イアン・ラムゼイ

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イアン・ラムゼイ
名前
本名 イアン・イリンコ・ラムゼイ
Iain Irinco Ramsay
ラテン文字 Iain Ramsay
基本情報
国籍 フィリピンの旗 フィリピン
オーストラリアの旗 オーストラリア
スコットランドの旗 スコットランド
生年月日 (1988-02-27) 1988年2月27日(36歳)
出身地 パース
身長 180cm
体重 78kg
選手情報
在籍チーム タイ王国の旗 プラチュワップ
ポジション MF(LMF)/DF(LB)
背番号 7
利き足 左足
ユース
-2006 ウェールズの旗 ラネリー
2006-2007 スコットランドの旗 グレトナ
2008-2009 オーストラリアの旗 シドニー・オリンピック
2009-2010 オーストラリアの旗 シドニーFC
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010 オーストラリアの旗 シドニーFC 1 (0)
2010 オーストラリアの旗 シドニー・オリンピック 37 (1)
2010-2013 オーストラリアの旗 アデレード・ユナイテッド 80 (11)
2013-2015 オーストラリアの旗 メルボルン・シティ 46 (3)
2015-2016 イランの旗 トラークトゥール・サーズィー 8 (0)
2017 フィリピンの旗 セレス・ネグロス 34 (11)
2018 マレーシアの旗 FELDAユナイテッド 16 (2)
2019 タイ王国の旗 スコータイ 30 (5)
2020- タイ王国の旗 プラチュワップ
代表歴2
2015-  フィリピン 34 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。2019年12月12日現在。
2. 2019年11月19日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

イアン・ラムゼイ英語: Iain Ramsay1988年2月27日 - )は、オーストラリア西オーストラリア州パース生まれのサッカー選手フィリピン代表。ポジションはMFもしくはDF

イアン・ラムジーと表記されることもある。オーストラリアでスコットランド人の父親とフィリピン人の母親から生まれたため、オーストラリア、スコットランド、フィリピンの三重国籍者となっている。

クラブ歴[編集]

シドニー・オリンピックFC[編集]

シドニーFCで選手となったものの、その後ユース時代に在籍したニューサウスウェールズ・プレミアリーグシドニー・オリンピックFCに2010年に加入した[1]

アデレード・ユナイテッドFC[編集]

2010年7月23日には1年契約でAリーグに所属するプロクラブである、アデレード・ユナイテッドFCに移籍した[2]。8月20日のメルボルン・ハーツFC戦ではAリーグ初得点を含む2得点を挙げ、クラブの勝利に貢献した[3]。その後、かつて在籍したシドニーFC相手に得点を挙げて2-1の勝利に貢献した[4]

メルボルン・シティFC[編集]

2013年4月8日にはメルボルン・ハーツFCへの加入が発表された[5]。その後、同クラブはメルボルン・シティFCに名称を変えた。2015年5月13日にクラブから解雇された[6]

トラークトゥール・サーズィーFC[編集]

2015年夏にペルシアン・ガルフ・プロリーグトラークトゥール・サーズィーFCと契約し、同クラブのメンバーとなった。初め2試合で3アシストと云う幸先の良いスタートを切ったが、監督の交代により出場機会が減り、8試合の出場のみに終わった。

セレス・ネグロスFC[編集]

2017年1月、フィリピンのセレス・ネグロスFCへ移籍した[7]フィリピン・フットボールリーグの2017年ファイナルシリーズの決勝戦でハットトリックを達成し、勝利に貢献した。

FELDAユナイテッドFC[編集]

タイのプラチュワップFCと契約し、2018シーズンからデビューすると思われていたが[8]、2018年1月にマレーシアのFELDAユナイテッドFCへの移籍を決断した[9]

スコータイFC[編集]

2019年、スコータイFCに移籍しタイ・リーグ1に初参戦。

プラチュワップFC[編集]

2019年12月12日、以前に加入が噂されていたプラチュワップFCへ移籍。

代表歴[編集]

彼はオーストラリアでスコットランド人の父親とフィリピン人の母親から生まれたため、代表としては3カ国から選ぶ権利を有していた[10]。彼自身としてはオーストラリア代表を志願していたものの、オーストラリア代表からの招集がかからなければフィリピン代表も「素晴らしいオプション」であると述べていた[10]

2015年5月にフィリピン代表として2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選バーレーン代表戦、イエメン代表戦のメンバーに招集された[11]。6月11日のバーレーン代表戦で初出場、16日のイエメン代表戦の74分に初得点を挙げた[12]

