東町 (横浜市)

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東町
根岸駅
東町の位置(横浜市内)
東町
東町
東町の位置
東町の位置(神奈川県内)
東町
東町
東町 (神奈川県)
北緯35度25分4.3秒 東経139度38分15.9秒 / 北緯35.417861度 東経139.637750度 / 35.417861; 139.637750
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県
市町村 横浜市
磯子区
町名制定 1965年(昭和40年)7月1日
面積
 • 合計 0.159 km2
標高
4 m
人口
2021年(令和3年)7月31日現在)[2]
 • 合計 2,662人
 • 密度 17,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
235-0005[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜

東町(ひがしちょう)は、神奈川県横浜市磯子区町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済み区域。

地理

磯子区北東部に位置する。北辺で中区根岸旭台、東で中区根岸町、南で鳳町、西で西町と接する。根岸線根岸駅北側の駅前市街地にあたる。町域内を東西に横断する横浜市主要地方道82号山下本牧磯子線(本牧-八幡橋線)の北側は、一戸建てを中心とした住宅地となっている。本牧-八幡橋線はかつての海岸線に相当し、ここより南側は埋立地にあたり、この埋め立て地部分には大規模な商業施設や集合住宅が配置されている[5]

歴史

沿革

  • 1933年昭和8年)4月1日 - 磯子区西根岸町を以下に分割した。芝生町、西根岸下町(現・下町)、西根岸坂下町(現・坂下町)、西根岸馬場町(現・馬場町)、西根岸上町(現・上町[6][7]。現在の東町は、このうち芝生町の一部にあたる[6]
  • 1940年(昭和15年)4月1日 - 芝生町を廃止し、中根岸町と鳳町を新設した[7]。現在の東町は、中根岸町の東半にあたる[6]
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 横浜市電の間門~八幡橋開業[8][9]。町内を市電が通るようになる。
  • 1964年(昭和39年)5月19日 - 国鉄根岸線が開業し(桜木町駅から磯子駅まで)[8]、町内に根岸駅が開設される。
  • 1965年(昭和40年)7月1日 - 中根岸町を廃止し、東半分を東町、西半分を西町とした。二町とも新設[8]
  • 1968年(昭和43年)8月31日 - 横浜市電の町内を通る区間が廃止[8]

世帯数と人口

2021年(令和3年)7月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
東町 1,373世帯 2,662人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 2,450人 [10]
2000年(平成12年) 2,448人 [11]
2005年(平成17年) 2,227人 [12]
2010年(平成22年) 2,434人 [13]
2015年(平成27年) 2,336人 [14]

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 956世帯 [10]
2000年(平成12年) 1,042世帯 [11]
2005年(平成17年) 967世帯 [12]
2010年(平成22年) 1,113世帯 [13]
2015年(平成27年) 1,159世帯 [14]

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[15]

番地 小学校 中学校
全域 横浜市立根岸小学校 横浜市立根岸中学校

事業所

2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]

町丁 事業所数 従業員数
東町 117事業所 1,204人

交通

鉄道

町域内にJR東日本根岸線根岸駅が設置されている。

バス

  • 根岸駅前
    • 根岸駅前がバスターミナルとなっている。
      • 横浜市営バス 21・54・58・78・91(急行のみ運転)・97・101・103系統・133・135・273(ふれあいバス)・361(21系統の深夜バス)・366系統(103系統の深夜バス)
  • 東町
    • 山下本牧磯子線上にある。急行(54・97系統のそれぞれ一部)と急行のみ運転の系統(91系統)は通過する。
      • 横浜市営バス 21・54・58・97・101・103系統・273(ふれあいバス)・366系統(103系統の深夜バス)

道路

施設

かつて存在した施設

  • 間門飛行場 - 磯子区と中区にまたがる。1945年9月に米軍が接収した海側の土地に、一時開設されていた小型飛行機用の飛行場[18]。1959年から始まる根岸湾の大規模埋立の前のことであり、北端は本牧・八幡橋間の大通りに接し、南端は現在の根岸線に接する範囲だった。東西に長い飛行場だった。鳳町にあった根岸飛行場を含めて、間門飛行場と呼んでいたという説もある[19]。接収の解除は、1955年3月から1960年6月にかけて段階的になされた。
  • 酪農場が、1980年代まで存在していた(東町6。大聖院の近く)。牛舎が道路に面していたので、餌を食べる乳牛の姿が道路から見えた。

その他

日本郵便

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 磯子警察署 根岸駅前交番

記念碑

  • 根岸湾埋立記念碑 - 1965年(昭和40年)、根岸湾漁協により根岸駅前に建立された(改札口のすぐ前)。根岸湾漁業協同組合は当初、根岸湾埋立の反対運動を行っていたが、1959 年に街の発展に協力する為に埋立に同意したことを示す記念碑。この地が根岸湾埋立起工式の行われた場所であったと記されている[8][22]

マスメディアへの登場

・テレビ朝日の紀行番組「ちい散歩」で、地井武男が根岸駅、東町を訪れている。根岸編、2011年9月13日放送[23]

脚注

  1. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  2. ^ a b 令和3年(2021) 町丁別人口(住民基本台帳による)” (XLS). 横浜市 (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  3. ^ a b 東町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 東町町内会、2012年6月1日閲覧。
  6. ^ a b c 統計便覧磯子2004、磯子区役所、P6。
  7. ^ a b 磯子区歴史年表 昭和2年~20年磯子区総務部
  8. ^ a b c d e 磯子区歴史年表 昭和21年~45年磯子区総務部
  9. ^ 「神奈川ニュース」セレクション 1-02 市電根岸線の開通(昭和30年4月
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021-08-08]閲覧。
  16. ^ 平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ a b 根岸周辺-磯子区役所区政推進課(広報相談係)[リンク切れ]、2012年6月1日閲覧。
  18. ^ 根岸湾にあった3つの飛行場 - タウンニュース2018年5月10日号
  19. ^ 横浜にかつてあった四つの飛行場はまれぽ.com
  20. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  21. ^ 神奈川県警察 磯子警察署ホームページ 交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。
  22. ^ 磯子の歩み9 横浜市会議員 関勝則
  23. ^ ちい散歩コース

関連項目

外部リンク