パワポケ甲子園

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パワポケ甲子園
ジャンル スポーツ・育成
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 コナミ[1]パワプロプロダクション・パワポケ甲子園チーム[2]
発売元 コナミ
人数 1人
メディア DSカード
発売日 2005年8月4日
対象年齢 CERO:全年齢対象
デバイス DSワイヤレスプレイ対応
売上本数 初週:2万本
累計:9万本
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パワポケ甲子園Pawapoke Koshien)』とは、2005年8月4日にコナミ[1]から発売されたニンテンドーDS用のゲームソフト。高校野球全国高等学校野球選手権大会選抜高等学校野球大会 - いずれも、阪神甲子園球場を主会場とすることから、甲子園とも呼ばれる)をテーマとしている。ニンテンドーDS初の野球ゲーム作品である。

本作は「パワプロクンポケットシリーズ(パワポケシリーズ)」などを手がけるコナミ社内プロダクション・パワプロプロダクションが制作しており、同シリーズ初の外伝作品として発表されたが、今までパワポケ作品とは性質が大きく異なる。なお、本作の主要開発スタッフは、パワポケシリーズ主要開発スタッフと異なる。

2011年現在KDE-Jは「『パワポケ甲子園』はパワポケシリーズではない」とは明言していないが、一部パワポケシリーズ作品では、本作はパワポケシリーズには含まれないものとして扱うことがある。(後述)

概要[編集]

前述のパワポケシリーズの外伝作品として発表されたが、シナリオ重視のパワポケシリーズ作品とは性質が異なる。野球・試合に特化したこともあり、本作はパワポケシリーズ唯一、メインモードといえるサクセスモード」が収録されていない異色の作品となっている(選手育成モードにシナリオ自体は存在するが、従来のパワポケシリーズのサクセスモードのシナリオとは関連性が無い)。

また、パワプロシリーズでおなじみの実況・ウグイスのアナウンスがコナミ[1]の携帯ゲーム機版野球ゲームでは初めて導入された(パワポケシリーズ本編での初採用作品は、ウグイスがパワポケ8、実況がパワポケ10。携帯ゲーム機パワプロシリーズの実況・ウグイスは、実況パワフルプロ野球ポータブルが初採用)。なお、実況はパワプロシリーズでおなじみの実況河路直樹圭三)ではなく、堀江良信フリー)が起用されている。

本作の投手に野手のサブポジション、特殊能力が付く(一部共通の特殊能力「ケガ○」や「バント○」などを除く)ことと、投手のサブポジがあるのは、パワポケシリーズでは本作のみであり、ほかのパワポケにパスワード登録しても反映されない(「あつまれ!パワプロクンのDS甲子園」にパスワード登録した場合は反映される)。また、今作の外野手は左翼手中堅手右翼手のポジションに分かれている(実況パワフルメジャーリーグにパスワード登録しても反映されない)。

本作は高校野球に特化したこともあり、プロ野球日本野球機構)12球団は収録されていない。

モード[編集]

他のパワポケシリーズと異なる、本作独自のゲームモードが収録されている。パワポケシリーズでおなじみの「サクセスモード」「ミニゲーム」は搭載されていない。

甲子園
後述を参照。
野球
CPU対戦、練習を行うモード。但し、パワポケ2と同じく、通信対戦は搭載されていない。
データ
作成した選手などを確認したり、パスワードで選手を登録したりできる。
トーナメント
4チーム、8チーム、16チーム制のトーナメントが用意されている。
アレンジ
オリジナルの選手編成ができるモード。
記念館
甲子園モードの登場人物の能力が見られる。

甲子園[編集]

パワポケシリーズお馴染みの「サクセスモード」に代わり収録された選手(チーム)育成モード。

全国931校から1校(オリジナルチームを作ることも可能)を選び、主人公=キャプテンを操作して1年間で春と夏の甲子園で優勝することが目標。なお、登場する学校の名称はすべて架空のものであるが、実在する学校名の文字や、字の順番を入れ換えたものもある。特に大阪府にはその傾向が多く見られる(例:HG学院←PL学園高等学校、大寒一←関大一(関西大学第一高等学校)、木ノ葉学院←此花学院高等学校など)。

従来の「サクセスモード」の高校野球編は基本的に主人公一人を育成するものであったが、本作では自分の野球部員全体を育成しなければならない。今作の特殊変化球以外の能力は、能力アップ画面で取得できず、練習・試合とイベントなどで取得する。

