キム・ミンス

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キム・ミンス
基本情報
本名 金 岷秀
通称 ミスター・シャーク (Mr. Shark)
韓国の英雄
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
生年月日 (1975-01-22) 1975年1月22日(49歳)
出身地 京畿道光明市
所属 リングス・コリア
→コリアン・トップチーム
身長 186cm
体重 115kg
階級 ヘビー級
バックボーン 柔道
テーマ曲 Mr.Shark
(DJ DOC)
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獲得メダル
大韓民国の旗 大韓民国
柔道
オリンピック
1996 アトランタ 95kg級
キム・ミンス
各種表記
ハングル 김민수
漢字 金岷秀
発音: キンミンス
ローマ字 Gim Minsu(2000年式
Kim Mimsu(MR式
英語表記: Kim Min Soo, Kim Min-soo
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キム・ミンス金岷秀Kim Min Soo1975年1月22日 - )は、韓国男性総合格闘家。元柔道家全羅北道益山市出身の父親の下で生まれたため、故郷は全羅北道であるが、京畿道光明市出身[1][2]。コリアン・トップチーム所属。

来歴[編集]

龍仁大学校柔道学科出身[2]

柔道家時代は1996年アトランタオリンピック柔道95kg級の銀メダリストで、9年連続で韓国代表選手。ちなみに金メダリストはPRIDEに参戦したパウエル・ナツラである。

2005年3月26日、HERO'Sボブ・サップを相手に総合格闘技デビュー。左右のフック連打でサップに鼻血を出させるも、ドクターチェックが入り、試合再開直後にサップの右パンチをもらいKO負け。

2005年11月5日、HERO'S 2005 in SEOULでショーン・オヘアと対戦し、フロントチョークで一本勝ち。総合格闘技初勝利を挙げた。

2006年6月3日、K-1 WORLD GP 2006 in SEOULで立ち技格闘技にも参戦。ASIA GPの1回戦を判定勝利。準決勝ではムラッド・ボウジディに2Rにダウンを奪われるも、3Rにダウンを奪い返す。判定はドローとなり延長戦ではローブローに苦しむが、積極的に前に出て判定勝ち。柔道家がキックボクサーから大金星を挙げ、決勝に進出。決勝では藤本祐介の右フックでKO負けし、準優勝となった。

2007年3月12日、HERO'S 2007 開幕戦 〜名古屋初上陸〜マイティ・モーと対戦。1Rにフックの連打を浴び、前のめりに倒れTKO負けを喫した。

2007年6月2日、Dynamite!! USAブロック・レスナーと対戦。タックルでテイクダウン後、マウントポジションからのグラウンドパンチを受け、タップアウト負け。この試合はチェ・ホンマンがメディカルチェックで出場許可が下りなかったための緊急参戦であった。

2007年9月29日、K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16のオープニングファイトでランディ・キムと対戦し、判定勝ち。パク・ヨンスのGP出場が急遽決まったための緊急参戦となった。

2007年10月28日、母国で開催されたHERO'S KOREA 2007ミノワマンと対戦し、打撃でミノワマンを圧倒。最後は左右のフック連打でTKO勝ち。試合後はミノワマンのS.R.F.8回を見せた。

2008年8月9日、K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAIIのスーパーファイトでスコット・ジャンクと対戦し、1Rに左フックで2度ダウンを奪い判定勝ち。

人物[編集]

戦績[編集]

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
11 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
4 2 2 0 0 0 0
7 6 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 戦闘竜 1R 1:12 KO(膝蹴り) The Khan 2 2009年11月27日
ミノワマン 1R 3:46 TKO(スタンドパンチ連打) HERO'S KOREA 2007 2007年10月28日
× ブロック・レスナー 1R 1:09 ギブアップ(マウントパンチ) Dynamite!! USA 2007年6月2日
× マイティ・モー 1R 2:37 TKO(右フック) HERO'S 2007 開幕戦 〜名古屋初上陸〜 2007年3月12日
× ドン・フライ 2R 2:47 KO(右フック) HERO'S 2006 ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦 2006年10月9日
× セーム・シュルト 1R 4:46 三角絞め HERO'S 2006 ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝 2006年8月5日
山本宜久 2R 1:32 チョークスリーパー HERO'S 2006 2006年3月15日
ショーン・オヘア 1R 4:46 フロントチョーク HERO'S 2005 in SEOUL 2005年11月5日
× レイ・セフォー 2R 0:30 KO(右ハイキック) HERO'S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント 2005年7月6日
× ボブ・サップ 1R 1:12 KO(右ストレート) HERO'S 2005年3月26日
ジン・ホー・ヤング 3R 0:51 TKO Spirit MC Revolution 2004年12月6日

キックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
5 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
4 0 4 0 0 0
1 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
スコット・ジャンク 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAII
【スーパーファイト】
2008年8月9日
ランディ・キム 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16
【オープニングファイト】
2007年9月29日
× 藤本祐介 2R 0:23 KO(右フック) K-1 WORLD GP 2006 in SEOUL
【ASIA GP 決勝】
2006年6月3日
ムラッド・ボウジディ 延長R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2006 in SEOUL
【ASIA GP 準決勝】
2006年6月3日
キム・ギョンソック 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2006 in SEOUL
【ASIA GP 1回戦】
2006年6月3日

獲得タイトル[編集]

  • 柔道ジュニア選手権 優勝(1994年)
  • ユニバーシアード 柔道100kg級 優勝(1999年)
  • アトランタオリンピック 柔道95kg級 銀メダル(1996年)
  • K-1 WORLD GP 2006 in SEOUL 準優勝

脚注[編集]

  1. ^ 유도「은」김민수 누구인가” (朝鮮語). 매일경제 (1996年7月23日). 2022年11月13日閲覧。
  2. ^ a b 애틀랜타올림픽 남자유도 은메달 김민수” (朝鮮語). 중앙일보 (1996年7月23日). 2022年11月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]