植松恵美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
植松 恵美子
うえまつ えみこ
生年月日 (1967-11-13) 1967年11月13日(56歳)
出生地 香川県高松市
出身校 神戸大学教育学部
所属政党民主党→)
無所属→)
希望の党
称号 教育学士
公式サイト 【公式】 うえまつ恵美子(植松恵美子)

日本の旗 参議院議員
選挙区 香川県選挙区
当選回数 1回
在任期間 2007年7月29日 - 2013年7月28日
テンプレートを表示

植松 恵美子(うえまつ えみこ、1967年11月13日 - )は、日本政治家。元参議院議員(1期)。三木町副町長。旧姓は木村[1]

来歴[編集]

香川県高松市中間町生まれ。高松市立一宮小学校高松市立香東中学校香川県立高松高等学校をそれぞれ卒業し、1990年3月に神戸大学教育学部を卒業する。4月に松下電器産業株式会社へ入社して8月に退社する。9月に実家が経営する北四国クレーン株式会社に入社して移動式クレーン免許、大型特殊車両運転免許をそれぞれ取得し、2001年に温泉施設を運営する有限会社[2]「きらら」の取締役社長に就任した。

政界へ[編集]

2003年11月の第43回衆議院議員総選挙の香川1区に元総務官僚の小川淳也民主党公認で立候補。植松の弟が小川と同級生だったことから選挙の手伝いを行うが、小川は落選。敗戦のくやしい思いから自ら選挙に打って出ることを決断[3]2004年第20回参議院議員通常選挙に、民主党公認で香川県選挙区から立候補して197370票を得るが、自由民主党公認の山内俊夫の204392票に僅差で敗れて落選した。

2007年第21回参議院議員通常選挙に、再び民主党公認で香川県選挙区から立候補し、自由民主党真鍋賢二環境庁長官を破り初当選した。

2009年5月11日、小沢一郎が民主党代表辞任を表明[4]。小沢の辞任に伴う代表選挙(5月16日投開票)では鳩山由紀夫の推薦人に名を連ねた[5]

2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で民主党は議席を「231」から「57」に減らし、野田佳彦代表は同日夜、引責辞任を表明[6]。野田の辞任に伴う代表選挙(12月25日投開票)では馬淵澄夫の推薦人に名を連ねた[7]

2013年2月22日に民主党へ離党届を提出[8]して離党したが、会派「民主党・新緑風会」に残留した。

2013年の第23回参議院議員通常選挙に、無所属で香川県選挙区から立候補したが[9]、自由民主党公認で新人の三宅伸吾に敗れて落選した。

2015年1月1日に、香川県木田郡三木町長の筒井敏行から打診されて、任期4年間の副町長に就任した[10][11]

2017年2月に酒気帯び運転現行犯逮捕された三木町上下水道課係長の公判で、減刑を求める嘆願署名に参加した[12]

2017年9月30日に「一身上の都合」を理由として三木町の副町長を辞職[13]した。

2017年10月22日開票の第48回衆議院議員総選挙に、希望の党公認で東京6区から立候補したが、前職の2人に敗れて得票率は17パーセントで比例復活できなかった[14]

2020年12月、北四国クレーン株式会社代表取締役に就任。

人物[編集]

  • 香川県で初の女性クレーン運転手である。
  • キャッチコピーは、「香川から日本の未来をつくる-母・女性・人として、いつも挑戦を-」。
  • トレードマークはオレンジ色のジャケットで、公の場では常に着用している
  • 2013年参議院選挙立候補者に対する毎日新聞のアンケートに、憲法改正反対、9条改正反対、集団的自衛権行使のための憲法解釈見直しに反対、と答える。社民党と憲法理念協定を結ぶ護憲派である。
  • 2017年の朝日新聞のアンケートに、選択的夫婦別姓制度導入に賛成、としている[15]

脚注[編集]

  1. ^ うえまつ恵美子 活動日記: 2006年11月26日
  2. ^ 後に株式会社へ改組する。
  3. ^ 第80回 植松恵美子議員”. みわちゃんねる突撃永田町!! (2009年). 2021年3月25日閲覧。
  4. ^ “小沢民主党代表の辞任報道:識者はこうみる”. ロイター. (2009年5月11日). https://www.reuters.com/article/idJPJAPAN-37932320090511 2021年11月30日閲覧。 
  5. ^ 2009年5月16日 民主党代表選 推薦人名簿”. 江田五月 - 新たな出発. 2021年11月27日閲覧。
  6. ^ “野田首相、民主党代表辞任を表明 「最大の責任は私に」”. 朝日新聞. (2012年12月16日). http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212160137.html 2021年11月29日閲覧。 
  7. ^ “馬淵氏と海江田氏の推薦人 民主代表選”. 日本経済新聞. (2012年12月25日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2500L_V21C12A2EB1000/ 2021年11月29日閲覧。 
  8. ^ “民主に愛着、今後も協力…離党届の植松恵美子氏”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年2月23日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/wJWuS 2013年2月23日閲覧。 
  9. ^ “無所属現職VS.3新人”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年7月5日). https://web.archive.org/web/20131016013350/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130705/elc13070502120017-n1.htm 2013年7月5日閲覧。 
  10. ^ “香川)前参院議員の植松恵美子氏、三木町の副町長に”. 朝日新聞. (2014年12月12日). http://www.asahi.com/articles/ASGDC4F9CGDCPLXB008.html 2014年12月14日閲覧。 
  11. ^ 三役プロフィール|三木町役場
  12. ^ “やっと処分 香川・三木町長はなぜ飲酒運転職員をかばった”. 日刊ゲンダイDIGITAL. (2017年9月14日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213448/1 2017年10月4日閲覧。 
  13. ^ 元参議院議員 香川・三木町の植松副町長が辞職 - KSB瀬戸内海放送ニュース
  14. ^ 開票結果 【小選挙区】東京都 - Yomiuriオンライン(衆議院選2017)
  15. ^ 2017年衆院選、候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]