ショートプログラム
ショートプログラム(Short Program)は、フィギュアスケートの男子シングル、女子シングル、ペアで行われる種目のひとつ。1989年から1992年シーズンはオリジナルプログラム(Original Program)、1993-1994年シーズンはテクニカルプログラム(Technical Program)と呼ばれた。
歴史
1960年代初頭、男子シングルと女子シングルはコンパルソリーフィギュアとフリースケーティングの2種目、ペアはフリースケーティングの1種目のみで争われていた。
1963-64年シーズンからペアにショートプログラムの前身であるコネクテッドプログラム(Connected Program)を採用し2種目で争われることになったが、男子シングルならびに女子シングルはコンパルソリーフィギュアとフリースケーティングの2種目のままであった。
1972年の札幌オリンピック女子シングルでの論争を契機に、コンパルソリーフィギュアの比重を下げる目的で1972-1973年シーズンから男子シングル、女子シングルにもショートプログラムが導入され、現在に至る。なお、コンパルソリーフィギュアは1989-1990年シーズンを最後に完全に廃止された。
国際スケート連盟ルール
男子シングル
自由に選曲した音楽を用い、「アクセルジャンプ」、「ステップからのジャンプ」、「ジャンプコンビネーション」、「フライングスピン」、「足換えキャメルスピン」もしくは「足換えシットスピン」、「スピンコンビネーション」、「ステップシークエンス」の7つの要素を行う。
女子シングル
自由に選曲した音楽を用い、「アクセルジャンプ」、「ステップからのジャンプ」、「ジャンプコンビネーション」、「フライングスピン」、「レイバックスピン」、「スピンコンビネーション」、「ステップシークエンス」の7つの要素を行う。
ペア
自由に選曲した音楽を用い、「リフト」、「ツイストリフト」、「スロージャンプ」、「ソロジャンプ」、「ソロスピンもしくはペアスピン(隔年で変わる)」、「デススパイラル」、「ステップシークエンス」の7つの要素を行う。