イラン・イスラム共和国放送
種類 | 国営 |
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略称 | IRIB |
設立 | 1926年 |
業種 | 放送業 |
代表者 | エッザトッラー・ザルガーミー |
外部リンク | 公式サイト |
イラン・イスラム共和国放送 | |
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運営 | イラン・イスラム共和国放送 (IRIB) |
設立 | 1940年 |
在籍国 | ![]() |
所在地 | ![]() |
演奏所 | イラン テヘラン |
外部リンク | Islamic Republic of Iran Broadcasting |
イラン・イスラム共和国放送(いらん・いすらむきょうわこくほうそう、ペルシア語: صدا و سیمای جمهوری اسلامی ایران、英語: Islamic Republic of Iran Broadcasting、略称: IRIB)はイランの国営放送である。国内向けのテレビ・ラジオ放送のほか、ラジオと衛星テレビによる国際放送を行っている。
現在の名称になったのは1979年のイラン革命後のことで、それ以前の帝政時代にはイラン国営ラジオ・テレビ (NIRT) を社名としていた。
国内放送[編集]
イランでは憲法で民間放送を禁止しているため、イラン国内の放送は全てIRIBの製作によるものである。テレビは全国向けに11系統のほか、首都を含む全国33の放送局でローカル放送が実施されている[1]。ラジオでは、国内向け12系統を中波、FM、短波、インターネットで放送している[2]。
国際放送[編集]
衛星放送[編集]
近隣諸国向けに地上放送の番組を再送信するほか、「Jame-Jam World Network」の呼称で世界の各地域向けに3チャンネルの24時間放送を実施している。「Jame-Jam 1」は欧州・北アフリカ、「Jame-Jam 2」は北米向けで、使用言語はペルシャ語、英語、アラビア語、トルコ語である。「Jame-Jam 3」は中央アジア、極東、オセアニア向けで、使用言語はアラビア語及び英語である。また、中東向けの総合番組放送「Al-kawthar」(アラビア語、英語)及びイラク向けの「Al-Alam」(アラビア語)、欧米向けのニュース専門放送「PRESS TV」(英語)を実施している。
ラジオ[編集]
アラビア語・英語を始めとして30以上の言語によるラジオ国際放送が、全世界に向けて行われている[2]。主として短波放送だが、近隣諸国向け(および国内の少数民族向け)には中波による放送も行われている。これら外国語プログラムの一部は、外国人向けにテヘランでFM放送も行われている。
なお通常の国際放送の他に、アメリカ合衆国を対象にした英語による"Voice of Justice"(正義の声)、パレスチナを対象としたアラビア語による"Voice of Palestinian Islamic Revolution"(パレスチナ・イスラム革命の声)という特別プログラムを放送している。
IRIBイランイスラム共和国国際放送ラジオ日本語[編集]
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短波による日本語放送は、1999年7月21日に開始された。毎日下記の時間帯 (JST = UTC+9)・周波数で放送が行われている。22:20からの放送は生放送で、05:50からの放送は前日の番組の再放送となっている。2016年6月21日(火)の夜の放送から、放送開始時刻が19:50に変更された。
19:50-20:50 インターネット生放送 17630kHz
05:50-06:50 7355kHz 9765kHz
送信出力は全て500kWである。
- テヘラン市内向け FM放送 【再放送】※イラン時間。
20:50-21:50 99.5MHz
※5:50-6:50 (JST) の放送は、前日19:50-20:50 (JST) の再放送である。
- 番組の流れ
イランイスラム共和国国歌→ ご挨拶・ラジオ日誌→ コーラン→ 本日の番組紹介→ ニュース→ ニュース解説→本日のトピック→ 制作番組(1)→ 制作番組(2)→ 終了
歴史[編集]
- 1940年 - ラジオ・イラン (Radio Iran) 開局
- 1946年 - クルド語放送開始
- 1956年 - 英語放送開始
- 1971年 - イラン国営ラジオテレビ (NIRT: National Iranian Radio & Television) に改称
- 1979年 - イラン革命(イラン・イスラム革命)によってイラン・イスラム共和国放送 (IRIB: Islamic Republic of Iran Broadcasting) に改称
- 1999年 - 日本語放送開始