デンジャラス・ラン
デンジャラス・ラン | |
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Safe House | |
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監督 | ダニエル・エスピノーサ |
脚本 | デヴィッド・グッゲンハイム |
製作 | スコット・ステューバー |
製作総指揮 |
スコット・アヴァーサノ デンゼル・ワシントン アダム・メリムズ アレクサ・フェイジェン トレヴァー・メイシー マーク・D・エヴァンズ |
出演者 |
デンゼル・ワシントン ライアン・レイノルズ ヴェラ・ファーミガ ブレンダン・グリーソン |
音楽 | ラミン・ジャヴァディ |
撮影 | オリヴァー・ウッド |
編集 | リチャード・ピアソン |
製作会社 | レラティビティ・メディア |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 115分 |
製作国 |
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言語 |
英語 アフリカーンス語 スペイン語 |
製作費 | $85,000,000[1] |
興行収入 |
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『デンジャラス・ラン』(原題: Safe House)は、2012年制作のアメリカ合衆国・南アフリカ共和国合作のスパイ・サスペンス・アクション映画作品。デンゼル・ワシントン(兼・製作総指揮)、ライアン・レイノルズ出演。PG12指定。
あらすじ[編集]
元CIA工作員トビン・フロストは組織を裏切ったため、世界36カ国で指名手配され、10年間逃亡を続けていた。南アフリカ共和国でフロストはMI-6の旧友から極秘情報のデータファイルを受け取るが、謎の追手の一味に命を狙われ、ケープタウンのアメリカ領事館に逃げ込み、自ら出頭する。一方、ケープタウンのCIAの隠れ家「セーフハウス」では、各施設に1名配属される「客室係」こと、管理人のマットが才能を発揮できずに不満を感じていた。
CIAに捕まったフロストはマットのセーフハウスに収監されるが、直後に謎の傭兵部隊が施設を襲撃し、フロストとマット以外は全員殺される。突然の出来事にとまどいながらも、マットはフロストに手錠をかけて連行し、何とか施設から脱出する。マットはCIA本部の指示で、他の隠れ家へフロストを連行することになるが、ワールドカップ開催中のスタジアムでフロストは逃走する。地元警察から発砲されたマットは反撃し、警官を射殺したため任務から解かれるが、自力でフロストを捕らえるため単独行動する。
フロストはスラム街に住む旧友宅を訪れ、偽の身分証を作成してもらうが、再び傭兵部隊が襲撃し銃撃戦となる。そこへフロストの行き先を突き止めたマットが現れ救出する。フロストは自分の過去を語り始めるが、極秘ファイルの内容は教えなかった。マットは南アフリカ郊外の隠れ家にたどり着くと、再びフロストに手錠をかける。しかし突然管理人の工作員に襲われ、死闘の末管理人を殺すがマットも重症を追う。死にかけながらフロストの手錠を外したマットは、ファイルの情報を聞くと、フロストは世界の情報機関の汚職工作員のリストであることを告げる。
CIA副長官は事態収拾のため、幹部のデヴィッドとリンクレイターを南アフリカに派遣するが、現地を移動中にデヴィッドはリンクレイターを射殺し、マットのいる隠れ家へ向かう。傭兵部隊の雇い主はデヴィッドであり、部隊と共に隠れ家に着いたデヴィッドはフロストを殺そうとする。フロストは部隊を皆殺しにするが、最後にデヴィッドに撃たれる。しかしマットがデヴィッドを射殺し、フロストを救うが手遅れだった。フロストはマットに正しい人間でいるように告げると、データをマットに託し息を引き取る。本部に帰還したマットは、CIA副長官にデヴィッドの不正データを提出するが、副長官は国家の為にもみ消すと答える。その後マットは残りの極秘情報を世界にリークし、彼女がいるパリへ向かう。
キャスト[編集]
- トビン・フロスト - デンゼル・ワシントン: 国際指名手配犯。伝説のCIA元工作員。
- マット・ウェストン - ライアン・レイノルズ: 新米CIA工作員。隠れ家の「客室係」。
- キャサリン・リンクレイター - ヴェラ・ファーミガ: CIA職員。
- デヴィッド・バーロー - ブレンダン・グリーソン: CIA職員。マットの上司。
- ハーラン・ホイットフォード - サム・シェパード: CIA副長官。
- カルロス・ビラル - ルーベン・ブラデス: 名うての書類偽造屋。フロストの古い友人。
- アナ・モロー - ノラ・アルネゼデール: マットの恋人。フランス国籍の研修医。
- ダニエル・キーファー - ロバート・パトリック: 尋問チーム(GRS)のリーダー。
- アレック・ウェイド - リアム・カニンガム: MI-6職員。フロストの仲間。
- ケラー - ヨエル・キナマン: マットがフロストを連れて来た隠れ家の客室係。
- ヴァルガス - ファレス・ファレス: フロストを付け狙う殺し屋。
日本語吹替[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | BSジャパン版 | ||
トビン・フロスト | デンゼル・ワシントン | 小山力也 | 大塚明夫 |
マット・ウェストン | ライアン・レイノルズ | 松本保典 | 加瀬康之 |
キャサリン・リンクレイター | ヴェラ・ファーミガ | 田中敦子 | 山像かおり |
デヴィッド・バーロー | ブレンダン・グリーソン | 宝亀克寿 | 玄田哲章 |
ハーラン・ホイットフォード | サム・シェパード | 樋浦勉 | 野島昭生 |
カルロス・ビラル | ルーベン・ブラデス | 辻親八 | |
アナ・モロー | ノラ・アルネゼデール | 嶋村侑 | 小松由佳 |
ダニエル・キーファー | ロバート・パトリック | 大塚芳忠 | 田中正彦 |
アレック・ウェイド | リアム・カニンガム | 梅津秀行 | |
ケラー | ヨエル・キナマン | 小松史法 | |
ヴァルガス | ファレス・ファレス | 板取政明 | |
演出 | 市来満 | 高桑一 | |
翻訳 | 高師たまみ | ||
制作 | スタジオザウルス くりぷろ |
HALF H・P STUDIO BSジャパン | |
初回放送 | 2018年8月8日 『シネマクラッシュ』[4] 20:00-21:54 |
評価[編集]
制作費8,500万ドル[1]に対し、興行成績は2億800万ドルをあげた[2]。
批評家の反応は芳しくない。映画批評サイトのRotten Tomatoesでは、183件のレビューで評価は53%、平均点は5.7/10である[5]。また、Metacriticでは、36件のレビューで加重平均値は53/100である[6]。
参考文献[編集]
- ^ a b “Movie Projector: 'The Vow' to sweep audiences off their feet”. Los Angeles Times. (2012年2月9日) 2012年2月17日閲覧。
- ^ a b c “Safe House”. Box Office Mojo (2012年5月15日). 2017年11月20日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 215頁
- ^ “デンジャラス・ラン”. BSジャパン シネマLINEUP 2018年7月21日閲覧。
- ^ SAFE HOUSE (2012) - Rotten Tomatoes(2017年11月20日閲覧)
- ^ Safe House 2012 - Metacritic(2017年11月20日閲覧)
外部リンク[編集]
- デンジャラス・ラン - allcinema
- デンジャラス・ラン - KINENOTE
- Safe House - オールムービー(英語)
- Safe House - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- Safe House - TCM Movie Database(英語)
- Safe House - Rotten Tomatoes(英語)