カナダライン
| カナダライン Canada Line | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国 |
|
| 所在地 | メトロバンクーバー |
| 種類 | ラピッド・トランジット |
| 路線網 | バンクーバー・スカイトレイン |
| 起点 | ウォーターフロント駅 |
| 終点 |
リッチモンド・ブリグハウス駅 YVR・エアポート駅 |
| 駅数 | 17 |
| 1日利用者数 | 147,700 |
| 開業 | 2009年8月17日 |
| 運営者 | トランスリンク |
| 路線諸元 | |
| 路線距離 | 19.2 km |
| 軌間 | 1,435 mm (標準軌) |
| 電化方式 | 第三軌条方式、750 V DC |
| 最高速度 | 80 km/h |
カナダライン(英語: Canada Line)は、カナダバンクーバーにあるトランスリンクが運営するバンクーバー・スカイトレインの路線である。ウォーターフロント駅からリッチモンドのリッチモンド・ブリグハウス駅とYVR・エアポート駅を結んでいる。他の2つのスカイトレイン路線とは異なり、リニタモーター式の運行ではない。
概要
[編集]2010年のバンクーバーオリンピック開催に合わせ、バンクーバーの中心部と郊外のリッチモンドにあるバンクーバー国際空港を結ぶ空港連絡鉄道として整備され、2009年に開通した。計画段階ではRAVライン (Richmond-Airport-Vancouver Rapid Transit Line) と呼ばれていた。始発駅のウォーターフロント駅からマリンドライブ駅の手前までの区間は地下を走り、その先は地上に出てフレーザー川を越え、ブリッジポート駅でリッチモンド市中心部へ向かってリッチモンド・ブリグハウス駅まで行く本線とバンクーバー国際空港へ向かう空港支線の二つの路線に分かれている。
2008年に建設された現代ロテムが製造した2両編成の20編成で運用が開始された。また、2019年から2020年にかけて2両編成の12編成が投入された。
駅
[編集]本線
[編集]| 駅 | 営業キロ | 開通年 | 接続路線、施設 | 方式 |
|---|---|---|---|---|
| ウォーターフロント駅 (Waterfront Station) | 0.0 | 2009年 | ■エキスポライン、■ウエストコーストエクスプレス、■シーバス |
地下 |
| バンクーバーシティセンター駅 (Vancouver City Centre) | 2009年 | ロブソン通り、バンクーバー公共図書館 | 地下 | |
| イエールタウン・ラウンドハウス駅 (Yaletown–Roundhouse) | 2009年 | イエールタウン | 地下 | |
| オリンピックビレッジ駅 (Olympic Village) | 2009年 | バンクーバ・ダウンタウン・歴史鉄道(路面電車) オリンピック選手村 |
地下 | |
| ブロードウェイ・シティホール駅 (Broadway–City Hall) | 2009年 | バンクーバー市庁舎 | 地下 | |
| キングエドワード駅 (King Edward) | 2009年 | クィーンエリザベス公園 | 地下 | |
| オークリッジ・41番アベニュー駅 (Oakridge–41st Avenue) | 2009年 | 地下 | ||
| ランガラ・49番アベニュー駅 (Langara–49th Avenue) | 2009年 | ランガラ・カレッジ | 地下 | |
| マリンドライブ駅 (Marine Drive) | 2009年 | 高架 | ||
| ブリッジポート駅 (Bridgeport) | 11.1 | 2009年 | ■カナダライン・空港支線 |
高架 |
| キャプスタン駅 (Capstan) | 2024年 | 高架 | ||
| アバディーン駅 (Aberdeen) | 2009年 | 高架 | ||
| ランズダウン駅 (Lansdowne) | 2009年 | 高架 | ||
| リッチモンド・ブリグハウス駅 (Richmond–Brighouse) | 14.4 | 2009年 | リッチモンドセンター | 高架 |
空港支線
[編集]空港敷地内(YVR・エアポート駅からテンプルトン駅)での乗降には運賃が発生しないが、テンプルトン駅からブリッジポート駅へ向かう場合には基本運賃に加え空港加算運賃が適用される。ブリッジポート駅から空港方面に向かう場合は基本運賃のみ発生する。空港敷地内で乗降する場合、自動券売機にて無料の切符を発行できる。
| 駅 | 営業キロ | 開通年 | 接続路線、施設 | 方式 |
|---|---|---|---|---|
| ブリッジポート駅(Bridgeport) | 11.1 | 2009年 | ■カナダライン・リッチモンド方面 |
高架 |
| テンプルトン駅 (Templeton) | 2009年 | 地上 | ||
| シーアイランドセンター駅 (Sea Island Centre) | 2009年 | 地上 | ||
| YVR・エアポート駅 (YVR–Airport) | 15.1 | 2009年 | バンクーバー国際空港 | 高架 |
新駅計画
[編集]2024年12月20日、カナダライン開業以来初となる新駅、キャプスタン駅が開業した。その他にも、将来的に以下の駅を新設できるように備えた設計となっている。ただし、着工の見通しや開業時期は未定[1]。
- 33番アベニュー駅 (33rd Avenue)
- 57番アベニュー駅 (57th Avenue)
- YVR3駅 (YVR3)
ギャラリー
[編集]-
現代ロテム製のカナダラインの車両
-
カナダラインのランズダウン駅
-
カナダラインの車両内装
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カナダラインのイエールタウン・ラウンドハウス駅
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カナダラインのランガラ・49番アベニュー駅
-
ブロードウェイ・シティホール駅
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バンクーバー国際空港に隣接するYVRエアポート駅