椿峠 (福井県)
椿峠(つばきとうげ)は福井県三方郡美浜町にある峠である。標高は91m。
概要
現在この峠の直下には椿トンネルが貫通しており、そこを国道27号が走っている。また若狭広域農道の坂尻トンネルも広義とすれば椿峠の下を貫いている。歴史的には大変重要な峠で若狭国の東端を固める自然の要塞として機能してきた。敦賀市と美浜町を分ける関峠よりもより西側にあり国吉城を長く守ってきた。西の吉坂峠と並んで若狭の歴史上重要なポイントとして挙げられるだろう。また地理的には福井県に名前の残る峠の中で最も標高が低い峠としても有名である。
道路状況
トンネルが貫いており、道路状況は良い部類に入る峠である。特に若狭広域農道側の坂尻トンネルは近年掘られたトンネルということもあり、非常に明るく走りやすい。国道27号側は2009年3月に美浜東バイパスが全線開通し、この椿トンネルの西側まで延伸した。つまり将来的に現在の椿トンネルは国道指定から外れる可能性が高く、バイパス側に国吉城トンネルが開通して国吉城トンネルが新たに椿峠直下のトンネルとなる。