四つ子ぐらし
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| 四つ子ぐらし | ||
|---|---|---|
| 著者 | ひのひまり | |
| イラスト | 佐倉おりこ | |
| 発行日 | 2018年10月 | |
| 発行元 | 角川つばさ文庫 | |
| ジャンル | 児童文学 | |
| 国 |
 日本 | |
| 言語 | 日本語 | |
| コード | ISBN 9784046318404 | |
 ウィキポータル 文学 | ||
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『四つ子ぐらし』（よつごぐらし）は、ひのひまりによる児童文学シリーズ。第6回（2017年）角川つばさ文庫小説賞の特別賞を受賞し、角川つばさ文庫より2018年10月から発行されている。挿絵は佐倉おりこ。挿絵も担当している佐倉おりこの作画によって2021年2月からコンプティーク（ヨメルバでも掲載[1]）にてコミカライズ[2]。同年3月にはYouTubeのKADOKAWA児童図書チャンネルにてボイスドラマが、同年9月にはKADOKAWAオフィシャルチャンネルにてボイスコミックが配信された。
あらすじ
両親も親戚もおらず、児童養護施設で暮らす宮美三風は12年間一人ぼっちだと思っていたが、ある日、国の福祉省の人間から実は四つ子であることを告げられる。それぞれ別の場所で育った四姉妹が、福祉省が進める「中学生自立練習計画」の下、ひとつ屋根の下で共に暮らすことになり、思わぬすれ違いを生みながらも姉妹生活が始まる。
登場人物
声優名はボイスドラマ版 / ボイスコミック版の順に記載。
宮美家
物語開始時点の13年前の4月25日[3]に各地の施設に預けられた一卵性の四姉妹。血液型はA型。長らく別々の場所で育つが「中学生自立練習計画」に参加したことで再会を果たす。母親が株式会社「クワトロフォリア」を経営する四ツ橋家の人間であることが明かされているが、父親は詳細不明。母親は５巻上「初恋の人の正体」で四ッ橋麗の双子の姉：四ッ橋雅だと四つ子たちは知った。名前を長女→次女→三女→四女の順番に並べると、［一二三四］と［花鳥風月］になる。
- 宮美 三風（みやび みふ）
- 声 - 熊倉安理紗 / 花守ゆみり[4]
- 三女。本作の主人公で語り手。一人称は「私」。髪型は三つ編み。[5]まじめで少し内気な性格。三人ともちゃん付けで呼ぶが、一花と二鳥をまとめてお姉ちゃんと呼ぶこともある。五年生の時は手芸クラブで、六年生の時はイラストクラブだった。美術部所属。
- 宮美 一花（みやび いちか）
- 声 - 吉北梨乃 / 東山奈央[4]
- 長女。一人称は「私」。髪型はポニーテール。[6]家事が得意なしっかり者。元不良少女で怒らせると怖い。[7]三人とも呼び捨てで呼ぶ。小学生のころ、ミニバスケの選手だった。バスケ部所属。
- 不良だった頃、バスケや勉強を教えてくれた上嶋千草に憧れている。
- 宮美 二鳥（みやび にとり）
- 声 - 細川美菜子 / 愛美[4]
- 次女。関西弁で喋り、一人称は「うち」。髪型はツインテール。[8]元気いっぱいのムードメーカー。一花のみ呼び捨てで呼ぶが、三風と四月はちゃん付けで呼ぶ。4歳から12歳のころは、大阪の池谷家の養子[9]に入っていた。部活には所属しておらず、陸上部、合唱部、ダンス部に気分で参加している。
- 宮美 四月（みやび しづき）
- 声 - 水谷麻鈴 / 山根綺[4]
- 四女。眼鏡をかけており、[10]一人称は「僕」で、いわゆるボク少女である。髪型はハーフアップ。[11]人見知りだが、成績優秀で推理力抜群。三人とも姉さんと呼ぶ。小学生のころにいじめられ、人付き合いが苦手になっていた。新聞部所属。
四つ子の支援者
四つ子の友人・知人など
- 野町 湊（のまち みなと）
- 声 - 梶田大嗣
- 写真部所属。三風のクラスメイト。写真撮影が趣味。大河内姉弟と幼馴染み。一人称は「俺」。
- 大河内 杏（おおこうち あん）
- 新聞部所属。直幸の双子の姉。自分の意見をハキハキ言う性格。湊と幼馴染み。
- 大河内 直幸（おおこうち なおゆき）
- 新聞部所属。杏の双子の弟。人見知りで眼鏡をかけている。イラストが得意。湊と幼馴染み。二鳥と同じクラス。普段は優しいが、9巻では四月をいじめた早乙女さんに怒りを向けており、怒ると怖い。
- 遠藤 ういな（えんどう ういな）
- 歴史部所属。三風のクラスメイト。のんびり屋な性格。平安時代の暮らしに憧れている。
- 上嶋 千草（うえしま ちくさ）
