地域リーグ (女子サッカー)
地域リーグ (女子サッカー) | |
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加盟国 | 日本 |
大陸連盟 | アジアサッカー連盟 |
創立 | 1966年 |
リーグレベル | 第4部 |
上位リーグ | 日本女子サッカーリーグ |
下位リーグ | 都道府県リーグ |
2017年の地域リーグ (女子サッカー) |
日本における女子サッカーの地域リーグ(ちいきリーグ)は、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)と都道府県リーグの間に位置するカテゴリの社会人リーグである。全国を9つのブロックに分け、各々の地域でリーグ戦を開催している。
概要
日本初の女子サッカークラブが1966年に結成され試合が開催されると、リーグ開催への機運が高まり1970年代には関西女子サッカーリーグが創設された[1]。この当時はまだ、全日本女子サッカー選手権大会や日本女子サッカーリーグは開催されていなかった。
その後1989年に日本女子サッカーリーグが創設されると、1990年代から2000年代にかけて各地方のリーグが次々に創設、整備された。
女子サッカーの地域リーグは男子の地域リーグと異なり、上のカテゴリにJFLのような全国リーグがなく、カテゴリとしては4部リーグに位置づけられる。また、社会人リーグではあるが、各地方のリーグには高等学校の女子サッカー部など18歳以下の選手で構成されるチームが多く参加している点も男子と異なる。
2015年現在、北海道、関東地方、東海地方、北信越地方、関西地方、中国地方、四国地方、九州地方でリーグが開催されている。
北信越地方では、2001年から2008年まで9チームの1回戦総当り制による北信越女子サッカーリーグが開催されていた[2]が、リーグの見直しが行われ、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県より各1チームが参加して4月から7月まで1回戦総当り制で戦うプレ大会を経て2014年よりリーグ戦として開催されている[3]。
東北地方では、リーグ戦は行われておらず、代わりに青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県の6県のサッカー協会により選出された8チームがトーナメント方式で争う東北地区女子サッカークラブ選手権大会が開催されている[4]。2019年より東北女子サッカーリーグが発足される予定である[5]。
リーグ編成・大会方式は地域毎に異なり、参加クラブ数も4チームから12チームまで様々である。また、開催形式もチーム数に合わせ2回戦総当り制を採用している地方、1回戦総当り制の後に順位決定戦を開催する地方、前後期制を採用する地方など様々である。
昇格
地域リーグから全国3部リーグであるチャレンジリーグに加盟するためには、書類審査、理事会による承認を経て加盟相当とされた上で、チャレンジリーグ入替戦予選大会で上位2位以内に入り、さらにチャレンジリーグ下位2チームとの入替え戦に勝利する必要がある[6]。(おそらく、書類審査の際に地域リーグでの成績も審査基準になると思われる)
なお2012年度については、2013年度よりチャレンジリーグのチーム数を12から16に拡大することから、最大4チームがチャレンジリーグに自動昇格し、さらに最大2チームがチャレンジリーグのチームとの入れ替え戦に参入する[7]。
リーグ編成(2018年)
リーグ名称 | 創設 | 1部チーム数 | 下位リーグ |
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北海道女子サッカーリーグ | 2006年 | 6 | 地区リーグ |
東北女子サッカーリーグ | 2019年 | 9 | 青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島 |
関東女子サッカーリーグ | 1995年 | 8 | 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨 |
北信越女子サッカーリーグ | 2014年 | 7 | 新潟、富山、石川、福井、長野 |
東海女子サッカーリーグ | 2000年 | 6 | 静岡、岐阜、愛知、三重 |
関西女子サッカーリーグ | 1970年代 | 10 | 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 |
中国女子サッカーリーグ | 2002年 | 10 | 鳥取、島根、岡山、広島、山口 |
四国女子サッカーリーグ | 2006年 | 6 | 徳島、香川、愛媛、高知 |
九州女子サッカーリーグ | 1998年 | 13 | 福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
脚注
- ^ 東明有美、入口豊、山科花恵、松原英輝「女子サッカーの日米比較研究 (II) - 日本女子サッカーの歴史と現状について -」『大阪教育大学紀要 第IV部門 : 教育科学』第51巻第2号、大阪教育大学、2003年、433-451頁、doi:10.32287/td00001766、ISSN 0389-3472、NAID 110000119533、2022年8月2日閲覧。
- ^ 北信越サッカー協会. “2008事業計画書” (PDF). 2012年4月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 北信越サッカー協会. “2011事業計画書” (PDF). 2012年4月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 第33回東北地区女子サッカー選手権大会 (PDF) - 宮城県サッカー協会
- ^ [東北リーグ]プレ大会が開幕!東北女子サッカーの発展につながるか? - みなサカ、2018年4月18日
- ^ 【リーグ】2011チャレンジリーグ入替戦予選大会のお知らせ 日本女子サッカーリーグ公式サイト、2012年4月20日閲覧。
- ^ “リーグ概要”. 日本女子サッカーリーグオフィシャルサイト. 2012年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月14日閲覧。
関連項目
- 国民体育大会サッカー競技 - 一部チーム・選手が都道府県代表として参加している。
- 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 - 各地方予選大会は地域リーグと同時に開催されることがある。
- 日本女子サッカーリーグ
- なでしこリーグ準加盟制度
- 地域リーグ (男子サッカー)