カントー
座標: 北緯10度02分 東経105度47分 / 北緯10.033度 東経105.783度
地理 | |
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地方 | メコン・デルタ |
面積 | 1,389.60 km² |
下位区分 | 5 区 4 県 |
統計 | |
人口 人口密度 |
1,187,089 人(2009年) 854 人/km² |
民族 | キン族、クメール人、ホア族、チャム族 |
その他 | |
市外局番 | 710 |
郵便番号 | 92 |
ナンバープレート | 65 |
ISO 3166-2 | VN-48 |
公式Webサイト | http://www.cantho.gov.vn/ |
カントー市とは、ベトナム南部のメコン・デルタ最大の都市である。
地理
カントーは、メコン川最大の支流であるハウザン川の南岸にあり、ベトナム最大の都市であるホーチミン市の西約 160 キロメートルに位置する。カントーは熱帯モンスーン気候帯に属し、雨季と乾季を有する。雨期は5月から11月であり、乾期は12月から4月である。年間平均湿度は83パーセント、年間平均降水量は 1,635 ミリ、年間平均気温は摂氏27度である。
カントー市に隣接するのは、アンザン省、ハウザン省、キンザン省、ヴィンロン省及びドンタップ省である。
歴史
Prek Reussey はクメール王朝の一部であった。現在でも、カントーには多くのクメール人が住んでいる。
行政区分
行政的な意味でのカントー市は、2004年初頭に従前のカントー省がカントー市とハウザン省とに分割されて成立した省級の中央直轄市である。市内は8区に分かれる。
- Ninh Kieu
- Binh Thuy
- Cai Rang
- O Mon
- Phong Dien
- Co Do
- Vinh Thanh
- Thot Not
経済
メコン・デルタはベトナムの穀倉と呼ばれ、米の全国生産量の50%以上を産出する。カントーは、農村地帯へのグリーン・ツアーで有名な観光地である。このツアーに参加すると、特産品のブンタン、リュウガン、パラミツ、マンゴー、ミカン、ドリアンといった果物類が楽しめる。
120年前から発展を続けてきたカントーは、今やメコン・デルタでもっとも重要な経済、文化、科学及び技術の中心地である。カントーには空港、河港及び2カ所の工業団地があり、インフラストラクチャーが安定しているため、外国からの投資拡大が期待されている。
教育
カントーで学術施設といえば、カントー大学のことであり、同大学の農学部とデルタ米作研究所が有名である。
交通
- カントー空港 (en:Can Tho International Airport) - 2008年に拡張され国際空港に昇格。2010年完了予定の改築工事を実施中。
- カントー橋 - 2010年4月24日に完成。
観光
ホーチミン像が建っている河沿いには、市場やレストラン、寺などが集中している。岸から船で数十分行ったところにホタルの鑑賞スポットがあり、日本人の間で密かなブームになっているらしい。[要出典]