キングオブコロシアム

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キングオブコロシアムスパイクが開発元・発売元の3Dプロレスゲームである。略称は「キンコロ」。

本項目では、本ゲームのシステムの原点である作品『ファイヤープロレスリング アイアンスラム'96』と『全日本プロレス~王者の魂~』についても扱う。

概要[編集]

ヒューマンは1996年に『ファイヤープロレスリング アイアンスラム'96』を制作した。この作品はファイヤープロレスリングシリーズのゲームシステムをほぼそのままにグラフィックを3Dポリゴンで描いたという作品。しかし細部の作り込みが甘く、収録選手や技の数が少ないなどの部分が不評で評価が得られなかった[1]。その為、その後ヒューマンは3Dポリゴンを使用した作品をゼロから制作し直す事となった。その作品が1999年4月8日に発売した『全日本プロレス~王者の魂~』である。 この作品は『アイアンスラム』の不評を受け細部を練り直しファイプロシリーズのノウハウも活かしつつ独自のシステムを盛り込み3Dのプロレス作品に投入したものであった。折りしもジャイアント馬場の訃報の2ヶ月あまり後に発売され、本人の解説が収録されていることもあり大変に注目を集めた。

キングオブコロシアムはこのシステムを受け継いで更に深化させたものとなっている。基本的にレスラー、リングアナウンサー、レフェリーは全て実名であるが『キングオブコロシアム(緑)』においては一部の外国人選手が非実名である[2]。(『全日本プロレス~王者の魂~』は全日本プロレス所属選手のみ実名)で登場する。最新作「キングオブコロシアムII」では技総数は2800以上、レスラーは150人以上が登場する。

本ゲームにおける特徴的なシステムは以下の通りである。

クラッチシステム
ボタンの入力のタイミングで技がかかる部分はファイプロシリーズから受け継がれており、スパイク(旧ヒューマン)社製のほとんどのプロレスゲームで採用されている。ファイプロシリーズでは相手との間合いが詰まると自動的に組み付きに移行するが、本作品は相手を掴む(クラッチ)するために任意のクラッチモーションを発動させて相手に組み付く必要がある。クラッチ後体勢が沈んだ瞬間に技ボタンを入力することで技を発動させる。投げ技を使いたい場合には必須である。掴まれている側もボタンを入力することで返し技を出すことができるため、タイミングよく押さないと相手に返し技を食らう。
組むときに使用したボタン、組んだ後に押した技ボタンの組み合わせで多彩な技を出すことが出来る。
魂ボタン
特定のボタンと技ボタンを併用する事で、通常の必殺技(大技)より更に強力な技や、大きな試合でしか出さないレアな大技などを繰り出すことが可能である。各レスラーは3~4個所持している。ファイプロシリーズではメガドライブ版の『サンダープロレスリング外伝』でも類似のゲージを消費し大技を使用するシステムが採用されていた。

シリーズ[編集]

発売元・開発元は『ファイヤープロレスリング アイアンスラム'96』『全日本プロレス~王者の魂~』はヒューマン、他は全てスパイク。

  • ファイヤープロレスリング アイアンスラム'96 (1996年3月15日、PlayStation
  • 全日本プロレス~王者の魂~(1999年4月8日、PlayStation)
  • キングオブコロシアム(赤) ~新日本×全日本×パンクラス ディスク~(2002年12月19日、PlayStation 2CERO B 12歳以上推奨)
  • キングオブコロシアム(緑) ~ノア×ZERO-ONE ディスク~(2003年3月6日、PlayStation 2、CERO B 12歳以上推奨)
  • キングオブコロシアム2(2004年9月9日、PlayStation 2、CERO B 12歳以上推奨)

登場レスラー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ひとつの指針として『週刊ファミ通』のクロスレビューを引き合いに出すと、本作品の発売から2週間後にリリースされた『スーパーファイヤープロレスリングXプレミアム』が30点の評価を得てシルバー殿堂の基準を満たし後年もクロスレビュー歴代殿堂入り作品特集記事などで紹介されるのに対し『アイアンスラム』は29点以下の評価だった為全く紹介される機会がない。
  2. ^ 一例を上げると、当時プロレスリングNOHAに定期参戦していて、GHCジュニアヘビー王座を保持していたマイケル・モデストは「ハンク・フォレスト」という架空の選手に置き換えられて収録された。このリングネームの選手は『ファイプロ・リターンズ』にも登場する。

外部リンク[編集]