デビッド・ウィルソン (アメリカンフットボール)

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デビッド・ウィルソン
David Wilson
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基本情報
ポジション ランニングバック
生年月日 (1991-06-15) 1991年6月15日(32歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗バージニア州ダンビル
身長: 5' 9" =約175.3cm
体重: 205 lb =約93kg
経歴
大学 バージニア工科大学
NFLドラフト 2012年 / 1巡目全体32位
初出場年 2012年
初出場チーム ニューヨーク・ジャイアンツ
所属歴
2012-2013 ニューヨーク・ジャイアンツ
NFL 通算成績
ラン獲得ヤード 504ヤード
平均獲得ヤード 4.4ヤード
TDラン 5回
レシーブ回数 6回
レシーブ獲得ヤード 42ヤード
TDレシーブ 1回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

デビッド・ウィルソン(David Wilson 1991年6月15日- )はバージニア州ダンビル出身の元アメリカンフットボール選手。NFLニューヨーク・ジャイアンツに所属していた。現役時代のポジションはランニングバック

経歴[編集]

プロ入りまで[編集]

高校3年次には、2,291ヤードを走り35タッチダウンをあげて、ゲータレードより、バージニア州の最優秀高校生選手に選ばれている。2009年には、国際アメリカンフットボール連盟オハイオ州カントンで開催したU19世界選手権のアメリカ代表に選ばれ優勝している。この大会で彼は3試合に出場し、33回のキャリーで427ヤードを走り、8タッチダウンをあげてMVPに選ばれている[1]

同年、バージニア工科大学に進学し、全13試合に出場、59回のキャリーで334ヤードを走り4タッチダウンをあげた。2年次の2010年には113回のキャリーで619ヤードを走り5タッチダウンをあげるとともに、15回のキャッチで4タッチダウンをあげている[2]

ライアン・ウィリアムズダレル・エバンズがNFL入りした3年次の2011年には、先発ランニングバックとなり、290回のキャリーで大学記録となる1,709ヤードを走り、9タッチダウンをあげて、アトランティック・コースト・カンファレンスの最優秀攻撃選手、オールアメリカンのセカンドチームに選ばれた[1]

彼は4年次には進級せず、2012年のNFLドラフトにアーリーエントリーすることを表明した[1]

ドラフト前のNFLコンバインの垂直跳び立ち幅跳び、シャトルランで全選手中トップの成績をあげるなど[3]、優れた運動能力を見せた彼は、スカウトたちの注目を浴び、トレント・リチャードソンに次いでその年のランニングバックドラフト候補ベスト5として考えられるようになった[4]

ニューヨーク・ジャイアンツ[編集]

ドラフトでは1巡32位でニューヨーク・ジャイアンツに指名された[3]。5月11日に5年目のオプションを含む4年契約(3300万ドルのサインボーナスを含む)をジャイアンツと結んだ[5]

ダラス・カウボーイズとのシーズン開幕戦で彼はキャリア2度目のランでボールをファンブル、その試合ではその後起用されなかった[6]。10月7日に行われた第5週のクリーブランド・ブラウンズ戦で40ヤードのTDランをあげた[7]。12月9日のニューオーリンズ・セインツ戦では2TDラン、及びキックオフリターンTDをあげる大活躍を見せた[8]。キックオフリターンで合計227ヤードを獲得する活躍でその週のNFC週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれた[9]

2013年、第5週の試合で首を負傷、1ヶ月以上経過しても練習を再開できず[10]、11月7日に故障者リスト入りした[11]。この年5試合の出場で146ヤード、1TD、2ファンブルロストの成績にとどまった[12]

2014年8月6日、首の怪我を理由に引退を表明した[13]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Joe Frollo (2012年1月6日). “Team USA alum David Wilson to enter NFL Draft”. Team USA. 2012年10月9日閲覧。
  2. ^ David Wilson”. hokiesports.com. 2012年10月9日閲覧。
  3. ^ a b Draft Profile”. nfl.com (2012年). 2012年10月9日閲覧。
  4. ^ コンバイン終了、評価を上げた新人RBたちとは?”. NFL JAPAN (2012年3月3日). 2012年10月9日閲覧。
  5. ^ Dan Benton (2012年5月11日). “New York Giants Sign Rookie RB David Wilson to Four-Year Deal”. Sports Media 101. 2012年10月9日閲覧。
  6. ^ コフリンHC、痛恨ファンブルの新人RBウィルソンに言及”. NFL JAPAN (2012年9月7日). 2012年10月9日閲覧。
  7. ^ ジャイアンツ底力発揮、攻守の連携でブラウンズに快勝”. NFL JAPAN (2012年10月8日). 2012年10月9日閲覧。
  8. ^ ジャイアンツがセインツ撃破、新人RBが3TDの大活躍”. NFL JAPAN (2012年12月10日). 2012年12月17日閲覧。
  9. ^ ベンジャミン、ウィルソンが受賞 週間MVPスペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2012年12月13日). 2012年12月17日閲覧。
  10. ^ ジャイアンツ、首負傷のRBウィルソン復帰めど立たず”. NFL JAPAN (2013年11月5日). 2013年11月14日閲覧。
  11. ^ ジャイアンツRBウィルソンが今季終了、ブラウンは復帰”. NFL JAPAN (2013年11月8日). 2013年11月14日閲覧。
  12. ^ ジャイアンツGM、RBウィルソンのエース待遇確約せず”. NFL JAPAN (2014年1月1日). 2014年1月1日閲覧。
  13. ^ Rosenthal, Gregg (2014年8月4日). “David Wilson advised to not play football, placed on IR”. NFL.com. 2014年8月4日閲覧。 [リンク切れ]

外部リンク[編集]

先代
プリンス・アムカマラ
ニューヨーク・ジャイアンツ
ドラフト1巡指名
2012年
次代
ジャスティン・ピュー