲を演奏することになる。アリスはベニーが恥をかくのではないかと心配するが、ベニーは非の打ち所のない演奏を披露し、彼女の心遣いに感謝する。

ベニーは、土曜の夜の人気ラジオ番組で演奏するようになり、フレッチャー・ヘンダーソンがベニーのために編曲を提供することを申し出る。西海岸では、東部時関より早い時間帯に放送されていた番組が若者たちの間に大きな反響を巻き起こしていた。ベニーは、ドラムにジーン・クルーパ、ピアノにテディ・ウィルソン、ヴィブラフォンにライオネル・ハンプトンを据えてカルテットを編成する。スタン・ゲッツ本人も出演し短いながらもソロを取る場面がある。

上流社会の娘であるアリスとの恋愛は、ベニーの母親の反対にあうが、ベニーがカーネギー・ホールで演奏会を開くに至ったときにはすべてが上手く収まり、グッドマン夫人は未来の嫁を、隣の席に招くのであった。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
NETテレビ
ベニー・グッドマン スティーヴ・アレン英語版 村越伊知郎
グッドマン(幼年時代) デヴィッド・カスデー 白川澄子
グッドマン(青年時代) バリー・トルエックス 前川功人
アリス・ハモンド ドナ・リード 増山江威子
ハリー・グッドマン シェパード・メンケン英語版 嶋俊介
ハリー(少年時代) ジョン・M・アーマン  沢井正延
ジョン・ハモンド・Jr. ウィルトン・グラフ英語版 中村正
ギル・ロートン ディック・ウィンスロー英語版 仲村秀生
ウィラード ハイ・アヴァーバック英語版 細井重之
ジョン・ハモンド・Sr ハーバート・アンダーソン英語版 和田文夫
ベニーの父 ロバート・F・サイモン英語版 千葉耕市
ベニーの母 ベルタ・ゲルステン英語版 麻生美代子
不明
その他
北村弘一
辻村真人
原田一夫
加藤修
緑川稔
演出 山田悦司
翻訳 山田小枝子
効果 赤塚不二夫
調整 坂巻四郎
制作 グロービジョン
解説 淀川長治
初回放送 1969年12月21日
日曜洋画劇場

※日本語吹替はDVDに収録。

脚注[編集]

  1. ^ 'The Top Box-Office Hits of 1956', Variety Weekly, January 2, 1957
  2. ^ The Benny Goodman Story - IMDb(英語) - Plot Summary

外部リンク[編集]