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クメール人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クメール人
ជនជាតិខ្មែរ
総人口
約1600万人
居住地域
カンボジアの旗 カンボジア12,800,000[1]
ベトナムの旗 ベトナム1,700,000
タイ王国の旗 タイ1,400,000
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国200,000
フランスの旗 フランス50,000
日本の旗 日本26,827[2]
カナダの旗 カナダ25,000
オーストラリアの旗 オーストラリア20,000
フィリピンの旗 フィリピン16,000
マレーシアの旗 マレーシア11,381
中華民国の旗 台湾6,000
ニュージーランドの旗 ニュージーランド5,000
ラオスの旗 ラオス4,000
ベルギーの旗 ベルギー3,000
言語
クメール語ベトナム語タイ語
宗教
上座部仏教
関連する民族
モン族ワ族および他のモン・クメール語派

クメール人(クメールじん、クメール語: ជនជាតិខ្មែរ)は、カンボジアを中心とする東南アジア民族。カンボジアの総人口の約90パーセントを占めるほか、タイ東北部、ラオス南部、ベトナム南部などにも住む。身体的特徴では一般に、波状の頭髪体毛の多さといった特徴が比較的多く見られるが、皮膚は比較的濃色である。人種的には新モンゴロイドオーストラロイドネグリトとの混血民族である。

歴史

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6世紀真臘(後のクメール朝(アンコール朝))を建国し、アンコール・ワットに象徴される壮大なカンボジア文化英語版を築いた。当時の最盛期の人口は100万人以上。アンコール朝は1431年にタイのアユタヤ王朝に侵攻されてであるアンコール・トムを攻略されたのち、転々と遷都を繰り返し現在のプノンペンにあるチャドモックに落ち着いた。この間にかけて、ベトナム人南進によりメコンデルタ地方の多くでクメール人は少数民族と化した。19世紀中頃からフランスによる植民地化が進み、カンボジア王国は1887年フランス領インドシナへ編入された。後にクメール人主体のカンボジアが完全独立を果たすのは1953年であった。

1970年代ポル・ポト政権による文化浄化伝統文化や技術の担い手が大量殺戮された。

脚注

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  1. ^ CIA FactBook. Accessed July 14, 2008.
  2. ^ 令和6年末現在における在留外国人数について Accessed April 4, 2025.