テラビシアにかける橋 (2007年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テラビシアにかける橋
Bridge to Terabithia
監督 ガボア・クスポ英語版
脚本 ジェフ・ストックウェル
デヴィッド・L・パターソン英語版
原作 キャサリン・パターソン
テラビシアにかける橋
製作 ハル・リーバーマン英語版
ローレン・レヴィン
デヴィッド・L・パターソン
製作総指揮 アレックス・シュワルツ
出演者 ジョシュ・ハッチャーソン
アナソフィア・ロブ
ロバート・パトリック
ベイリー・マディソン
ズーイー・デシャネル
音楽 アーロン・ジグマン英語版
撮影 マイケル・チャップマン
編集 ジョン・ギルバート
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォールデン・メディア
配給 アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ・ディストリビューション
日本の旗 東北新社
公開 アメリカ合衆国の旗 2007年2月16日
日本の旗 2008年1月26日
上映時間 95分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $25,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $82,272,442[2]
世界の旗 $137,587,063[2]
テンプレートを表示

テラビシアにかける橋』(テラビシアにかけるはし、Bridge to Terabithia)は、2007年アメリカ合衆国ファンタジー映画。監督はガボア・クスポ英語版、出演はジョシュ・ハッチャーソンアナソフィア・ロブなど。原作はキャサリン・パターソン同名児童文学

ストーリー[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 Netflix[3]
ジェス・アーロンズ ジョシュ・ハッチャーソン 浅野まゆみ 健作
レスリー・バーク アナソフィア・ロブ 廣瀬仁美 吉田珠子
エドマンズ先生 ズーイー・デシャネル 田村聖子 秋月三佳
ジャック・アーロンズ ロバート・パトリック 谷昌樹 猪俣三四郎
メイベル・アーロンズ ベイリー・マディソン 松元恵 工藤史子
メリー・アーロンズ ケイト・バトラー 一城みゆ希 広江美奈
ブレンダ・アーロンズ デヴォン・ウッド 林奏絵
エリー・アーロンズ エマ・フェントン 岩田麻衣子
ジョイス・アーロンズ グレイス・ブラニガン 工藤史子
ビル・バーク レイサム・ゲインズ英語版 落合弘治 芦原健介
ジュディ・バーク ジュディ・マッキントッシュ 工藤史子
ジャニス・エイブリー ローレン・クリントン 林奏絵
ターナー校長 ジェームス・ゲイリン英語版 島香裕 芦原健介

制作[編集]

この映画の製作・脚本担当のデヴィッド・パターソンは原作者の息子で、彼の親友に起こった出来事が原作が描かれるきっかけとなった[4][5]

撮影は2006年1月から同年4月まで、ニュージーランドオークランドとその周辺で10週間かけて行われた[6]プホイでは町の教会で撮影が行われた。

テラビシアの描写はWETAデジタルがデジタル特殊効果を担当した。

撮影監督マイケル・チャップマンはこの作品を最後に引退した。

主な使用楽曲[編集]

スタッフ[編集]

予告編[編集]

英語版の予告編は冒険色が強く、『ハリー・ポッター』や『ナルニア国物語』のようなストーリーかと思われるようなものだった。パターソンは、広告戦略によるものであるとしているが[7]、原作ファンの中には予告映像の時点で映画が原作に忠実ではないと誤解をし、ボイコットを呼びかける動きもあった[8]

評価[編集]

この映画に対する評価はおおむね好評で、批評サイトのRotten Tomatoesにおいて162件の評論のうち高評価は85%にあたる138件で、平均点は10点満点中7.2点、批評家の一致した見解は「『テラビシアにかける橋』は、愛される児童小説を忠実に映画化し、子どもたちの目を通して愛と喪失、そして想像力を力強く描いた作品である。」となっている[9]。 また、Metacriticでは25件の評論のうち、高評価は23件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中74点となっている[10]

興行収入[編集]

映画は2007年2月16日に公開された。初日だけで630万ドルの興行収益があり[11]大統領の日である19日までの週末4日間においては2850万ドル、『ゴーストライダー』の5200万ドルに次ぐ2位だった[12][13]

