フィンカンティエリ
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トリエステの本社 | |
| 種類 | 株式会社(S.p.A.) |
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| 市場情報 | BIT: FCT |
| 本社所在地 |
トリエステ ジェノヴァ通り1 |
| 設立 | 1959年 |
| 業種 | 造船業・物流機器・金融 |
| 事業内容 | 船舶・海運・金融・機械製造 |
| 売上高 | 58億8,000万ユーロ(2020年) |
| 営業利益 | 3億1,400万ユーロ(2020年) |
| 従業員数 | 約19,823人(2019年) |
| 主要株主 | Cassa depositi e prestiti (71.32%) |
| 外部リンク | https://www.fincantieri.com/ |
フィンカンティエリ(イタリア語: Fincantieri - Cantieri Navali Italiani S.p.A.)は、イタリア・トリエステに本社を置く総合造船グループ企業。クルーズ船などの民間船舶からオフショア用などの輸送船舶、軍用船などの船舶および関連機器の製造・販売・アフターサービスを行っている。国営金融機関のCassa depositi e prestiti が株式の約7割を保有する。イタリア証券取引所上場企業(BIT: FCT)。
歴史
[編集]フィンカンティエリは1937年に産業復興公社(it:Istituto per la Ricostruzione Industriale、IRI)の傘下として誕生する。Cassa depositi e prestiti を介してイタリアにおける造船業界のための国家による財政支援を実施する。対象としてはティレニア連合造船所(カンティエーリ・ナヴァリ・デル・ティレンノ・リウニーティ、CNR)、アドリア海連合造船所(カンティエーリ・リウニーティ・デッラドリアーティコ、CRDA)、OTO、アンサルドに投資がなされた。1948年3月にフィンメッカニカに統合され、その造船(Cantieri)部門となる。
1959年12月29日に国家金融持株会社(Finanziaria)として再編成される。1984年6月に数社を吸収合併してIRIから独立する。船舶用エンジンを納入していたグランディ・モトーリ・トリエステ(GMT)を所有していたが、1999年にバルチラに売却しバルチラ・イタリアとなった。現在ではフィンカンティエリはヨーロッパおよび地中海地域における最大規模の造船グループとなる。
フィンカンティエリは、造船所を8箇所と研究センターを2箇所、機械部品生産拠点を2箇所有し、9,400人の社員および関連企業を含めれば約20,000人の規模となっている。
ドイツ・ブレーマーハーフェンにロイド・ヴェルフト(Lloyd Werft)の造船施設を所有している。
2009年1月1日に「LCS-1 フリーダム」を建造したマリネット・マリーン(en:Fincantieri Marinette Marine)を含むマニトワック・マリン・グループ(MMG)の買収を完了した。MMGが保有するウィスコンシン州とオハイオ州の生産拠点でアメリカ合衆国海軍およびアメリカ沿岸警備隊など政府機関向けの小型船舶の供給を可能とした。
2024年6月、フィンカンティエリは、海軍防衛を含む欧州防衛強化の枠組みの一環として、レオナルド S.p.Aから海軍兵器部門のWASS Submarine Systemsを買収した[1]。2024年8月5日、イタリア海軍は、フィンカンティエリ(51%)とレオナルド(49%)の防衛事業合弁会社であるOrizzonte Sistemi Navali S.p.Aに、約2億3600万ユーロ相当の新型巡視船を発注した[2]。
子会社
[編集]- イソッタ・フラスキーニ自動車(Isotta Fraschini Motori SpA)、船舶用エンジンの製造会社。
- フィンカンティエリ北米マリーン・システムズ(Fincantieri North America Marine Systems inc.)、アメリカでの販売及び保守整備会社。
- フィンカンティエリ・ホールディング(Fincantieri Holding B.V.)、外国関係の管理会社。
- フィンカンティエリ・マリーン・グループ(Fincantieri Marine Group)、マニトワック。
- ロイド・ヴェルフト(Lloyd Werft)、株式の34.21%を保有。