- 一花が憧れているバスケが得意な人。一花より6年年上。一花と同じ里親さんの家で暮らしていた。
四つ子の親族
- 四ツ橋 麗（よつばし うらら）
- 四つ子の母親を名乗る女性。「クワトロフォリア」社長夫人。
- 実は四つ子の実母・雅の双子の妹で四つ子の叔母。姉や四つ子に複雑な感情を抱く。
- 四ツ橋 桃希（よつばし とうき）
- 麗の長男。李央の双子の兄。アイドルグループ「リュミファイブ」の最年少メンバー「椿吉トウキ」という顔を持つ。
- 四ツ橋 李央（よつばし りお）
- 麗の次男。桃希の双子の弟。父の後継者として育つ。トウキの隠れファン。
- 四ツ橋 雅（よつばし みやび）
- 四つ子の実母。麗の双子の姉。
- 四つ子を身ごもった直後に行方をくらまし[12]、現在は法的に死亡したものと見なされている。
- 18歳を過ぎたころ、妹:麗に「もう、家に戻らない」と電話で伝えた。
シリーズ一覧
- 2018/10 四つ子ぐらし（1）ひみつの姉妹生活、スタート！ ISBN 978-4-04-631840-4
- 2019/02 四つ子ぐらし（2）三つ子探偵、一花ちゃんを追う！ ISBN 978-4-04-631841-1
- 2019/06 四つ子ぐらし（3）学校生活はウワサだらけ！ ISBN 978-4-04-631903-6
- 2019/10 四つ子ぐらし（4）再会の遊園地 ISBN 978-4-04-631906-7
- 2020/02 四つ子ぐらし（5）上 初恋の人の正体 ISBN 978-4-04-631907-4
- 2020/03 四つ子ぐらし（5）下 お母さんとペンダントのひみつ ISBN 978-4-04-631964-7
- 2020/07 四つ子ぐらし（6）夏のキャンプは恋の予感 ISBN 978-4-04-632008-7
- 2020/11 四つ子ぐらし（7）嵐の日は大さわぎ！ ISBN 978-4-04-632009-4
- 2021/03 四つ子ぐらし（8）新学期は事件がいっぱい！ ISBN 978-4-04-632074-2
- 2021/07 四つ子ぐらし（9）四月ちゃんの決意 ISBN 978-4-04-632075-9
- 2021/11 四つ子ぐらし（10）四つ子記者と七ふしぎのナゾ ISBN 978-4-04-632119-0
- 2022/03 四つ子ぐらし （11) 転校生はいとこでアイドル！？ ISBN 978-4-04-632120-6
- 2022/07 四つ子ぐらし （12）秋の遠足と仲直りの方法 ISBN 978-4-04-632166-4
- 2022/11 四つ子ぐらし （13）プレゼントに思いをこめて ISBN 978-4-04-632195-4
漫画版
角川コミックス・エースより発売。
- 2021/09 四つ子ぐらし（1） ISBN 978-4-04-111747-7
- 2022/07 四つ子ぐらし（2） ISBN 978-4-04-112616-5
脚注
- ^ “マンガ「四つ子ぐらし」2月中旬連載スタート！”. ヨメルバ (2021年1月10日). 2021年11月3日閲覧。
- ^ sakura_orikoの2021年1月10日のツイート、2021年11月3日閲覧。
- ^ 出生日が不明なため、この日が四つ子の誕生日ということになっている。
- ^ a b c d comptiqの2021年9月10日のツイート、2021年11月3日閲覧。
- ^ なお、物語開始時は髪を下ろしていた。
- ^ なお、物語開始時は髪を下ろしていた。
- ^ 実際に9巻では、四月をいじめた早乙女さんに向かって「だまれ。失せろ。」と不良少女を思わせる発言をしていた。
- ^ なお、物語開始時は髪を下ろしていた。
- ^ 二鳥曰く「書類の上ではお父ちゃんとお母ちゃんのほんまの子ども、ってことになってた」。
- ^ 1巻の表紙や登場人物紹介のページでは眼鏡をはずした姿も見ることができる。
- ^ 前述の3人とは違い、現在も髪を下ろしているが頭上に三日月のような髪の毛がある。
- ^ 生後間もない三風を預けた女性との関連は不明。
外部リンク
- 四つ子ぐらし | 本 | 角川つばさ文庫
- ボイスドラマ【角川つばさ文庫】 - YouTubeプレイリスト
- 第1話（CV：東山奈央、愛美、花守ゆみり、山根綺 他）【ボイスコミック】【公式】 - YouTube
- 第2話（CV：東山奈央、愛美、花守ゆみり、山根綺 他）【ボイスコミック】【公式】 - YouTube
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