伝染性軟属腫

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Molluscum lesions on an arm.

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ、: molluscum contagiosum)とは、基本的に小児に生じるウイルス感染症の一種。水イボともいう。

症状[編集]

基本的には小児の疾患。 皮膚に平たく円形の丘疹が出来る。通常2-5mm程度。 治療しないと半年から2年持続するが、自然に治ることもある。 大人ではHIV患者では悪化しやすい。日和見感染でできることもある。

病原体[編集]

Poxviridae科のmolluscipoxvirus

伝播形式[編集]

皮膚の接触による感染で、主にプールで感染が広がりやすい。皮膚の接触に限らず、ビート板を介してうつることもある。 大人では性行為感染症の場合もある。

治療[編集]

ピンセット(トラコーマ攝子)による機械的除去が基本治療であるが、自然に治ること、摘除をすることによる小児の精神的苦痛という観点から治療しないでそのままにする場合もある。予後良好であり、自然消退がみられることが多いため、放置しても問題ないことがほとんどである。
グルタルアルデヒド硝酸銀ペースト、モノクロル酢酸ポドフィリンなどの外用を行なうこともある。[1]その他、他のイボと同様に液体窒素で処理する方法もあるが、保険治療ではない。

脚注[編集]

  1. ^ 泉 映理 ほか, 医薬の門 51(4), 57-59.

関連[編集]