上述の通り彼はフィリピン代表に数多いハーフ選手の一人である。2015年に彼は「フィリピン代表のメンバーの多くが純粋なフィリピンの血でない事に疑問を感じる人も勿論いるだろう。ハーフであろうともクォーター、スリークォーターであろうとも我々は自分の事をフィリピン人だと思っているし、国の代表である事に誇りを持っている」と述べた[13]

個人成績[編集]

代表での得点一覧[14]

# 日附 場所 対戦相手 得点 結果 大会
1. 2015年6月16日 カタールの旗 ドーハカタールSCスタジアム  イエメン
2–0
2–0
2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
2. 2016年3月29日 フィリピンの旗 マニラリサール・メモリアル・スタジアム  北朝鮮
3–2
3–2
3. 2016年10月10日 フィリピンの旗 マニラリサール・メモリアル・スタジアム  北朝鮮
1–3
1–3
親善試合
4. 2017年3月28日 ネパールの旗 マニラリサール・メモリアル・スタジアム  北朝鮮
3–0
4–1
AFCアジアカップ2019 (予選)・3次予選

タイトル[編集]

クラブ[編集]

シドニーFC

個人[編集]

  • シドニーFCナショナル・ユースリーグ年間最優秀選手: 2009-10
  • アデレード・ユナイテッドFC新星賞: 2010-11

参考文献[編集]

  1. ^ “Ramsay joins Olympic”. Sydney Olympic. (2010年2月19日). オリジナルの2010年4月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100418081137/http://www.sydneyolympicfc.com/news/2010/03/19/ramsay-joins-olympic/ 2010年3月19日閲覧。 
  2. ^ “Adelaide United sign Sydney young gun”. Adelaide United FC (A-League). (2010年7月23日). http://www.adelaideunited.com.au/default.aspx?s=newsdisplay&id=34322 2010年7月23日閲覧。 [リンク切れ]
  3. ^ Reds notch first win”. A-League (2010年8月20日). 2011年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月23日閲覧。
  4. ^ Adelaide Come from Behind to win”. A-League (2010年10月4日). 2010年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月23日閲覧。
  5. ^ https://twitter.com/MelbourneHeart/status/321121998208110592
  6. ^ “Melbourne City FC can today confirm it has released five players following the conclusion of the Club's Hyundai A-League 2014/15 campaign.”. Melbourne City FC. (2015年5月13日). http://www.melbournecityfc.com.au/article/melbourne-city-fc-player-update/19k672zvafbmn150lj8p6y6o1s 2015年5月24日閲覧。 
  7. ^ “CERES-NEGROS FC UNVEILS NEW SIGNINGS FOR AFC CUP CAMPAIGN”. Ceres FC. (2017年1月17日). http://ceresfootball.com/ceres-negros-fc-unveils-new-signings-for-afc-cup-campaign/ 2018年1月19日閲覧。 
  8. ^ Go, Beatrice (2017年11月1日). “Ceres midfielder Iain Ramsay to join Thai League in 2018”. Rappler. https://www.rappler.com/sports/by-sport/football/187053-iain-ramsay-thai-league 2018年1月19日閲覧。 
  9. ^ Fadly, Oleh Rodly (2018年1月3日). “Ramsay pilih The Fighters [Ramsay chooses The Fighters]” (Bahasa Malaysia). BH Online (New Straits Times Press (M) Berhad). https://www.bharian.com.my/sukan/bola/2018/01/370456/ramsay-pilih-fighters 2018年1月19日閲覧。 
  10. ^ a b Cockerill, Michael (2011年7月23日). “Philippine temptation for Ramsay”. SMH.com.au (The Sydney Morning Herald). http://www.smh.com.au/sport/a-league/philippine-temptation-for-ramsay-20110722-1hsso.html 2011年7月26日閲覧。 
  11. ^ 23-Man Roster for 2018 FIFA World Cup Qualifiers on 11 and 16 June 2015”. Philippine Football Federation (2015年5月25日). 2015年5月25日閲覧。
  12. ^ Philippines vs Yemen”. FIFA.com (2015年6月16日). 2015年6月18日閲覧。
  13. ^ The Philippines' Imported National Football Team”. Vice (2015年10月9日). 2015年10月16日閲覧。
  14. ^ イアン・ラムゼイ - National-Football-Teams.com

外部リンク[編集]