オランダおいね

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オランダおいね』(おらんだおいね)はTBSポーラテレビ小説」枠で1970年3月30日から1970年9月26日まで放送された連続テレビドラマである。白黒作品。全156回。

概要[編集]

「ポーラテレビ小説」第4作。シーボルトの娘として生まれた主人公楠本いねが、混血という偏見と闘いながら、幾多の困難を乗り越えて日本初の産婦人科医になるまでの半生を描いた一代記ドラマ。主演には新人ではなく、1968年に映画デビュー後映画、テレビに出演実績のある丘みつ子が起用された。オペラ歌手藤原義江がシーボルトに扮し話題を呼ぶ。最高視聴率19.7%(ビデオリサーチ関東地区調べ)。

物語[編集]

弘化2年(1845年)長崎。開業医二宮敬作の養女いねは17歳の明るい娘に成長していた。ある日、町内の娘から自分がオランダ人との混血だと告げられたいねは、離れて住む実母のたきを訪ねて出生の秘密を知ってしまう。二宮の実子との確執も絡んで長崎を離れる決意をしたいねは大阪に出て呉服屋に奉公するが、そこも安住の地ではなく、清水、江戸、再び長崎と住まいを変えながらそこで出会ったさまざまな人たちとの触れ合いから、次第に医学への志を強くしてゆく。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

参考資料[編集]

  • 「テレビジョンドラマ」(放送映画出版)


TBS ポーラテレビ小説 
前番組 番組名 次番組
安ベエの海
(1969.9.29 - 1970.3.28)
オランダおいね
(1970.3.30 - 1970.9.26)
花もめん
(1970.9.28 - 1971.3.27)