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ハエ亜目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハエ亜目
生息年代: アニシアン現世 [1]
オビキンバエ Chrysomya megacephala
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハエ目(双翅目) Diptera
亜目 : ハエ亜目(短角亜目) Brachycera
下目

ハエ亜目短角亜目、Brachycera)は、ハエ目(双翅目)に属する分類群の一つ。いわゆるハエアブを含む大きなグループである。

概要

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イエバエイエバエ科)の頭部

ハエ亜目は世界中に分布する分類群で、現生種だけで約95科約80000種が記録されている[2]。約200万年以上前に分岐して発生した分類群と考えられており、現生で非常に繁栄しているグループの一つである[2]。ハエ亜目に属する種は形態的、生態的に非常に多様で、同じ双翅目に属するカ亜目よりはるかに多様度が高い[2]

ハエ亜目の学名 Brachycera は、ギリシャ語で「短い角」(short-horned)を意味し、双翅目の中でも触角が短いことを示している[3]

形態

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触角は通常3節以下で構成され、最も先端の節には触角刺毛か触角筆突起を生じる[4]。小顎鬚(maxillary pulps)は、カ亜目では通常3小節以上に分節するが、ハエ亜目の種はふつう2小節以下に分節する[4]

幼虫は型で、脚はない。通常体節は12節以下で、体節が13節以上あるカ亜目の幼虫とは区別できる[5][6]。気門は9対[5][6]

分類

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ハエ亜目の単型性は、分子系統学的なデータや、形態的な特徴によって支持されている[2]

伝統的な下位分類群として、直縫短角群(Orthorrhaphous、ハエ下目(環縫短角群)を除く下目を含む)、無額嚢節 Aschiza、額嚢節 Schizophora (ともにハエ下目内の分類群)などの群や節を設けることもあるが、これらは側系統群であると考えられている[2]

下位分類

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脚注

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  1. Lukashevich, Elena D.; Mostovski, Mike B. (2 September 2023). “The Imitation Game: In Search for Brachycera in the Triassic”. Diversity 15 (9): 989. Bibcode:2023Diver..15..989L. doi:10.3390/d15090989.
  2. 1 2 3 4 5 Grimaldi and Engel (2005) p.514
  3. Grimaldi and Engel (2005) p.515
  4. 1 2 三枝(2008)p.274
  5. 1 2 川合、谷田共編(2005)p.660
  6. 1 2 素木(1969)p.87
  7. BRIAN M.WIEGMANN, DAVID K. YEATES, JEFFREY L. THORNE, and HIROHISA KISHINO 2003. Time Flies, a New Molecular Time-Scale for Brachyceran Fly Evolution Without a Clock. Systematic Biology 52(6):745-756
  8. DAVID K. YEATES 2002. Relationships of extant lower Brachycera (Diptera): a quantitative synthesis of morphological characters. Zoologica Scripta, 31(1) 105-121

参考文献

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