吉ヶ原駅
吉ヶ原駅 | |
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保存されている旧駅舎(2008年) | |
きちがはら KICHIGAHARA | |
◄美作飯岡 (2.9 km) (1.3 km) 柵原► | |
所在地 | 岡山県久米郡柵原町吉ヶ原 |
所属事業者 | 同和鉱業 |
所属路線 | 同和鉱業片上鉄道 |
キロ程 | 32.5 km(片上起点) |
電報略号 | キチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)2月1日 |
廃止年月日 | 1991年(平成3年)7月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う駅廃止 |
吉ヶ原駅(きちがはらえき)は、岡山県久米郡柵原町(現・美咲町)吉ヶ原に位置していた同和鉱業片上鉄道の駅(廃駅)である。
駅構造
三角屋根の木造の駅舎を持つ有人駅だったが、最晩年は駅員配置は朝夕のみで昼は無人駅となっていた。
2面3線の相対式ホームをもつほか、貨物ホームや詰所、操車場があった。
当駅から中鉄バスの路線バスが津山駅との間を結んでいて、同鉄道の路線図にもこの路線が掲載されていた。2020年(令和2年)3月現在も中鉄北部バスによって運行は続けられている。(平日5往復・土日祝日4往復)
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駅舎内
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保存車両と軌道
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保存会による車両走行会
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ホームに入るキハ702
駅周辺
- 火の谷山
- 中国自然歩道
- 本経寺
- 柵原病院
歴史
- 1931年(昭和6年)2月1日 - 開業。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 柵原町成立に伴い、所在地表示が岡山県久米郡柵原町吉ヶ原になる。
- 1991年(平成3年)7月1日 - 路線廃止に伴い廃駅。その後は鉄道代行バスの停留所の待合室として再利用。
- 1998年(平成10年)11月15日 - 柵原ふれあい鉱山公園が開業。
- 2006年(平成18年)3月2日 - 駅舎が登録有形文化財に登録。
廃止後
駅舎より片上方の線路は全て撤去されていたが、一部配線を変更して復元され柵原ふれあい鉱山公園の一施設となっており、展示運転の駅舎として現役で使用されている。
駅構内には計12両が展示・保存され、このうち動態保存されている10両(ディーゼル機関車1両、気動車3両、客車3両、貨車3両)のいずれかが片上鉄道保存会によって毎月第1日曜日に約300mの区間で展示運転を行っている。構内では旧国鉄キハ07形気動車であるキハ702などを使用して、映画撮影やドラマの収録が行なわれたこともある[要出典]。
- ロケの事例(廃止後)
- アキレスと亀 (映画) - キハ702を使用してワンシーンを撮影(2008年2月24日)
- 砂の器‐2011年テレビ朝日製作版において、2011年1月17日と22日に「羽後亀田駅」として撮影。
- マンハント - 構内でワンシーンを撮影。
歴史的な車両を多数動態保存していることから、2015年7月、Google ストリートビューギャラリーの収録がおこなわれた。その後ウェブ上に公開され、車内や構内の閲覧が可能になっている[1]。
2014年11月2日、旧柵原駅側に約130mの線路が復元され、折り返し地点に「黄福柵原駅」(駅舎は駐車場の休憩施設)が設置された[2]。
隣の駅
脚注
- ^ ストリートビュー
- ^ 黄福柵原駅 開業日の記録 - 片上鉄道保存会
関連項目
- 登録有形文化財一覧
- コトラ - 片上鉄道保存会会員の飼い猫で、同会が旧片上鉄道車両の動態保存活動を行う日に「駅長猫」を務めていた(2017年11月に死去)。
- もう逢えないかもしれない - 菊池桃子が歌ったグリコポッキーのCMソング。営業中の当駅でロケが行われた。その際の駅名は「高ヶ原駅」となっていた。
- 飯岡村