北アメリカでは2007年6月28日までの133日間上映され、興行収入は8227万ドルにのぼった。世界規模では1億3700万ドルに迫った[2]

ノミネート[編集]

放送映画批評家協会賞若手女優賞にアナソフィア・ロブがノミネートされたが、『ヘアスプレー』のニッキー・ブロンスキーが受賞している。

サターン賞若手俳優賞にジョシュ・ハッチャーソンがノミネートされたが、『奇跡のシンフォニー』のフレディ・ハイモアが受賞している。

日本における評価[編集]

2007年10月1日に文部科学省はこの映画を家庭向き選定作品に定めている[14]

増當竜也はこの映画を『古事記』と照らし合わせたうえで、ファンタジックな描写が弱いものの、必要以上の虚構性におもねない姿勢を評価している[15]

馬場英美は「無理に泣かせようとしないところに好感を抱いたが、登場する鳥の化け物の連呼する言葉が気になった。」としている[16]

音楽[編集]

音楽は当初、アリソン・クラウスが手掛けるはずだったが、時間の制約のためにアーロン・ジグマン英語版が代わることとなった。

映画には数多くのポップ・ミュージックが登場する。

作中の音楽の授業では1970年代の代表曲が歌われている。

日本版イメージ・ソングにはMISIAの「To Be In Love」が採用されている。この曲はアルバム『EIGHTH WORLD』に収録されている[17]

DVD[編集]

アメリカでは2007年6月17日に、日本では2008年6月27日にDVDが発売された。

特別版にはデジタル特殊効果の様子や本編の音声解説、挿入歌である"Keep Your Mind Wide Open"のミュージックビデオなどが収録されている。

出典[編集]

  1. ^ Bridge to Terabithia” (英語). The Numbers. 2022年5月24日閲覧。
  2. ^ a b c Bridge to Terabithia” (英語). Box Office Mojo. 2022年5月24日閲覧。
  3. ^ 『テラビシアにかける橋』”. オフィスチャープ. 2019年8月13日閲覧。
  4. ^ Kohn, Diana. “Lisa Hill and the Bridge to Terabithia” (英語). Takoma Voice. 2011年10月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年2月14日閲覧。
  5. ^ Question & Answer” (英語). Katherine Paterson's official website. 2015年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年2月8日閲覧。
  6. ^ About the film” (英語). Walden Media. 2009年3月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年2月24日閲覧。
  7. ^ Terabithia Ads Mislead?” (英語). SCI FI Wire (2007年2月7日). 2008年2月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年2月8日閲覧。
  8. ^ ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ インタビュー”. シネマファクトリー (2008年1月25日). 2008年6月27日閲覧。
  9. ^ Bridge to Terabithia” (英語). Rotten Tomatoes. 2022年5月24日閲覧。
  10. ^ "Bridge to Terabithia" (英語). Metacritic. 2022年5月24日閲覧。
  11. ^ Briody, Tim (2007年2月17日). “Friday Box Office Analysis” (英語). Box Office Prophets. 2007年2月19日閲覧。
  12. ^ Hamann, Jhon (2007年2月18日). “Ghost Rider Revs Up Box Office / Weekend Box Office Wrap-Up for February 16 to February 18 2007” (英語). Box Office Prophets. 2007年2月19日閲覧。
  13. ^ Domestic Box Office For Feb 19, 2007” (英語). Box Office Mojo. 2022年5月24日閲覧。
  14. ^ 映像作品等選定一覧(平成19年10月)”. 文部科学省. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月27日閲覧。
  15. ^ 「劇場公開映画批評」『キネマ旬報』3月上旬号 p.100-101。
  16. ^ [2008年1月] 馬場英美の試写室ランキング”. Movie Walker. 2008年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月27日閲覧。
  17. ^ MISIAの「To Be In Love」、映画『テラビシアにかける橋』日本版イメージソングに抜擢!”. BARKS (2007年12月29日). 2008年2月27日閲覧。

外部リンク[編集]