ラビリンスの彼方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ツーリン (会話 | 投稿記録) による 2015年7月30日 (木) 15:42個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ラビリンスの彼方
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ニンテンドー3DS
開発元 トライエース
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
プロデューサー 向峠慎吾
ディレクター 勝呂隆之
米山雅基
音楽 三浦憲和
桜庭統
美術 少女の声優戸松遥
人数 1人
メディア ニンテンドー3DS専用カード
発売日 日本の旗 2012年1月19日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
その他 AR機能対応
テンプレートを表示

ラビリンスの彼方』(ラビリンスのかなた)は、コナミから2012年平成24年)1月19日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフトである。

画面構成やフィールドは3DダンジョンRPG的な構成だが、プレイヤーの目の前をノンプレイヤーキャラクターである「女の子」が動き回り、話しかけてくる点が特徴的。

概要

FRONTIER GATE』と同じく、コナミとトライエースの共同制作プロジェクトの一作である。

トライエース初のニンテンドー3DS用タイトルとして開発された。従来の3DダンジョンRPGの要素に加え、「女の子」とのコミュニケーション要素も備えている。

戦闘は特殊な3すくみ構造となっており、フィールド画面からシームレスに移行し、戦闘中も移動することが可能。

また、簡易的なテクスチャ編集ツールが内蔵されており、アイテムを使うことで「女の子」のコスチュームをタッチペンを使い自由にデザインできるほか、ユーザーが用意した画像ファイルによって変更できる。

あらすじ

とあるオンラインRPGを開始したプレイヤーは、進めるうち「ポキーラ」・「ねりけし」・「LiLy」が仲間に参加するなか、チャット機能も利用しながらゲームを楽しんでいた。しかしある程度進んだところで突然、そのゲームとは明らかに違う世界が映し出され、そこにはこちらの画面を覗き込む1人の「女の子」が居た。4人がプレイしていたゲームが異世界に繋がってしまったのだ。

登場キャラクター

女の子
声:戸松遥
繋がってしまった異世界の住人である少女。「魔法が封印されているので近づいてはならない」と言われていた谷に好奇心から近づいて転落し、迷宮に落ちて途方に暮れていたところで4人と出会う。窓のようなものを通してこちらの世界を見ており、4人の表情や視線などは分かる。また、少女の発言もこちらには聞こえるが、こちらのチャット文章や会話は一切伝わらないため、自己紹介の無いままストーリーが進み、結局クリアしても本名が明かされない。当初、異世界の住人ということでプレイヤーたちとはぎこちなかったものの、迷宮からの脱出を共にしていくうちに次第に絆が生まれていく。
プレイヤー
本作品の最初に、オンラインRPGをスタートさせた人物。このオンラインRPGは「スタート者がパーティの操作を行う」というシステムであり、異世界接続後も同じシステムで行動するため、後から参加となった以下の3名の操作もプレイヤーが行っているという設定でゲームが進行する。名前はスタート時に任意設定することとなり、デフォルト設定の名前は無い。
ポキーラ
オンラインRPG2人目の参加者。男性。チャットにおいても敬語を使用する丁寧な性格。メンバー内ではゲームの解説的役割も担当しており、開始当初の操作説明などもしてくれる。
ねりけし
オンラインRPG3人目の参加者。男性。軽い性格の持ち主のようで、時折デリカシーのない発言をしてLiLyを辟易させることもあるが、根は優しく仲間思いである。
LiLy
オンラインRPG4人目の参加者。女性。プレイヤーたちで唯一の女性ということもあり、女の子の変化や心情を敏感に察知する。洞察力もあり、迷宮の謎などにも早い段階から疑問を持つ。
封印されし者
声:子安武人
本ゲームのラストボス。元々は何者かによって迷宮に封印されていたが、実は少女が脱出する過程でだんだん封印を弱めてしまっており、迷宮の最後のエリアを脱出したところで遂に復活してしまう。

外部リンク