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ファムシクロビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファムシクロビル
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
法的規制
  • S4 (Au), POM (UK), ℞-only (U.S.)
薬物動態データ
生物学的利用能75–77%
血漿タンパク結合20-25%
代謝Hepatic, circulation, intestinal wall (to ペンシクロビル)
半減期2–2.3 hours
排泄Renal, faecal
データベースID
CAS番号
104227-87-4
ATCコード J05AB09 (WHO) S01AD07 (WHO)
PubChem CID: 3324
DrugBank APRD00600
KEGG D00317
化学的データ
化学式C14H19N5O4
分子量321.332 g/mol
物理的データ
融点103 °C (217 °F)
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ファムシクロビルは、抗ウイルス薬で、ヘルペスウイルス感染症の治療に用いられる。ペンシクロビルプロドラッグである。日本では2008年に販売承認され、商品名ファムビルマルホから発売されている。

適応症

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日本での適応症は帯状疱疹単純疱疹である。

作用機序

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プロドラッグで代謝されてペンシクロビルとなり、作用が発現する薬である。一方、バラシクロビルはアシクロビルのプロドラッグであり、主に、HSVとVZVに効果があるが、本剤は細胞内でDNAの合成を阻害するため、腎臓排泄に負担がかからず、腎機能低下の患者にも使える。また、HSVやVZV感染細胞内での半減期は、アシクロビルに比べ長いため、1日1回の服用で効果を発揮できる。

関連項目

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