プチプチつぶし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
気泡緩衝材(プチプチ)
プチプチつぶしで遊ぶ子ども

プチプチつぶしとは、気泡緩衝材(通称「プチプチ」=川上産業登録商標)をつぶす遊びである。

概要[編集]

プチプチつぶしは、気を紛らわしたり、ストレスを発散する効果もあり、ポリエチレンの袋を破る軽快な音と、無数に繰り返される動作に中毒性がある[要出典]

テレビ番組『脳力探検クイズ!ホムクル』が2004年6月12日に放送した調査によると、以下のような結果が得られている[1]

最近では、後述のとおりプチプチつぶし専用に開発された気泡緩衝材や、疑似体験できる玩具ゲームソフトも発売されているが、通常はつぶすために購入したりはせず、商品に使われていた梱包材で遊ぶ程度である[要出典]

娯楽商品・玩具[編集]

プチプチつぶし専用プチプチ[編集]

川上産業から「プッチンスカット」というつぶすためだけのプチプチも販売されている[2]。これはつぶしたときの音に工夫を凝らし、ストレス発散効果を売りにしている。

川上産業の「プチプチ」の粒には、約1万個の粒に1個の割合で、ハート型の粒が含まれている。ハート型の粒を見つけた人に「プチラッキー」を感じてもらいたいという演出である[2]

2010年8月にチリで起こったコピアポ鉱山落盤事故によって閉じ込められた鉱員のストレス解消のために、川上産業は「プッチンスカット」を9月にチリ大使館を経由して贈っている。スペイン語での説明書きは付けずに贈られたが[3]、作業員全員が楽しんでいたという[4]

疑似体験できる玩具・ゲーム[編集]

2000年12月21日ハドソンから発売されたPlayStation用ソフト『ボンバーマンランド』に、プチプチつぶしをテーマにしたアトラクション「ぷちぷち」が収録されている。続編であるPlayStation 2用ソフト『ボンバーマンランド3』、PlayStation Portable用ソフト『ボンバーマンランドポータブル』にも「ぷちぷち」が収録されている。

2007年9月22日にはバンダイから『∞プチプチ』(むげんプチプチ)という、プチプチつぶしの感覚を疑似体験でき、かつ粒が減ることがなく何度でも繰り返し押すことが可能な、キーチェーン型の玩具が発売された[5]。ともにプチメタルというバンドによってキャンペーンソングが提供されている。

2008年3月22日には『∞プチプチ 〜ぷち萌え〜』が発売された。メイド編(黒)、ツンデレ編(赤)、編(ピンク)、幼なじみ編(白)の4種類があり、プチプチつぶしを体験できるだけでなく、50回に1度スペシャル萌えボイスが聞ける。4種類とも、声は声優の釘宮理恵が担当。たとえばツンデレでは50回に1回、「触んないでよ!」「ヘンタイ!」「大っ嫌い!」「あ、ありがと」の4種類の台詞が左記の順番に出るようになっているほか、押すのをやめて15秒経つと、「別に、寂しくないわよ」という台詞が再生される。

また、2008年6月24日にはWiiウェア用に『おうちで∞プチプチWii』の配信が開始された。3つのモードがあり、「マインド診断」「∞プチプチ」「陣取り大戦」の3つのモードがある。プレイするごとに、プチプチをイクラなどにアレンジしたステージや、つぶすことで演奏したり、つぶす音が動物の声になるものなどのステージを追加できる。中には「ツンデレ・ボイス」が聴けるステージがあり、声優の伊藤かな恵[6]が声を担当している。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]