隅返
概要
相手を前に崩し、仰向けに身を捨てつつ片足の甲を相手の内股に当てて跳ね上げ、頭越しに投げる技。 巴投と混同しやすいが、巴投は足裏を相手の下腹に当てて投げる技で、この点で区別できる。
発声せずに失敗すると自分が投げられたように見えてしまうことや、読まれて大内刈・小内刈などを合わせられると打つ手がないといった弱点は他の捨身技同様である。
リスクを持つ捨身技でありながらこの技を主力とする珍しい選手としては、旧ソ連のグリゴリー・ベリチェフやハンガリーのイムレ・チョス、最近ではベラルーシのユーリー・リュバク等がいる。特にリュバクは2005年の嘉納杯において、4戦連続で隅返による一本勝ちを収めている(合わせ技含む)。
河津掛のように足をからませて横に投げる方法もあり、最近の国際大会で多用されている。
投の形
投の形の真捨身技の3本目にある。