坂崎千春

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坂崎 千春さかざき ちはる1967年12月29日 - )は、日本絵本作家千葉県出身。御茶の水美術学院を経て東京藝術大学美術学部デザイン学科に入学[1]、同大学を卒業。

人物紹介

文房具会社のデザイナーを経て、フリーのイラストレーター・絵本作家となる。趣味は「寝ること」、「通販のカタログ見ること」。お風呂も好きで、お風呂の中で通販のカタログを見ることが楽しみとのこと。

父親は千葉工業大学の先生だった。幼少時は月に2度は『スヌーピー』のコミックスを土産として買ってきてくれるのを楽しみにしていた(新京成電鉄情報誌「Ciao」2010年10月号14ページによる)。

主な作品

書籍

  • ハッピーバースデー ディア(1997年 ジーシープレス)(ばんばりえとの共著)
  • カニの子どもが本を読んでます(1998年 文渓堂)(文・金森三千雄)
  • 海底列車にのって(1999年 文渓堂)(文・金森三千雄)
  • ひとりぼっちのくま(1999年 フェリシモ出版)(久美沙織との共著)
  • ぴーちゃんの歌 (2000年 青春出版社
  • 捨て犬のココロ(2001年 WAVE出版)(写真・藤本雅秋)[2]
  • ワンワンワン 捨て犬たちの小さなおはなし(2002年 WAVE出版)[2]
  • ずっと、あなたのそばにいるよ(2003年 リヨン社)
  • うさぎのひなぎく(2003年 WAVE出版)[2]
  • うさこちゃん(2003年 WAVE出版)(写真・藤本雅秋)[2]
  • 回文の国へようこそ(2003年 中央公論社)
  • ツボ指圧(マッサージ)でわんこ元気!(2003年 幻冬舎)(文・石野孝)
  • 授かる 不妊治療と子どもをもつこと(2004年 朝日新聞社)(文・堤治)
  • ひみつのお茶会(2004年 集英社
  • 100万匹目の羊(2004年 中央公論社)[3]
  • きっと、自分を好きになれる(2004年 PHP研究所)(文・山崎房一)
  • ねえ、マリモ(2005年 講談社)(文・やまだけいた) [4]
  • 金魚の恋(2005年 中央公論社)
  • クウネルがゆく(2005年 マガジンハウス[3]
  • ゆるハムさん(2005年 WAVE出版)(写真・藤本雅秋)[2]
  • 片想いさん(2006年 WAVE出版)[2]
  • まんまるちゃん(2008年 WAVE出版)(写真・藤本雅秋)[2]
  • ペンギンさん、うさこ、パンダちゃんの女子ゴコロ(2011年 オレンジページ
  • まみむめもんち(2012年 小学館)(小学館の幼児向け雑誌「ベビーブック」「めばえ」「幼稚園」にて2011年4月号から連載)[5]
  • 迷子の星座たち(2014年 祥伝社[6]

ペンギンシリーズ

  • ペンギンゴコロ(1998年 文渓堂)
  • ペンギンスタイル(1999年 文渓堂)
  • ペンギンジャンプ(2000年 文渓堂)
  • 恋するペンギン(2003年 ぴあ)(鎌倉文也との共著)
  • ペンギンブック(2006年 幻冬舎)
  • ペンギンのゆうえんち(2008年 幻冬舎、2014年 WAVE出版)[3]
  • ペンギンの恋日和(2008年 河出書房新社)(写真・鎌倉文也)[3]
  • ペンギンのおかいもの(2014年 WAVE出版)[2]

キャラクター

装丁

  • 今昔秀歌百撰 発行所 特定非営利活動法人 文字文化協會[7] 

ペンギン

坂崎千春(さかざきちはる)の代表キャラクターの1つにペンギン(モデルはアデリーペンギン)がある。

2001年に、千春が描いたペンギンは東日本旅客鉄道(JR東日本)の非接触型ICカードSuicaキャラクターとして有名になるが、それ以前から絵本は出版されていた。

1998年の「ペンギンゴコロ」にはじまり、1999年の「ペンギンスタイル」、2000年の「ペンギンジャンプ」(以上3冊文溪堂刊)、2005年の「ペンギンのおかいもの」、2006年の「ペンギンブック」(以上2冊幻冬舎刊、「ペンギンのおかいもの」に関しては現在WAVE出版から発売している)がある。「ペンギンゴコロ」「ペンギンスタイル」「ペンギンジャンプ」に登場するペンギンは名前がないが、「ペンギンのおかいもの」では「スイッピ」と名づけられている。同作品には「ちびすけ」という雛鳥のペンギンもスイッピの弟として登場している。

作者が同じで似ていることからSuicaのキャラクターであるSuicaのペンギンを「スイッピ」と呼ぶ人も中にはいるが、作者インタビューにもあるとおり「最初に作ったときから名前をつけていません」とのことであり、これは明らかな誤りである。

関連項目

外部リンク

脚注