- ELNAV(ELNAV SpA)、海運会社で株式の49%を保有。
- CATENA(海洋技術研究センター、Centro per gli Studi di Tecnica Navale SpA)、海洋技術の研究開発会社で株式の71.10%を保有。
- SEAF(SEAF SpA)、金融会社。
- 海軍オリゾンテ・システム(Orizzonte Sistemi Navali S.p.A.)、フィンメッカニカとの合弁によるホライズン計画に関する会社。
- ラ・スペツィア流域管理(Gestione Bacini La Spezia S.p.A.)、ムッジャーノ造船所の管理会社。
- パレルモ流域(Bacini di Palermo S.p.A)、パレルモ造船所の管理会社。
造船所
[編集]クルーズ船舶
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輸送船舶
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- アンコーナ造船所
- パレルモ造船所
- カステッランマーレ・ディ・スタービア造船所
軍用艦艇
[編集]保守整備
[編集]建造実績
[編集]民間船舶
[編集]- クルーズ客船:「サン・プリンセス」
- クルーズ客船:「グランド・プリンセス」
- クルーズ客船:「カリビアン・プリンセス」
- クルーズ客船:「カーニバル・デスティニー」
- クルーズ客船:「カーニバル・コンクェスト」

- クルーズ客船:「カーニバル・ドリーム」
- クルーズ客船:「クイーン・ヴィクトリア」
- クルーズ客船:「クイーン・エリザベス」
- クルーズ客船:「コスタ・クラシカ」
- クルーズ客船:「コスタ・フォーチュナ」
- クルーズ客船:「コスタ・コンコルディア」
- クルーズ客船:「コスタ・ルミノーザ」
- クルーズ客船:「コスタ・ベネチア」
- クルーズ客船:「コスタ・フィレンツェ」
- クルーズ客船:「ディズニー・マジック」
- クルーズ客船:「スタテンダム」
- クルーズ客船:「フォーレンダム」
- クルーズ客船:「アムステルダム」
- クルーズ客船:「ザイデルダム」
- クルーズ客船:「ユーロダム」
- クルーズ客船:「アーケイディア」
- クルーズ客船:「ヴェンチューラ」
- クルーズ客船:「マリーナ」
- クルーズ客船:「シルバー・スピリット」
- クルーズ客船:「ル・ボレアル」
- クルーズ客船:「スタープリンセス」
- フェリー:「プライド・オブ・ロッテルダム」
- フェリー:「ダニエル・カサノヴァ」
軍用艦艇
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アメリカ海軍
イタリア海軍
- 212A型潜水艦 × 2隻
- サウロ級潜水艦 × 4隻
- 「カヴール」
- 「ジュゼッペ・ガリバルディ」
- サン・ジョルジョ級強襲揚陸艦 × 3隻
- トリエステ級強襲揚陸艦 × 1隻
- アンドレア・ドーリア級駆逐艦 × 2隻
- デ・ラ・ペンネ級駆逐艦 × 2隻
- カルロ・ベルガミーニ級フリゲート × 10隻
- マエストラーレ級フリゲート × 2隻
- 「エレットラ」
イタリア沿岸警備隊
- ディチョッティ級巡視船 × 5隻
Armed Forces of Malta
- ディチョッティ級巡視船 × 1隻
イラク海軍
- ディチョッティ級巡視船 × 4隻
マレーシア海軍
カタール海軍
脚注
[編集]- ↑ “ok Consob all’aumento di capitale. Oggi il Cda Fincantieri, ok Consob all’aumento di capitale. Oggi il Cda” (イタリア語). Il Sole 24 Ore (2024年6月20日). 2025年12月14日閲覧。
- ↑ “Difesa, Fincantieri e Leonardo costruiranno con Orizzonte Sistemi Navali un nuovo pattugliatore da 236 milioni per la Marina” (イタリア語). Milano Finanza (2024年8月5日). 2025年12月14日閲覧。
- 1 2 3 Gogin 2025, pp. 117–119.
参考文献
[編集]- Ivan Gogin (2025) (英語). Fighting ships of the world 2025. Part Two. M - Z. ISBN 979-8315815044