知手駅

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知手駅
知手駅付近。側線は撤去されている(2010年6月)
しって
SHITTE
神栖 (6.3 km)
(2.8 km) 奥野谷浜
所在地 茨城県神栖市東和田
北緯35度52分58.5秒 東経140度42分0.6秒 / 北緯35.882917度 東経140.700167度 / 35.882917; 140.700167座標: 北緯35度52分58.5秒 東経140度42分0.6秒 / 北緯35.882917度 東経140.700167度 / 35.882917; 140.700167
所属事業者 鹿島臨海鉄道
所属路線 鹿島臨港線
キロ程 16.4 km(鹿島サッカースタジアム起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1970年(昭和45年)7月21日
廃止年月日 不明
備考 貨物専用駅
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知手駅(しってえき)は、茨城県神栖市東和田にあった鹿島臨海鉄道鹿島臨港線貨物駅である。

歴史

駅が廃止された詳細な時期については不明。ただ、2014年の時点ですでに当駅を廃駅と紹介している書籍がある[2]。また『JR貨物時刻表』では、2017年度版まで路線図上に車扱臨時貨物駅として記載があったが[3]、2018年度版では駅そのものの記載がなくなっている[4]。『鉄道要覧』では平成21年(2009年)度版まで路線図に当駅の記載があったが[5]、平成22年(2010年)度版以降は記載がない。

駅概要

地上駅で、臨時の車扱貨物の取扱駅であり、神栖駅と奥野谷浜駅を結ぶ貨物列車運転停車を行った[6]

かつては、駅周辺に工場がある旭硝子(現・AGC)や鹿島ケミカル、旭電化工業(現・ADEKA)、クラレ、鐘淵化学工業(現・カネカ)の専用線がそれぞれ駅から分岐していた[7]が、これらはすべて廃止されている。このうち旭硝子専用線が最後まで使用され、液化塩素の発送があった。

かつての旅客営業運行では、鹿島港南駅が閉塞の境となっていなかったことから、車庫のある神栖駅からここまで旅客車両を出庫回送した上で折り返していた。

駅周辺

  • ADEKA鹿島工場
  • 関東珪曹硝子鹿島工場
  • 鹿島ケミカル
  • 鹿島南共同発電所
  • カネカ鹿島工場
  • AGC鹿島工場

隣の駅

鹿島臨海鉄道
鹿島臨港線
神栖駅 - 知手駅 - 奥野谷浜駅

脚注

  1. ^ a b c 『鹿島臨海鉄道株式会社30年史』 鹿島臨海鉄道、2003年
  2. ^ 川島令三『東北ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 常磐エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2014年、86頁。ISBN 978-4-06-295169-2 
  3. ^ 「貨物取扱駅コード図表」『JR貨物時刻表 平成29年3月ダイヤ改正』鉄道貨物協会、2017年、59頁。全国書誌番号:22860343 
  4. ^ 「貨物取扱駅コード図表」『JR貨物時刻表 平成30年3月ダイヤ改正』鉄道貨物協会、2018年、59頁。全国書誌番号:23038233 
  5. ^ 国土交通省鉄道局 監修鉄道要覧』(平成21年度)電気車研究会、2009年9月、301頁。ISBN 978-4-88548-113-0 
  6. ^ 郷田恒雄 「全国の現役機関車をめぐって 民営鉄道の電気機関車・ディーゼル機関車はいま... -その17-」『鉄道ファン』572号、交友社、2008年10月
  7. ^ 「昭和58年版専用線一覧表」『トワイライトゾーンMANUAL 6』 ネコ・パブリッシング、2005年

関連項目