エリダヌス座イプシロン星b

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エリダヌス座ε星b
ε Eridani b
Epsilon Eridani b.jpg
エリダヌス座ε星bの想像図
星座 エリダヌス座
分類 太陽系外惑星
軌道の種類 周回軌道
発見
発見日 2000年8月7日
発見者 アーティ・ハッツェス et al.
発見方法 ドップラー分光法
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 3.39 ± 0.36 au[1]
離心率 (e) 0.702 ± 0.039[1]
公転周期 (P) 2502 ± 10 [1]
(6.85 ± 0.03 [1])
軌道傾斜角 (i) 30.1 ± 3.8°[1]
近日点引数 (ω) 47 ± 3°[1]
昇交点黄経 (Ω) 74 ± 7°[1]
通過時刻 54207 ± 7 MJD[1]
準振幅 18.5 ± 0.2 m/s[1]
エリダヌス座ε星(Ran)の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 03h 32m 55.84496s[2]
赤緯 (Dec, δ) −09° 27′ 29.7312″[2]
赤方偏移 0.000055[2]
視線速度 (Rv) 16.43 ± 0.09 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: -975.17 ± 0.21 ミリ秒/[2]
赤緯: 19.49 ± 0.20 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 310.94 ± 0.16 ミリ秒/年[2]
距離 10.49 ± 0.01 光年[注 1]
(3.22 ± 0.01 パーセク[注 1])
物理的性質
半径 ≥ 1 RJ[1] (推定)
質量 1.55 ± 0.24 MJ[1]
年齢 7億3000万年 ± 2億年[1]
別名称
別名称
AEgir[3], 18 Eridani b, Gliese 144 b, HD 22049 b, HIP 16537 b, HR 1084 b
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エリダヌス座ε星b(エリダヌスざイプシロンせいb、Epsilon Eridani b, ε Eri b) は、エリダヌス座の方角に10光年離れた位置にあるエリダヌス座ε星の周りを公転している太陽系外惑星である。これは惑星の存在が確実視されている中で2番目に太陽系に近い太陽系外惑星である。ただし、1番とされているケンタウルス座α星Bbは2015年11月現在、存在しないという可能性が指摘されている[4]

発見[編集]

惑星が存在する可能性は、1990年代前半にブルース・キャンベルとゴードン・ウォーカーが率いるカナダのチームによって指摘されていたが、彼らの観測は確かな発見とまでは言えないものだった。正式に発見が発表されたのは,2000年8月7日アーティ・ハッツェスによるもので、質量は1.2 ± 0.33木星質量、恒星から平均3.3天文単位の軌道を公転していると測定され、惑星の軌道は高い離心率を持つと推定された(いわゆる典型的なエキセントリック・プラネット)。

ジェフリー・マーシーらは、大きな磁場によって作られるドップラーノイズの挙動についての情報を求め、この発見は議論を呼んだが、ハッブル宇宙望遠鏡による観測でその存在が確実になった[5]

特徴[編集]

質量は1.55±0.24MJ程度と推定され、軌道傾斜角は30.1±3.8である[1]。軌道傾斜角は恒星の周りに観測されている塵のと平行である。系の年齢が若いため、惑星の半径は木星よりわずかに大きい程度と推定されている[1]

名称[編集]

2015年、国際天文学連合はエリダヌス座ε星及びε星bの固有名を募集した。同年12月15日、アメリカワシントン州にあるマウンテンサイド中学校からの提案を採用し、ε星に Ran、ε星bに AEgir という固有名を付けたことを発表した[3]。それぞれ北欧神話の海の神であるラーンエーギルに由来する[3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n Benedict et al. (2006). “The Extrasolar Planet ε Eridani b: Orbit and Mass”. The Astronomical Journal 132 (5): 2206-2218. Bibcode 2006AJ....132.2206B. http://www.iop.org/EJ/article/1538-3881/132/5/2206/205218.html 2008年11月16日閲覧。. 
  2. ^ a b c d e f g eps Eri -- Variable of BY Dra type”. SIMBAD Astronomical Database. 2016年1月13日閲覧。
  3. ^ a b c NameExoWorld”. 国際天文学連合 (2015年12月15日). 2015年12月16日閲覧。
  4. ^ “太陽系から最も近い太陽系外惑星が消えた!”. ナショナルジオグラフィック. (2015年11月4日). http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/110200307/ 2015年11月4日閲覧。 
  5. ^ “Hubble Zeroes in on Nearest Known Exoplanet”. Hubble News Desk. (2006年10月9日). http://hubblesite.org/newscenter/newsdesk/archive/releases/2006/32/text/ 2006年10月10日閲覧。 

外部リンク[編集]