シナリオ面では、ダーク、奇拔な展開を売りとするパワポケシリーズ本編よりは、むしろパワプロシリーズのサクセスモードに近しい正統派のストーリーとなっている。なお、本作がパワポケシリーズ初の春の甲子園に出場できる作品である(サクセスモードで春にも出場できるのはパワポケ10が最初)。

なお、育成システムのうち「チーム面全体を育成」、「能力アップは完全自動」、「特殊能力の取得は試合、イベント次第」は、後のパワプロシリーズの「栄冠ナイン」、「情熱」など甲子園モードに近いシステムに採用されている。

クリア条件[編集]

今作のクリア条件は、チーム登録、選手登録に分けられている。

ただし、春の甲子園に出ていても、練習やイベントで増減するマジメが0になると強制退学(ゲームオーバー)になる。

登場人物[編集]

「サクセスモード」とは異なり、ライバル(五十嵐)、マネージャー(桃井、彼女候補)を除き本作では固定の登場人物は存在しない。

部員[編集]

主人公
選んだ高校のキャプテンである。詳しいことは不明だが成績は悪かったり良かったりとランダムである。
メガネ君(○田)
高校によって違う相棒みたいなもの。彼をメンバーから外せない。能力はランダムである。
他のシリーズ作品の相棒「メガネ一族」と区別するため、本作の公式サイトでは、独自の設定が使用された。[3]
桃井 祐介
主人公の後輩の男のマネージャー。
チームメイト
甲子園では選んだチームやスカウトを選べる。また木村や田中などの1ページ軍団はスカウトされない。

ライバル[編集]

五十嵐 光一
選んだ地区の地区代表の4番でエース。彼の能力は非常に高く、選手ランクがAである(200越え)。ゲームセンターが好きである。

彼女候補[編集]

彼女候補はすべて女マネージャーである。

  • 新城 美沙
  • 水島 優奈
  • 上野 あずみ
  • 桂木 奈緒
  • 鮎沢 桜

他のパワポケシリーズとの関係[編集]

  • 本作はパワポケシリーズの外伝作品として発表されたが、前述通り、パワポケシリーズのメインといえるモード「サクセスモード」が収録されていないため、後の作品の一部ではパワポケシリーズから除外されている場合がある。[4]
  • 本作の公式ウェブサイトも、はじめはパワポケシリーズ公式サイト上にリンクされていた[5]が、2006年秋ごろの更新で、パワプロクンポケット9(当時発売予定を告知していた)へのリンク追加作業の際、甲子園へのリンクがパワプロクンポケット8へのリンクに書き換えられた(パワポケ8へのリンクはパワポケ9へのリンクに書き換えられた)[6]
  • パワプロプロダクション各シリーズの公式サイトの統合に伴う、2010年4月1日の更新で、本作の公式ウェブサイトは、『あつまれ!パワプロクンのDS甲子園』の公式ウェブサイトと共に、2010年3月18日に発売されたDS用ソフト『熱闘!パワフル甲子園』の公式サイトに書き換えられた。
  • 2006年8月に『あつまれ!パワプロクンのDS甲子園』が実質的な続編として発売された。ただし、こちらは最初からパワポケシリーズには含まれておらず、公式サイトからパワポケシリーズ総合サイトへのリンクも存在していない。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 2006年3月23日に発売された『パワポケダッシュ』まで、パワプロ・パワポケシリーズの版権はコナミが所有していたが、2006年3月31日持株会社化に伴い、新設子会社のコナミデジタルエンタテインメントに移っている。
  2. ^ a b ゲーム中では「パワポケチーム」と表記されているが、『パワプロクンポケット8 公式ガイド』のインタビューでは「パワポケ甲子園チーム」と表記されている。
  3. ^ パワポケ7では、「湯田浩一」(メガネ一族の一員)のプロフィールには「湯田には13人の異母兄弟がいるらしい」の記述があり、本作の公式サイトでは、「メガネ君が19人登場する。」という記述がある。
  4. ^ 外伝作品『パワポケダッシュ』の「パワポケ図鑑」と『パワポケ11』の「タイトルコレクション」には、本作の情報が掲載されていない。
  5. ^ 2006年8月頃のシリーズ公式サイトウェブアーカイブにおいて、パワポケ甲子園がリンクされていた最後の保存キャッシュ)
  6. ^ 2006年10月頃のシリーズ公式サイト(ウェブアーカイブにおいて、パワポケ甲子園のリンクが除外された最初の保存キャッシュ)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]