ノクターナス

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ノクターナス
Nocturnus
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州
ヒルズボロ郡 タンパ
ジャンル テクニカルデスメタル
プログレッシヴデスメタル

デスメタル[1]
プログレッシブ・メタル[1]
活動期間 1987年 - 1993年
2000年 - 2002年
レーベル イヤーエイク・レコード
モリバンド・レコード
シーズン・オブ・ミスト
カルマゲドン・メディア
キャンドルライト・レコード
トイズファクトリー
共同作業者 トム・モリス (プロデューサー)
公式サイト Official MySpace
メンバー エモ・モウリー (ボーカルベース)
マイク・デイヴィス (ギター)
ショーン・マクネナリー (ギター)
ルイス・パンツァー (キーボード)
クリス・ビエニエク (ドラムス)
旧メンバー ダン・アイゾ (ボーカル)
ジーノ・マリノ (ギター)
ヴィンセント・クロウリー (ギター)
リチャード・ベイトマン (ベース)
ジェフ・エステス (ベース)
マイク・ブラウニング (ドラムス)
ジェームス・マルチネク (ドラムス)
リック・ビザロ (ドラムス)

ノクターナス (Nocturnus)は、アメリカ合衆国タンパ出身のテクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルバンドデスメタル黎明期に、デスモービッド・エンジェルと活動を共にした。テクニカルデスメタルをベースに、キーボードを導入し、未来的な音を織り込んだ先進的な楽曲を発表していた[2][3]。このため、一部ではテクノデスメタルとも呼ばれていた[2]

バンド名「Nocturnus」は、創設者のマイク・ブラウニングがスレイヤーの楽曲「At Dawn They Sleep」(『Hell Awaits』収録)の歌詞中で使われていた単語「Nocturnal」のラテン語形から決定した[4]。また、マイク・ブラウニングによれば、この「Nocturnus」には、神秘的な意味合いも含まれており、バンド名にする一因になったと語っている[4]

略歴[編集]

1987年に、アメリカ合衆国フロリダ州タンパで、元モービッド・エンジェルのマイク・ブラウニング (DsVo)によって、マイク・ブラウニングのアイデアを反映するために立ち上げられた[2][3][4]。立ち上げられてから少しして、エージェント・スティールを脱退したばかりのリチャード・ベイトマン (B)が加入[4]。リチャード・ベイトマンの加入と同時期に、既に作曲を開始している[4]。これから少しして、インキュバスというバンドでマイク・ブラウニングと同僚だったジーノ・マリノ (G)が加入[4]。更に、マイク・ブラウニングの旧友、ヴィンセント・クロウリー (G)が加入し、体制が整う[4]。同年に、1stデモテープ『Nocturnus』をリリース[5]。しかし、この布陣は長続きせず、ヴィンセント・クロウリーが、自身のバンドAcheronを結成し同年中に脱退[4]。それから間をおかずにリチャード・ベイトマンも脱退しNasty Savageに加入した[4]。この脱退を受けて、マイク・デイヴィス (G)とマイク・デイヴィスの友人であるジェフ・エステス (B)が加入した[4]。その後、新たにキーボーディストのルイス・パンツァー (Key)が加入し、2ndデモ『The Science of Horror』をリリース[4][6]。リリース後、ジーノ・マリノも脱退しショーン・マクネナリー (G)が加入。

このデモをきっかけに、イギリスインディペンデントレーベルイヤーエイク・レコード」と契約。1990年に1stアルバム『The Key』をリリース。リリース後には、ナパーム・デスゴッドフレッシュらと北米ツアーを敢行している。1stアルバムリリース後、ジェフ・エステスが脱退した[2]。この際には、セッションメンバーとして、ジム・オサリヴァンやクリス・アンダーソンというベーシストが起用された[2]。また、マイク・ブラウニングがドラムスに専念することになり、専任ボーカリストとしてダン・アイゾ (Vo)が加入[2]1992年に2ndアルバム『Thresholds』をリリース。レコーディング時には、正式ベーシストがおらずクリス・アンダーソンがセッションで参加した。その後、オーディションを経て、エモ・モエリー (B)が加入している[2]。また、日本でもトイズファクトリーから1stアルバムと2ndアルバムが同時に日本盤がリリースされた。それぞれ『鍵~THE KEY』、『冥府の門』という邦題がついていた。しかし、2ndアルバムリリースから間もなく、中心メンバーだったマイク・ブラウニングが脱退し、ジェームス・マルチネク (Ds)が加入。1993年に、モリバンド・レコードから1stEP『Nocturnus』をリリースした。しかし、同年中にバンドは解散した。

