ハナ銀行

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ハナ銀行
各種表記
ハングル 하나은행
漢字 하나銀行
発音 ハナウネン
英語 Hana Bank
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ハナ銀行(ハナぎんこう)は、大韓民国に所在した銀行1971年に韓国投資金融として設立され、1991年に銀行へ転換したが、2015年9月1日に韓国外換銀行(KEB)と合併し「KEBハナ銀行」となり韓国で資産規模が最も大きい銀行となった。合併後の存続法人は韓国外換銀行となるが、定款上の法人名は「株式会社ハナ銀行」とし、商号を「KEBハナ銀行」とする。[1] 合併後の新会社のロゴはハナ銀行のものをそのまま使用。

概要

アジア通貨危機以降、ポラム銀行、忠清銀行、ソウル銀行と合併・統合し、国内での預金高は67兆韓国ウォンで第4位。2005年12月、持株会社制に移行し、ハナ金融グループの完全子会社となった。ハナ金融グループの株式は韓国証券取引所(証券コード:86790)、およびロンドン証券取引所に上場している。傘下には証券(ハナ証券、大韓投資証券)、クレジットカード、損害保険等の子会社を有する。ドイツ保険大手、アリアンツから資本を受け入れ、戦略的な提携を行っている。

2012年には、ローンスターから韓国外換銀行株を買い取り、同グループ入り。2015年9月、韓国外換銀行を存続行として同銀行と合併し、「KEB ハナ銀行」に行名を変更。これにより、総資産で現在トップの国民銀行を上回り、国内最大の銀行が誕生することになる。[2]

日本金融庁の分類では「外国銀行」となり統一金融機関コード0480である。東京都千代田区に東京支店を開設していたが、韓国外換銀行との合併により、支店は韓国外換銀行東京支店に統合されることになり、閉鎖された。

中国関連も重視していて、朝鮮族が多く住む吉林省吉林銀行の株式を2008年に取得している。 [3]

大韓サッカー協会(KFA)のスポンサーでもあり、利子の一部が協会の強化費やサポーター支援に充てられる預金口座も提供している。年末に行われる国内No.1クラブチームを競うトーナメント大会、韓国FAカップの冠スポンサーにもなっている。「ハナ」とは韓国語で「一つ」という意味の固有語。

参考

外部リンク