コリアレールパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

コレールパス(KORAIL PASS)は、韓国鉄道公社(KORAIL)が韓国を訪れる外国人向けに発行している周遊乗車券。旧称、コリアレールパス(KOREA RAIL PASSKRパス)。

概要[編集]

韓国鉄道公社の前身となる韓国鉄道庁が、1999年末に米国の旅行者向けに販売を開始したのが創始である。2000年には、日本人観光客対象にも販売されるようになった。また当初は手書き券であったが、KTX(韓国高速鉄道)開業の時期にあわせるように、自動改札機に通せるよう磁気券化された。当初は3日間、5日間、7日間、10日間用の4種類であったが、2011年2月の価格改正の際に1日間用が追加され5種類となった。2017年8月1日に商品のリニューアルが行われ、それまで韓国居住者、非居住者ごとに分かれていた商品を統合。また、オンラインで直接本券が発券できるようになり、入国後に仁川国際空港や韓国内の鉄道駅で本券に交換する必要が無くなった。同時に事前に座席指定ができるようになった。

購入できるのは、以下の者である。

  • 韓国籍を有する者のうち、PR旅券所持者、外国永住権所持者、及び6ヶ月以上の外国滞在ビザ所持者
  • 外国人(滞在資格制限なし)

購入法[編集]

KRパス交換券(旧券)

韓国鉄道公社の購入ページで直接本券が発券可能なほか、ソウル永登浦大田東大邱釜山慶州光州などといった主要駅の旅行センターや、指定旅行代理店で購入が可能。また、オンラインで本券を購入した場合、同時に座席指定も可能。

2017年8月1日以前は、韓国国内では原則として販売しなかったほか、事前に海外の旅行代理店で交換券(バウチャー)を購入するか、韓国鉄道公社の購入ページから引換券を直接購入して表示される「Eチケット」を印刷した後、韓国入国後に本券と交換する必要があった。

日本国内の旅行代理店では、JR九州旅行、STAトラベル、マックスビスタトラベル(欧州エキスプレス)他、多くの大手旅行会社が取り扱う。

使用開始日の60日前から販売する。払い戻しは発行から半年以内ならば、15%の手数料を差し引くことで可。

有効日数では、1日間、3日間、5日間、7日間用の4種類がある。また、券の種類には以下のようなものがある。

  • ノーマルパス(Normal Pass) - 大人用と子供用(大人用のほぼ半額)がある。
  • セイバーパス(Saver Pass) - 同一行程を取る2 - 5人のグループを対象に販売。子供用はない。
  • ユースパス(Youth Pass) - 13 - 25歳の学生もしくはISIC学生証保持者を対象に販売。購入の際に学生証の提示を要する。
  • フレキシブルパス(Flexible Pass) - 利用開始日から10日間のうち、任意の2日間又は4日間利用可能。

各券の代金は以下の通り(2017年1月現在の一人あたり。なお日本での販売価格は、為替相場の変動により変更される場合がある。詳細は日本販売代理店に問い合わせ)。

券種 区分 1日間 3日間 5日間 7日間
ノーマルパス 大人 81,000ウォン 113,000ウォン 168,000ウォン 195,000ウォン
子供 40,000ウォン 56,000ウォン 84,000ウォン 97,000ウォン
セイバーパス 区分なし 72,000ウォン 102,000ウォン 151,000ウォン 176,000ウォン
ユースパス 区分なし 64,000ウォン 90,000ウォン 134,000ウォン 156,000ウォン

使用可能な路線及び特典[編集]

航路とのセット商品[編集]

博多港 - 釜山港間の高速船「ビートル」を運航するJR九州高速船(2006年4月からは未来高速コビー」と共同運航化)では、それぞれ「コリアレール&ビートルパス」として、航路の往復運賃とコリアレールパスをセットにした商品を販売している。各商品の種類と料金は以下の通り(2006年4月現在)。

なお博多港 - 釜山港間の運賃は、両社とも通常期片道13,000円(子供半額)、往復24,000円(子供料金は未来高速のみ設定で半額)、平日割引だと20,000円(両社とも大人のみ設定)である。

JR九州高速船「コリアレール&ビートルパス」
券種 区分 5日間 7日間
ノーマルパス 大人 28,000円 31,000円
子供 14,000円 15,500円

販売は博多港国際ターミナル内ビートルカウンターで行っており、オンラインでは販売していない。また、韓国内鉄道の座席指定は韓国国内の駅で行う必要がある。


関連項目[編集]

外部リンク[編集]