2000年になって再結成。再結成時のメンバーは、エモ・モウリー (Vo、B)、マイク・デイヴィス (G)、ショーン・マクネナリー (G)、ルイス・パンツァー (Key)、リック・ビザロ (Ds)の5名。ダン・アイゾとジェームス・マルチネクは参加せず、ドラマーには、リック・ビザロが加入、ボーカリストはエモ・モウリーが兼任することとなった。フランスのインディペンデント・レーベル「シーズン・オブ・ミスト」と契約。3rdアルバム『Ethereal Tomb』をリリースした。2002年に、リック・ビザロが脱退し、クリス・ビエニエク (Ds)が加入するが、2003年に再び解散した。解散後の2004年に、デモ音源を集めたコンピレーションアルバム『The Nocturnus Demos』がリリースされている。

メンバー[編集]

解散時のメンバー[編集]

1992年から1993年の間は、ベースとバッキングボーカルを担当していた。
  • マイク・デイヴィス (Mike Davis) - ギター (1988 - 1993, 2000 - 2003)
  • ショーン・マクネナリー (Sean McNenney) - ギター (1989 - 1993, 2000 - 2003)
  • ルイス・パンツァー (Louis Panzer) - キーボード (1988 - 1993, 2000 - 2003)
  • クリス・ビエニエク (Chris Bieniek) - ドラムス (2003)

旧メンバー[編集]

  • ダン・アイゾ (Dan Izzo) - ボーカル (1992 - 1993)
  • ジーノ・マリノ (Gino Marino) - ギター (1987 - 1988)
一時期、マイク・ブラウニングが中心メンバーのアフター・デスでも活動していた。
  • ヴィンセント・クロウリー (Vincent Crowley) - ギター (1987)
  • リチャード・ベイトマン (Richard Bateman) - ベース (1987)
一時期、マイク・ブラウニングが中心メンバーのアフター・デスでも活動していた。
  • ジェフ・エステス (Jeff Estes) - ベース (1988 - 1991)
  • マイク・ブラウニング (Mike Browning) - ドラムス (1987 - 1992)
結成時からダン・アイゾ加入までは、ボーカルを兼任していた。
モービッド・エンジェルでも活動。脱退後は、アフター・デスなどのバンドで活動している。
  • ジェームス・マルチネク (James Marcinek) - ドラムス (1992 - 1993)
  • リック・ビザロ (Rick Bizarro) - ドラムス (2000 - 2002)

セッションメンバー[編集]

  • ジム・オサリヴァン (Jim O'Sullivan) - ベース (1991)
  • クリス・アンダーソン (Chris Anderson) - ベース (1991)
2ndアルバム『Thresholds』に参加。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム
  • 鍵~THE KEY The Key (1990)
  • 冥府への門 Thresholds (1992)
  • Ethereal Tomb (2000)
コンピレーション・EP
  • Nocturnus (EP, 1993)
  • The Nocturnus Demos (Compilation, 2004)
デモ
  • Nocturnus (1987)
  • The Science of Horror (1988)

脚注[編集]

  1. ^ a b Nocturnus reviews, music, news - sputnikmusic・2015年7月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 川口徹 (1992年). “鍵~THE KEY” (日本語) (CDライナー). 「The Key」. ノクターナス. 日本: トイズファクトリー. TFCK-88584. 
  3. ^ a b 北井康仁 (1992年). “冥府への門” (日本語) (CDライナー). 「Thresholds」. ノクターナス. 日本: トイズファクトリー. TFCK-88585. 
  4. ^ a b c d e f g h i j k Browning, Mike (2004年). “The story of Nocturnus” (英語). 「The Nocturnus Demos」. ノクターナス. アメリカ合衆国: キャンドルライト・レコードUSA. pp. 3. CANUS0072CD. 
  5. ^ http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/Nocturnus/9697 2014年4月4日閲覧。
  6. ^ http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/The_Science_of_Horror/644 2014年4月4日閲覧。

外部リンク[編集]