ヘキサフルオロリン酸カリウム
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ヘキサフルオロリン酸カリウム | |
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ヘキサフルオロリン酸カリウム | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 17084-13-8 |
特性 | |
化学式 | F6KP |
モル質量 | 184.06 |
外観 | 無色の固体 |
密度 | 2.75 g/mL |
融点 |
575 °C |
水への溶解度 | 0.432M (25 °C) |
危険性 | |
主な危険性 | 有毒 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヘキサフルオロリン酸カリウム(Potassium hexafluorophosphate)は、化学式がKPF6の無機化合物である。無色の固体で、カリウムイオンとヘキサフルオロリン酸イオンを含む。五塩化リンと塩化カリウムとフッ化水素との反応で合成される[1]。
この発熱反応は液体のフッ化水素中で行われる。生成した塩は熱アルカリ水溶液中でも安定であるため、それで再結晶することができる。水への溶解度では、ナトリウム塩およびアンモニウム塩より小さく、ルビジウム塩およびセシウム塩より大きい。
KPF6は研究室では、親油性の塩を与えるヘキサフルオロリン酸イオンの供給源である。しかし、この塩はテトラフルオロホウ酸塩より溶解度が低いことがある。
脚注
[編集]- ^ Woyski, M. M. (1950). “Hexafluorophosphates of Sodium, Ammonium, and Potassium”. Inorg. Synth. 3: 111–117. doi:10.1002/9780470132340.ch29.