高遠ダム
高遠ダム | |
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所在地 |
左岸:長野県伊那市高遠町 右岸:長野県伊那市高遠町 |
位置 | 北緯35度49分46秒 東経138度03分47秒 / 北緯35.82944度 東経138.06306度 |
河川 | 天竜川水系三峰川 |
ダム湖 |
高遠湖 (高遠調整池) 【ダム湖百選】 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 30.9 m |
堤頂長 | 76.1 m |
堤体積 | 22,000 m³ |
流域面積 | 377.4 km² |
湛水面積 | 24.0 ha |
総貯水容量 | 2,310,000 m³ |
有効貯水容量 | 500,000 m³ |
利用目的 | かんがい・発電 |
事業主体 | 長野県 |
電気事業者 | 長野県企業局 |
発電所名 (認可出力) |
春近発電所 (23,600kW) |
施工業者 | 株木建設 |
着手年/竣工年 | 1953年/1958年 |
高遠ダム(たかとおダム)は、長野県伊那市高遠町(旧・上伊那郡高遠町)、天竜川水系三峰川(みぶがわ)に建設されたダム。高さ30.9メートルの重力式コンクリートダムで、かんがいと水力発電を目的とする、長野県営の多目的ダムである。ただし、洪水調節機能がないため補助多目的ダムには該当しない。ダム湖(人造湖)の名は高遠湖(たかとおこ)という(ダム湖百選)。
歴史
建設省(現・国土交通省中部地方整備局)は、三峰川の河川総合開発事業の一環として、1952年(昭和27年)より美和ダムの建設に着手した。それと同時期に、長野県も美和ダム建設予定地の下流に高遠ダムの建設を計画した。美和ダムと同時進行で建設が進められた高遠ダムは、1958年(昭和33年)に美和ダムよりも一足早く完成した。
周辺
高遠ダム周辺一帯は、ダム湖である高遠湖や、上流の美和ダム(美和湖)とともに三峰川水系県立自然公園に指定されている。2005年(平成17年)には旧・高遠町の推薦により、高遠湖ならびに美和湖がダム湖百選に選ばれた。ダム右岸には名城・高遠城がある。高遠城址公園に通じる橋から高遠湖全景を見渡すことができるほか、湖畔にはホテルなどが建ち、観光地となっている。桜の名所としても有名であり、中央自動車道・伊那インターチェンジから国道361号を東へ進む道は、春になると相当の混雑振りを見せる。
高遠湖の水は、ダムから10キロメートルほど離れた場所にある長野県企業局の水力発電所・春近発電所(はるちかはつでんしょ)に送水され、最大2万3,600キロワットの電力を発生する。発電に使用した水は天竜川へと放流されている。
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放流中の高遠ダム
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春近発電所
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春の高遠城