アクリヴィア

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東方正教会では、アクリヴィア(ギリシャ語: ἀκρίβεια, ローマ字表記: akriveia, akribia, akrivia, lit. 正確さ、的確さ)とは、教会法(カノン)を厳格に文字通りに守ることである。

また、アクリヴィアはエコノミア(またはエコノミー)と区別される。エコノミアとは、法の精神を守るために法の文言から裁量で逸脱することである。

教会法(カノン)[編集]

東方正教会の教会法には、アクリヴィアとエコノミアという二つの概念がある。アクリヴィアとは厳しさであり、「反省していない常習的な罪人に与えられるpenanceを厳格に適用すること(時には拡大することさえある)」である。エコノミアは甘さであり、「罪人が反省と悔い改めを示したときに、penanceを慎重に緩和すること 」である。

関連項目[編集]

  • Antinomianism
  • Canon law of the Eastern Orthodox Church
  • Legalism (theology)
  • Oikonomia (leniency, opposite of akribeia)

References[編集]