トリニティ ジルオール ゼロ
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トリニティ ジルオール ゼロ | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | アクションRPG |
対応機種 | PlayStation 3 |
発売元 | コーエーテクモゲームス(コーエー) |
ディレクター | 庄知彦 |
キャラクターデザイン | 末弥純 |
音楽 | 池頼広 |
メディア | BD-ROM |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2010年11月25日 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
通信機能 | PlayStation Network対応 |
テンプレート - ノート |
『トリニティ ジルオール ゼロ』 (TRINITY Zill O'll Zero) は、コーエーテクモゲームスより2010年11月25日に発売されたPlayStation 3用コンピュータゲームソフト。英語版のタイトルは「Trinity: Souls of Zill O'll」(トリニティ ソウルズ オブ ジルオール)。
概要[編集]
コーエーより発売された『ジルオール』シリーズの作品。オリジナルの『ジルオール』はアクション要素の無いコマンド入力式RPGだったのに対し、本作はアクションRPGとなっている。開発は「無双シリーズ」のオメガフォースが担当。
剣と魔法の支配するファンタジー世界「バイアシオン大陸」を舞台に3人の主人公が冒険を繰り広げる。時代は前作『ジルオール』よりも過去の物語になる。
タイトルの「トリニティ」は三位一体の意味で3人の主人公を切り替えて戦う。キャラクターデザインは前作と同じく末弥純が担当。グラフィックはいわゆる写真のようなCGではなく、末弥純のイラストをそのまま再現したような絵画調になっているのが特徴。当初の発売予定は9月30日の予定だったが、「ゲーム全体を通してプレイした時のバランスが調整し切れなかった」ため11月25日に延期された。
PlayStation Storeでは無料体験版が配信された。
登場キャラクター[編集]
メインキャラクター[編集]
- アレウス Areus
- 声 - 桐本琢也
- 主人公の一人。ハーフエルフの少年で剣術と魔法で戦う。
- 人間とエルフの両者から疎まれて育ったため、そのどちらも信用していない。
- 剣術だけでなく、魔法によって水溜りを凍らせたり、仲間の攻撃を強化することもできる。
- ダグザ Dagda
- 声 - 郷里大輔
- 主人公の一人。ボルダン族の男で、屈強な肉体を持ち素手で戦う髭面の肉弾戦士。陽気な性格でパーティー内のムードメーカーになる。
- 地面を殴ったり、石柱を振り回したりといった豪快な戦いぶりを見せる。
- なお、ダグザの声を担当した郷里は本作の発売より前に他界しており、このダグザ役が遺作の一つとなっている。
- セレーネ Selene
- 声 - 渡辺美佐
- 主人公の一人。ダルケニス族の女で、敏捷な体術と罠や飛び道具を使うレンジャー。
- ダルケニス族はバイアシオン大陸でも珍しい吸血種族のため人間からは迫害されているが、それを隠していない。
- 外見は若い女性だが長命な種族のため、3人の中では最年長。
サブキャラクター[編集]
- ネメア Nemea
- 声 - 小山力也
- 武力による大陸統一を推し進めているディンガル帝国に抵抗している冒険者の男。
- 金髪の美しい青年で実力も高いため、大陸中の冒険者の憧れの的となっている。黄金の鎧に身を包み、槍を携えている。
- ケリュネイア Ceryneian
- 声 - 松谷彼哉
- オルファウス Orphaus
- 声 - 野島裕史
- ネメアの仲間の冒険者。翡翠色の髪をした美しい青年で、先の事を見通す力を持っている。
- 「猫屋敷」に居を構えているが出生を含めて謎が多い。
- レーグ Reig
- 声 - 中井和哉
- 双剣を使うボルダン族の剣士。リベルダムの闘技場では無敗を誇り、「剣聖」の名を縦(ほしいまま)にしている。
- 強さと力を追い求める寡黙な求道者。
- ゼネテス Xenetes
- 声 - 保村真
- 自由と酒を愛する風来坊の冒険者で、賞金稼ぎをしながら各地を渡り歩いている。胸元の大きく開いた服を着ているのが特徴。
- ツェラシェル、シーラと共に3人パーティーを組んでいる。
- ツェラシェル ZellaShell
- 声 - 野島健児
- ゼネテスの仲間の冒険者。細面で長い髪を後ろで縛っている男性。莫大な金を必要としており、報酬の多い仕事を進んで引き受ける。
- シーラ Sheelagh
- 声 - 小松由佳
- ゼネテス、ツェラシェルと組んで冒険を繰り広げている賞金稼ぎ。黒髪で黒いセクシーな衣装に身を包んだ女性。特殊な形状の武器を持っている。
- 以前は旅芸人の一座に身を置いていたことがあり、熟練冒険者の風格を漂わせている。
- バロル Balor
- 声 - 大友龍三郎
- ゾフォル Zofor
- 声 - 矢田耕司
- 必中の預言を告げると言われるティンガル帝国の宰相。
- 不吉な未来しか言い当てられない事を疎ましく思っているが、運命として受け入れている。
- 帝国の現皇帝であるバロルを闇に堕とした張本人であり、魔王となった彼に心酔している。
- ドラド Dorado
- 声 - 江川央生
- モルゾワ Morozova
- 声 - 竹本英史
- アンギルダン Angeerdan
- 声 - 竹本英史
- かつてはディンガル帝国の将軍であったが、闇に落ちたバロルに処刑されかけたところを出奔、各地で傭兵として活躍している。
- 現在ではアルノートゥンの傭兵隊長を務めている。
- ダルキナ Dullkina
- 声 - 高岡瓶々
- アレウスの剣の師匠。
- ルグ Rugu
- 声 - 宮坂俊蔵
- エリオット Elliott
- 声 - 宮坂俊蔵
- レティシア Laetitia
- 声 - 伊藤かな恵
- メイア Meir
- 声 - 庄司宇芽香
- イズ Is
- 声 - 臺奈津樹
ゲームシステム[編集]
本作はアクションRPGだが、3人の主人公を随時切り替えて戦うことができるのが特徴となっている。アレウスの氷の魔法で複数の敵を凍らせてダグザの攻撃で敵を一網打尽にしたり、アレウスの魔法でセレーネの攻撃に雷属性を付与したりといったパーティープレイが行える。
今作は前作のような異なる立場からメインストーリーに関わることができるフリーシナリオシステムではなく大筋のストーリーに豊富なサブクエストを加えたフリーシナリオ進行システムを採用している。
世界[編集]
架空の世界「バイアシオン大陸」が舞台。この世界には人間の他にもドワーフ族、エルフ族、ボルダン族など複数の種族が住んでおり、森や洞窟にはモンスターが生息している。大陸の北に位置するディンガル帝国と南に位置するロストール王国は大陸を二分する二大国家で、永年に渡り敵対していた。ディンガル帝国は力による大陸の統一を目指しているが、これに抵抗する人々も存在する。
プレミアムボックス[編集]
ゲーム内容は同じだが特典グッズが同梱される限定版「プレミアムボックス」も発売される。プレミアムボックスにはゲームソフトの他、ビジュアルブックレット、サウンドトラックCD、末弥純かきおろしポスター二種類が同梱される。