炭酸水素カリウム
炭酸水素カリウム | |
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IUPAC名 | 炭酸水素カリウム |
別名 | 重炭酸カリ |
組成式 | KHCO3 |
式量 | 100.1 g/mol |
形状 | 無色結晶、白色粉末 |
CAS登録番号 | [298-14-6] |
密度と相 | 2.17 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | 32.2 g/100 mL (20 °C) |
融点 | 100-200 °C(分解) |
炭酸水素カリウム(たんさんすいそかりうむ、Potassium bicarbonate)は化学式KHCO3、式量100.1のカリウムの炭酸塩。
常温常圧では無色の固体で、水溶液は弱塩基性を示す。水酸化カリウムと一当量の炭酸を反応させることで得られる。熱すると二酸化炭素を放出して炭酸カリウムとなる。
粉末化し、流動性付与剤として無水ケイ酸やホワイトカーボンを加え、防湿剤として金属石鹸やシリコーンオイルをコーティングしたものが消火剤として用いられる。消防法施行規則第21条の規定による第二種粉末消火薬剤であり、炭酸水素ナトリウムと見分けやすくするため、紫色に着色するよう定められている。炭酸水素ナトリウム同様B火災(油火災)とC火災(電気火災)に適応している。日本では主に旭硝子や東京応化工業などで生産されている。