ファムシクロビル
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| 臨床データ | |
|---|---|
| 胎児危険度分類 | |
| 投与経路 | Oral |
| ATCコード | |
| 法的地位 |
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| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | 75–77% |
| タンパク結合 | 20-25% |
| 代謝 | Hepatic, circulation, intestinal wall (to ペンシクロビル) |
| 消失半減期 | 2–2.3 hours |
| 排泄 | Renal, faecal |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| DrugBank | |
| KEGG | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.158.713 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C14H19N5O4 |
| 分子量 | 321.332 g/mol g·mol−1 |
| 融点 | 103 °C (217 °F) |
ファムシクロビルは、抗ウイルス薬で、ヘルペスウイルス感染症の治療に用いられる。ペンシクロビルのプロドラッグである。日本では2008年に販売承認され、商品名ファムビルでマルホから発売されている。
適応症
[編集]作用機序
[編集]プロドラッグで代謝されてペンシクロビルとなり、作用が発現する薬である。一方、バラシクロビルはアシクロビルのプロドラッグであり、主に、HSVとVZVに効果があるが、本剤は細胞内でDNAの合成を阻害するため、腎臓排泄に負担がかからず、腎機能低下の患者にも使える。また、HSVやVZV感染細胞内での半減期は、アシクロビルに比べ長いため、1日1回の服用で効果を発揮できる。