人見知り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
人見知り(ひとみしり)とは、従来は子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。大人の場合は「内気」や「照れ屋」などの言葉をあてるのが標準的であるが、現在では「人見知り」という言葉を大人についてもよく使う。また、コミュニケーション、人付き合いが苦手なことを表す用語として使うこともある。
人見知りが激しいなど個人差の程度はあるが、本来、動物なら本能的に持ち合わせている性質であり、動物の警戒心が激しい様を人に対しては、人見知りが激しいと用いられる。
主に子供に対して使われていた表現だが、少子化による核家族化や、都市部における隣人との希薄さや、ひきこもりの増大などから、若者や大人に対しても幼児化をさす表現として一般的に使われるようになってきた。ただし、これは日本に限ったことではなく主要先進国でも、人見知りが激しい大人は多く見られている。
なお、世間一般的には、人見知りする子供を見て自閉症ではないかと疑いがちだが、実際は逆で、自閉症の患児は通常人見知りをしない。そもそも他人に興味を抱かないことが多く、自分以外の他人(親や友達、街中の人など)をどれも同じだと同一視するような傾向などがあり、乳幼児期に親以外の大人と面識しても人見知りが見られないことが多い。といっても、人見知りをしないからといって自閉症と結び付けるのは早計であり、あくまでも、要素の一つとして参考に留めておくことが望ましい。

